いまざとライナーと基幹バス
大阪にOsakaMetoroが運営し、大阪シティバスが実質運行しているBRT「いまざとライナー」元祖は名古屋市営バスが運行する「基幹バス」の二番煎じな気がする。名古屋に行った際「基幹1号(栄~笠寺駅)」を利用したが、大阪のそれと大差がなく各停便が300乃至500m間隔に停留所があるに対し「基幹1号」は約1km毎に停車停留所があるわけで、昭和期に確立された「都市新バス」のDNAをそのまま受け継いでいる。「基幹2号」は大通りの中央を完全にバス専用レーンとして活用、停留所もそれに合わせて道路の真ん中に設置している。対して「いまざとライナー」はどうであろう。
停留所こそ屋根付きで「デジタルサイネージを活用したバス走行位置が手に取るようにわかる」方式を用いていまざとライナー以外の普通路線の時刻も掲載してる。利用が奮わない地下鉄今里筋線をこのバスが補完する関係にある。一応5年の試用と言うが、コレを名古屋方式に本格導入すべきではないだろうかと思う。昭和期に「都市新バスシステム」を導入するも途中で頓挫している。市内幾数多にあるバスロケーションシステムが老朽化してるからこそ「今後のバスの在り方を」検討する時期ではないだろうか?京都市でもバスロケーションシステムを更新し停留所はデジタルサイネージを活用した「バス走行位置表示」が積極的に行われている。今後利用しやすいバスを目指すのであれば今までのモノを再活用し、地下鉄の補完としての役割を担っと欲しいと一利用者の思いである。民営化して数年経過するが古い方式から新しい方式に転換すべき時が来ていると思う。
2023年7月10日
坂本豆廼丞筆
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