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検閲をいいことにメンバーが口説いてきます。

今日も今日とてレッスン室では櫻坂メンバーがダンスレッスンを受けている隣の部屋では事務作業を行っている。



主に担当をしているのはマネージャー兼メンバーのブログとメッセージの検閲担当だ。


検閲と言っても1人だけでするものでは無いので複数人で担当している中の一人だ。



誤字脱字やその表現は正しいのか、言葉によって誤解を生まないようにしないといけない。



所詮、検閲担当も人間な為見逃してしまう部分や気づかないことだってある。







〇:今日ブログあげるメンバーは...


?:保乃このあと上げたいからチェックお願いするな~?



田村よ。いきなり背後から来られたらビックリするだろうよ、。



〇:もちろん。田村ってブログ頻度多いよな


保:インスタやってない分告知できる媒体少ないってのもあるけど、やっぱブログが好きやからかな~


〇:エラいと思うぞー


保:そう思うなら頭ぐらい撫でてくれてもいいんやで〜♪



〇:はいはい、



〇〇が頭を撫でようとすると...



?:保乃ちゃんの頭撫でる前にわたしの頭撫でてくださーい!


保:ちょっとひぃちゃんっ!


保:今ええとこやったのに邪魔せんといてよ!



ひかるによって頭を撫でようとした右手が阻止される



ひ:保乃ちゃんだけずるいです!


ひ:〇〇さんは贔屓するマネージャーさんだったんですね...


ひ:ひか悲しいです...


〇:べつに贔屓してるつもりは、、


ひ:では、撫でてくださいっ!




そんな頭差し出されても...撫でないですよ...





...





...






『2人とも〜もうすぐでレッスン再開するよー』



保:ちぇ〜結局撫でてくれんかったし、


ひ:これじゃ〜このあとのレッスン力出ないですぅ...


〇:ほらっ、田村のブログ検閲しておくから行っておいで



スタッフさんに呼ばれているのにその場から離れようとしない2人



ひ:〇〇さんにチェックしてもらえるのずるい...


〇:もう、なんでもずるいじゃん...



『あ、〇〇くん。保乃のブログとついでに"天"のトークも見ておいてあげて』


〇:あっはい、了解です。



山﨑のトーク確認っと...





天:『〇〇さんだけのメッセージを特別に送っちゃいますっ!今この写真を保存して#彼女とデートなう に使っちゃっていいんだよ~♡』




保:なんやこれ


ひ:〇〇さんの名前あるけど


〇:この文のままファンの皆さまに送れるわけ...


ひ:ちょっとわたし、天ちゃん呼んできます...!



森田が走って呼びに行ってくれたけど...わざわざ別に大丈夫なのにな...



保:完全に天ちゃん、〇〇さんに好かれようとしてんなぁ


〇:そ、そんな訳...


保:あるやろ


〇:あれじゃ...ぼくの名前のところ、もしかすると皆さんが設定してる名前になるようにするの忘れてただけじゃぁ...


保:ないやろなぁ~


保:最近、気になってるって言ってたしな~


〇:えっ...?


ひ:天ちゃん呼んできましたっ!



田村にどういうことか聞こうとしたがちょうどよく森田が山﨑さんを連れて帰ってきてしまい聞けなかった。



天:〇〇さんどうしたんですか〜?


〇:さっき、山﨑のトークの検閲をしていたんですけど、あのメッセージはなんですか...


天:あれはわたしが〇〇さんに伝えたかったことですよ〜!


〇:なぜ、トークで...


天:だって〜頑なに連絡先教えてくれないじゃないですか〜


天:なので!検閲引っかかる前提で必ず目に入る方法で〇〇さんに愛を伝えました♡


保:たしかにその方法があったか...(ボソッ


ひ:わたしもあとでやってみよ...(ボソッ



2人聞こえてますよ...。



天:天ちゃんの写真保存してくれました~?


〇:そ、そんな検閲担当が出来ないですよ


天:それはしたかったけど出来なかったって意味ですか~?


〇:あ、スマホ...



山﨑は机の上に置いてあったぼくのスマホを取り、


カシャッ...





勝手に自撮りしていた。




天:もぉ〜特別ですよ〜♪


天:〇〇さんのフォルダーが潤いましたねっ♪



ひ:完全に天ちゃんにリードされてる...(ボソッ


保:時には強引さも大事っと...(ボソッ



?:レッスン始まるのにそろそろ3人早くおいでよ


保:あ、"夏鈴ちゃん"


夏:あれはなにしてるの



夏鈴が指を指した方向にはスマホの取り合いを繰り広げている天と〇〇が居た。



ひ:こんなことになる経緯はね...




...





夏:なにそれ...そのトークの使い方ありなの


保:検閲が〇〇さんやったから許されたことやな


ひ:たしかにね~


夏:燃えてきた...


保:...え?夏鈴ちゃんどーしたん...?


