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朝、目が覚めるとそこにはなぜか推しメンがいる...。

ひ:『急に寒くなったね!みんな体調に気をつけて過ごすんだよー!今日もお疲れ様·͜·』







1日の仕事が終わり。推しメンからのトークを見ることが一番の癒し。


仕事と言っても専業主夫なんですがね。

ウチの妻は、主に雑誌モデルをしていてます。



そんな話はさておき。




〇:体調を気遣ってくれるなんて...るんちゃんどんだけ優しいのだ...



ピコン



新たに櫻坂46メッセージに通知が来た。



〇:ほのすからだっ



実はるんちゃんだけでなく、ほのすのトークも取っている。
 



保:『好きな人のことを思いながら寝たら夢に出てくるらしいで〜?

このメッセージ見た人は保乃のこと考えて寝てな〜?

夢で待ってるで(
¨̮ )』






〇:こう言われたなら、ほのすのこと考えて寝ますとも。



るんちゃん、ごめん



今日はほのすの夢を見て、癒されたいので、
ほのすの動画を垂れ流ししながら寝ます。












~~~~










保:3年ぶりの写真集撮影楽しみなんですけど...緊張してますっ...





〇:ほのすは大丈夫だよ、どこ切り取っても可愛いから。


保:マネージャーさんで唯一"ほのす"って呼んでくれる〇〇さんの言葉なら安心かもなっ!


〇:ほのすが素で楽しんだらいいんだよ


保:せやなっ!保乃が楽しまんとあかんよな!








近くにいる大好きなほのす。


まさか本当に夢の中で会えるとは思ってもいなかった..。


これから2nd 写真集を撮影するみたいだ...




夢の中のぼくはマネージャーという事は...


ほのすのランジェリー姿を間近見れるかもしれない...いや、写真集ならランジェリーカットは絶対あるな...。





そう考えただけで現実世界でもニヤケてしまいそうだ...








~~~~










〇:...zzz...エヘッ...//




夢の中でいいモノを見ていたのだろう。そんな笑みを浮かべた瞬間、深夜から垂れ流ししていたほのすの動画の音声が止まった。


再生時間が無くなった訳では無い、なぜなら起きる時間までの再生時間が合ったのは確かだ。




ぼくは、ほのすの声が聞こえなくなった違和感で目が覚めてしまった。





?:なんで、由依さんのグッズがたくさんあるんだろ...

...




ひ:あ、おっはよ~寝覚めはどう?






ほのすの写真集現場に携われる夢を見ていたはずなのに...


目の前に居た、推しメンのるんちゃんを見た途端血の気が引いた。



〇:...


ひ:目覚めはどう?




人間突発的な驚きが発生すると、言葉など発することが不可能。



ひ:保乃ちゃんの声を聞きながらの睡眠、余程イイものだったんだろうね〜ニヤニヤしちゃってね



〇:(な...なにもかもバレている...)


ひ:最近レターくれないなぁ〜って思ってたんだけど、保乃ちゃんに上げてたらしいね


〇:こ...これにはワケが、、、ん、ぐっ...?!



しっかりと話して、るんちゃんにワケを伝えようとスラッとした白い手で口を抑えられてしまった



ひ:うんうんっそうだよね~


ひ:やっぱりるんちゃんが1番大好きだよね~






いままで、推しメンがこんなに怖いと思ったこともなかった、、、。



〇:んんっ...んんんっ〜!


ひ:まあまあ落ち着きなって。ヨシヨシ...



推しメンに頭を撫でられて、でも発言権がない...


これが、、、飴と鞭...?




コンコンコン...


母:〇〇おきたー?


ひ:あ、お母様っ!無事起きましたよ~!


母:そうなのね、ひかるちゃんありがとうっ。



え...母さんと推しメンが話してる...


しかも、結構仲良さそうな感じだし...。



ひ:えへへっお母様と親しんじゃったっ



ひかるは喜びと共に〇〇の口を押えていた手を移動させた





〇:プハッ...ハァハァ...。


〇:ちょっと...!苦しかったですよ...!


ひ:あ~。でも推しメンに触れれて幸せだったでしょ?


〇:...


ひ:だよね〜




推しメンには沈黙を突き通しても全てバレるみたいだ。




〇:聞きたいことがたくさん...


ひ:それ、わたしも。


〇:では、お先にどうぞ...


ひ:なんで由依さんのグッズがたくさんあるの?


〇:あぁ...えっと...どこから話せば...


ひ:はじめからだよ?


〇:じゃあ...まず...由依さんがご結婚されたことはご存知ですよね?


ひ:...もちろん。



小林由依は卒業後メディアには内緒で関係者内のみに結婚発表をした。




ひ:え、てか、なんで知ってるの?



関係者しか知らないはずの情報が飛び出し、動揺するひかるに左手薬指に光っているリングを見せた。



ひ:ま、まさか...。


〇:夫がぼくなんです...。



...



ひ:ちょっと頭が追いつかないや...。


〇:ですよね...


ひ:え、待って。じゃあ、由依さんと結婚しているのに保乃ちゃんに浮気したわけ?!


〇:...



ひ:さいてー。


ひ:わたしがここに来てよかった~こんなことが発覚して。



...



〇:ちなみに、なぜここにるんちゃんが...


ひ:欅時代から応援してくれた大事な大事なファンの人が最近浮気してるんじゃないかなぁ~ってるんちゃんレーダーが働いて、グッズの名簿を"特別"に見させて頂きここに来ました。


〇:...


ひ:そしたら、この有り様ですよ。


〇:この事はどうか...


ひ:もちろん由依さんに報告しますとも


ひ:もし、最悪の場合に至ったらるんちゃんと籍入れちゃお♪







...







〇:...?!?!



飛び跳ねて起き上がりスマホで時間を見ると午前4時。


どこまで夢だったのか確認するため左手を見るともちろん光っているリングなどなかった。


るんちゃんがウチに来るわけも無いし、最推しだった由依さんとも結婚できるわけなかった。



〇:じゃあ全部夢だったのか...。




安心したのか肩から力が抜ける。



寝汗でTシャツがびっしょりだ。






〇〇が再び寝ようとすると後ろからトントンと優しく背中を叩かれた。





ひ:まだ4時なんだから、一緒に寝ようよ?


fin.

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