注文住宅会社の選び方、それで本当に大丈夫ですか?
こんにちは。
住宅アドバイザーの山下です。
本日は、正しい注文住宅会社の選び方についてです。
今回の内容でわかること
・住宅会社の選び方と比較するポイント
さて、あなたは、どうやって住宅会社を選ぼうとされていますか?
・CMで見たことがある有名な会社だから
・営業マンがなんとなく気に入ったから
・広告を見て、今の家賃より価格が安いから
最終的な選び方としては、どれもおすすめできません!
一生で一番高い買い物をするに上で、簡単に決めてはいけません。
理由は、もっとよく検討しておけばよかった!と後悔してしまうからです。
では、無数にある住宅会社の中からどのように、どんなポイントを比較して住宅会社を選べばいいのでしょうか?
答えは『50年先のことを考えて住宅会社を選ぶ」ことです。
それでは、順番に具体的な会社の選び方とポイントをお伝えします。
①住宅性能を比較する。
商品を購入する上で、デザインや間取りは非常に重要ですよね。
おしゃれな空間で暮らしたい!暮らしやすい間取りにしたい!という想いで住まいづくりを始められる方が大半だと思います。しかし、デザインや間取りにはその時の流行やその時のライフスタイルに大きく左右されます。
買い替え可能なものや変更可能なものであれば、新たなものをまた買えばいいかもしれません。
ただ、住宅はそう簡単にはいきません!
50年後を見据えた住まいづくりを行なう上で、重要なポイントは『住宅の性能』です。
住宅性能の高い住まいは、暖かい・寒い・地震に強いだけでなく、省エネで長持ちする住まいなのです。
断熱性能が高い家では、ほどんど結露が発生しません。結露が発生するとカビの原因となり、木部が腐食します。
また、湿気を帯びた木材はシロアリが大変好む環境になりますので、シロアリのリスクが大変高くなります。
地震に強い家は、大きな地震を受けた際にも被害が少なくて「住み続ける」ことができます。反対に地震に弱い家は、地震にたとえ耐えられたとしても、「住み続けられない」場合もあります。熊本地震の時のように震度6強・震度7の繰り返しの地震に耐える性能が住宅には必須だと考えています。
ぜひ、デザインや間取りだけでなく、住宅性能について調べて住宅会社選びを行ってください。
②ご入居者様の声を直接聞いてみる。
住宅会社のモデルハウスは、基本的に最高級の仕様で間取りも広くつくられています。モデルハウスには、普段提案しないようなオプション(標準ではない追加仕様)がこれでもかと盛り込まれている場合が多いです。ここに、モデルハウスと実際に建てる家とのギャップがうまれるのです。
だからこそ、ぜひ気になる住宅会社に、「すでに住んでいるご入居者様のお住まいを見学させてほしい」とお願いしてみてください。そうすることで、実際に限られた予算の中で、アイディアを精査した本当の等身大の住まいをご覧になれます。ただし、注意して頂きたいのが社員宅は除くです。
熊本県にお住まいの方であれば、熊本地震前に建てられたお客様のお話を聞くことで、地震の時の状況や住宅会社の対応などを聞くことができるので、お住まいになられた後のアフターフォローについても確認することができます。
入居者様宅見学会について詳しく書いた記事はこちら↓↓↓です。
③住宅ローンと光熱費の総額で比較する。
当たり前の話ですが、家を購入すると支払いが発生します。ここで大切なのが、月々に支払うものは、住宅ローン+光熱費ということです。
断熱性能と光熱費の関係について詳しく書いた記事はこちら↓↓↓です。
住宅性能が高い住宅は、初期費用は高いですが、光熱費が安くすみ長い期間で考えれば断熱性能が低い家よりもコストが安くなります。
つまり、50年先のことを考えれば、住宅性能が低く、光熱費が高い「寒い家」に住むほうが、ずっとお金がかかる家になってしまうのです。
だからこそ、月々の住宅ローンの支払いだけを見るのではなく、光熱費のことも考えた長期的な支払いのことを考えて家づくりを行なう住宅会社を選ぶ必要があります。
また、寒い家での暮らしは、お住まいになる家族の健康(医療費)にも直結してきます。
(仮)暖かい家について詳しく書いた記事はこちら↓↓↓です。
まとめ
『50年先のことを考えて住宅会社を選ぶ』
今回は、正しい住宅会社の選び方についてお伝えしました。
ご紹介した3つのポイントをぜひ参考にしてください。
・住宅性能を比較する。
・ご入居者様の声をきく。
・住宅ローン+光熱費で考える。
ほとんどの人にとって、住まいづくりは、一生に一度きりだと思います。だからこそ、目先のことだけでなく先々を見据えた検討をする必要があります。
早く、新しい家に住みたい気持ちは凄くよくわかりますが、70~80代になった時に、本当に建ててよかったと思えるように、一旦冷静になって、後悔しない住まいづくりをされてください。
次回からより具体的に、住宅会社の選ぶポイントについてお伝えしてまいります。
引き続き、ご覧頂ければ幸いです。
山下真司
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