夏:わたし以外に〇〇さんのこと好きな人が居たなんて...


ひ:多分だけど...みんな気にはなってるよ?


ひ:保乃ちゃんも好きだし


夏:...はっ...?!//


保:な、なんで言うねん,,,///


保:そんなん言ったらひぃちゃんも好きやろ,,,!


ひ:うるさいうるさいー!


夏:こうなったら...天ちゃんと同じ手口で気を引くしか...!


ひ:ひぃちゃんが勝っちゃうな〜♪


保:保乃だってっ!






...






...








『これで今日のレッスンは終わりになります』




保:ほにょ...つかれたぁ...


ひ:保乃ちゃん保乃ちゃんっ!


保:ひぃちゃん元気ありすぎやろぉ...


ひ:あたりめーよ!



...



ひ:さっ...わたしはこれから...


ひ:元気のあるうちにトークの内容考えて〇〇さんに検閲してもらおうかなぁ~



ひかるはチラチラ保乃見ながら言う。



保:ほにょ...?!...ほ、保乃もすぐ書く...!


夏:わたしはもう書いて〇〇さんのところに送っちゃった



保乃とひかるの間から夏鈴が現れ、2人にマウントを取るように言った



保:はやっ!


夏:こういうのは早い方がいいのよ


保:どういう理論や...?


夏:考えたら負けなのだ。


ひ:暴論だ...


夏:わたしは書き終わったことだし〇〇さんとイチャイチャしてこようかなぁ~


保:夏鈴ちゃんだけずるい!


ひ:早く書かなきゃっ...!






...






...









〇:あ、3人からのトークだ


天:ほぼ同時って珍しくないですか?


〇:山﨑、ぼくの仕事見すぎて覚えてるじゃん...


天:〇〇さんの隣は誰にも譲りませんっ!



天はレッスン終わった直後〇〇が作業している部屋に行き、隣で仕事姿を見ていた。



天:3人のチェックしなくていいんですか?


〇:あぁ..わすれてた...


天:わたしと居たら楽しすぎて忘れちゃいますよね〜♪


〇:はいはい。


天:雑な対応するなあぁ!



隣でわぁーきゃー騒いでいる山﨑は放っておいてトークのチェックと...







ひ:ひかちゃんは付き合ったらたくさんデートしたいタイプなのだ!

意外と写真撮られるのヤじゃないからたくさん撮ってね〜

〇〇にしか見せない表情たくさん見せてあげる...♡






保:休みの日は起きた瞬間からイチャイチャして...1日中ギューしながら生活して...

あ、もちろんお風呂も一緒やで...?

”彼女”保乃の変化に気づいたらすぐ褒めてな...♡





夏:〇〇、好き。メンバー1好きな自信ある。






天:なんですかこれ。


天:さっきのわたしみたいなメッセージばっかですけど...


〇:ぼくが一番聞きたいよ...


天:〇〇さんはわたしが1番じゃなかったんですかっ!



天はあまり隙間がない中でも、向き合うように〇〇の膝の上に座る。



天:前までは妹みたいに接してくれたのに...


天:意外とわたし寂しがり屋なんですよ...



天は〇〇の体に収まるように抱きつく



天:こういう時...頭撫でるのが正解なんですよ...


〇:なんか、、ごめんね...ヨシヨシ...


天:やっと撫でてくれた...//



ガチャッ...



保:たのもぉー!


ひ:わたしたちのトークは来たかぁー!


夏:......


保:なんで、抱きついてん...。


天:〇〇さんが甘やかしてくれたからっ!


天:ね〜!



山﨑、、抱きつきながら煽るのはやめてくれ...。



ひ:愛のメッセージが響かなかったというのかー!


夏:天ちゃんだけ...(ボソッ


天:ねねっ、〇〇さん!私たち相性いいと思うんですっ!


天:このまま私の専属マネージャーやってみませんか?!上の人に言いずらかったら私から言います!!


ひ:ぜったいだめー!



『〇〇くん〜って、あらっ、天抱きついて...』



〇:気にしなくて大丈夫ですよ...


天:えへへっ



『それで、新たに検閲お願いしたい子が居て』


〇:いいですよ誰でしょう...?


『元メンバーなんだけどね、由依の検閲を』


天:由依さん、、?!










~~~~




由:マネージャーさん、来週から始まるトークの件どうなりました〜?


マ:問題なく始めれそうなんだけど...チェックしてくれる人手が足りなくて...わたしも忙しいから大変で...


由:じゃあ他の人に...


マ:それで提案なんだけど、櫻坂の検閲してる方に頼もうかなって


由:もしかして〇〇ですか...?!


マ:知ってるのねじゃあよかった


由:もちろん知ってますよっ!








由:〇〇がチェックしてくれるってことは1番はじめにわたしのメッセージを見るってこと...//


由:モチベーション上がっちゃうなぁ...//





fin.

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