上映中、隣の知らない人と手を繋いでいる。どういう状況...?
ただいま、ずっと前から見たかったホラーを見ています。
守屋監督の作品はもちろん全回収。この監督のホラー映画はたまらないんだよ。
クセになるというか独特な感情を味わうことが出来る。
今作の守屋監督は早々に驚かせポイントを作ってきたのは意外だった。
まだだろうと油断していたあまりに周りの人もみんなビックリしていた。
さすがに驚きますよね...。分かります、分かります。
驚きすぎて、右隣の見知らぬ女の子と手繋いでますもんね。
...
...
なんで?
映画に夢中になっていたものだから考えていなかったが、冷静になると...。
なぜ、僕は女の子と手を繋いでいるんだ?
思い返すと数分前...
~~~~
○:うぉっ...びっくりした...
今作の守屋監督本気だなぁ...
夏:ブルッ...ブルブル...
隣の女の子すごい震えてるけど...これであと数時間持つのかな...
夏:ヒャッ...!
それにしても驚きすぎじゃ...
夏:あ...あのぉ...((ボソッ…
○:は...はい?
夏:右手をお借りしてもいいですか...?
○:は...はぁ...?
○○は夏鈴の質問の意図が分からぬまま右手を差し出す。
ギュッ...
○:はっ...?!
夏:上映中はお静かに...ですよ...。
○:す...すみません...。
な...なんで握ってきたんだ...?
夏:...♪
すごい急に楽しそうに見てるし...
相当安心感あるのかなぁ...
スルスル…
ギュ…
え。いつの間にか恋人繋ぎになってるし。
〇:あ、あの…。
夏:なんでしょう。
ウッ…。なんと言う真っ直ぐな瞳…
〇:やっぱり、守屋監督の作品怖いですか…?
夏:うーん…今は大丈夫です,,,//
人ってこんなに顔赤くできるんだと思うぐらい真っ赤にしている。
...
...
結局、終演までずっとお隣さんと手を繋いでいた
夏:怖かったけど、面白かったですね?♪
〇:面白かったですけど…いいんですか?
今の状況的に男女が手を繋ぎながらスクリーンから出てくる。
客観的に見るとこれは“カップル”だ
夏:いいんです♪だって手を繋いだら付き合ってるもんじゃないですか♪
〇:え…?
夏:だって友達が言ってましたもん…
~~~~
保:あんなぁ、夏鈴ちゃん
夏:保乃ちゃん、どうしたの?
保:気になる人と手繋いだら、もうカップルなんやで
夏:何言ってるの…?
保:ホンマやからな?!保乃はそれで付き合ってんから!
夏:ぜったい嘘だ。
保:嘘ちゃうって!嘘やて思ってやってみ!
夏:まぁ…やってみる…。
保:彼氏できたら会わしてな♡
~~~~
夏:って言われました…。
〇:すごい純粋な方なんですね…
夏:わたし…変ですよね…。
夏鈴はあからさまに落ち込み手を離す。
〇:好きです。
夏:はい….?
〇:ぼく、純粋な方好きです。
夏:そ…それって,,,///
〇:教えてくれた友達に感謝しに行きましょ!
夏:ふ…ふえぇぇぇぇ?!?!
fin.