走っても走っても未だ足らぬ
阪神大阪梅田駅から山陽電気鉄道山陽姫路まで延々92kmを、JR新快速より30分余分に時間が掛かるが、「直通特急」なる列車が走る。
途中停車駅は
大阪梅田・尼崎・(甲子園)・西宮・芦屋・魚崎・御影・神戸三宮・元町
(西元町)・高速神戸・新開地・(大開)・高速長田・(西代)・板宿・月見山・山陽須磨・【須磨浦公園】・(滝の茶屋)・山陽垂水・舞子公園・山陽明石・東二見・高砂・(荒井)・大塩・(白浜の宮)・飾磨・山陽姫路
(甲子園)朝の上りは通過(TypeA&Bとも日中は停車)
【須磨浦公園】臨時停車する事もある
その他()の付く駅は直通特急TypeBが停車する。
(西代)は阪神神戸高速線と山陽電鉄本線の分界駅である。
次のダイヤ改定でスルーしていた加古川市の代表駅である別府(べふ)駅が停車駅に加わるという事である。
加古川市はJR新快速の停車駅である「加古川駅」があるが、直通特急は加古川市内の駅で唯一の駅「別府」をスルーしていた。
これはいかんと思った加古川市と山陽電鉄の協議によって別府駅に直通特急が停車するようになる。それに合わせ存在感が殆どない山陽特急・特急なのか急行なのか分別が付かない「S特急」と言う謎の列車・普通車(山陽電鉄では「各駅停車とは言わず普通車」と呼ばれる全列車が停車する駅に昇格する事になる。
自分は終日混雑するJRの新快速を敢えて避け、30分位しか時間差が無い
「直通特急TypeA」を利用する機会が多い。
新快速の爆速も「新幹線要らず」と言う点で時間をお金で買うならば選択肢として有りだが、JRの普通列車も駅間距離の長い区間では「新快速並みの爆速」を誇る。
海棲哺乳類に例えれば「シャチの新快速」「イルカの直通特急」と言ったところだろうか?(6月に神戸須磨シーワールド開業にあやかり)
2024年9月12日
坂本豆廼丞筆