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学生気分を味わいたいらしいので、高校生ごっこをしていたら幼なじみが高校生バフを利用して告白してきたのですが...。

保:あぁ〜もういやや〜



定時で職場を抜け出してきた幼なじみがウチに来て鬱憤を晴らしていた。




保:聞いてや〜


保:ホンマほのの上司さ、すぐ自分の仕事頼む人でさ、


保:いままでほのの同僚とかに頼んでてんけど、今日ついにほののとこ来てさ〜


保:もうホンマさいあく







今日は相当溜まっているみたいだ。



いつもこうして何かあるとウチに来る保乃。


しかも職場を出てから、保乃の家に帰らずに。





〇:まぁまぁ。


保:まぁまぁちゃうで、ホンマ


保:いいよなぁ〜〇〇のところはホワイトで


〇:保乃も定時で帰れてるだけでだいぶホワイト…


保:あんな、人間関係が一番大事やねん。






保乃の圧に踏み潰されそうでした。







保:ホンマ社会人ってめんどくさいなぁ



なぜかぼくの膝の上に頭を預けている保乃が言う。




保:何をどうしたら楽しくなんねんやろ


〇:なかなかに難しい問いだね。


保:うーん…


保:そや。ほのの頭撫でてみてよ





〇:いや…なんで


保:ほらっお試しやん



保乃が頭を近づけてきたような気がしたので、頭を撫でた。



保:うーん


保:わるくないけどなぁ…//


保:これじゃないんよなぁ


〇:いやむず。


保:やっぱ遊びに行くのがベストなんかなぁ


〇:確かに学生の時、遊びまくってたけどストレスフリーだったもんなぁ


保:学生…。。


保:それやっ!!




そう言ってリビングを出ていってしまった保乃。

























保:〇〇おはよっ!






そこには制服を着た保乃がいた。




〇:おはよ…?


〇:ってかどこから制服なんて取ってきたんだ


保:〇〇は学校来るの早いよなっ


保:今日の一番乗りはほのやと思っててんけどなぁ


〇:無視…


保:待って、今日宿題なかったよな


〇:…?


保:もうっ、ノリ悪いなぁ


保:高校生ごっこやん。見てわからんか?


〇:まぁ、保乃は制服着てる…


保:うんっ、そーゆうこと


保:んじゃ、スタート


〇:いやぼくは制服じゃなくていいんかい。


保:なぁなぁ、〇〇は好きな人おるん?




〇:好きな人…まぁいない


保:ふーん…。


保:じゃあここで…


保:なんでほのが今日早く来たか教えたるわ


〇:…ほう。。


保:最近、アンタ2組の天ちゃんとよぉ話してるやろ



ここは保乃の話に乗るために『うん』と返答した。



保:天ちゃんと話しすぎて、〇〇と付き合ってんちゃうかってウワサされてんねんで。


保:もうここまで言ったらわかるやろ





〇:…嫉妬?


保:そや。


保:変よな、幼なじみに妬くなんて…


保:でも、それぐらい好きやねんっ


〇:…


保:〇〇の隣にはほのしかおったらアカンねん


保:なぁ、〇〇の隣にずっとほのおいてよ







ごっこ遊びということもあり、簡単に




〇:いいよ




言ってしまった。






保:ほ、ホンマっ…?!


〇:え?


保:ほのホンマにうれしいっ!


保:〇〇がほのの彼氏やったら毎日仕事頑張れそうやわっ!!




〇:え、高校生ごっこじゃなかったの…?


保:そやっ!これを機に〇〇の家で同棲しよや!!


〇:なんも聞いてない…


保:そうとなったら、必要最低限のものはすぐに持ってこなあかんな…


〇:ちょっ…保乃さん…?


















保:よしっすぐほのん家から持ってくるわ!!



〇:え、制服のまま…?




バタンッ…






fin.

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