16.素爪の戸締り
『自爪取るのへたくそ選手権』にエントリーにしようと思います。
爪を磨いてみたよという話
先日インターネッツでネイルシャイナーがバズってまして、「これが…爪!?」と戦慄するLVにとぅるるるんっ!と磨き上げられた爪の画像にビビり散らかしました。
私の爪はストレスのせいなんだかなんなんだか、縦筋がひどく、親指なんかは楽器のギロみたいにいい音がする形状になっています。
それが何となく気になったりもしていたので、とりあえず爪磨きがどんなモノなのか、身近なアイテムで試してみよう!!と、100均で爪磨きを買ってきました。
3種類のヤスリでショリショリ磨くタイプを試してみましたが、全部目が細かすぎて削る力が弱いのか、爪のガタボコは無くならないものの、磨いた場所は「おや?鏡面仕上げかな?」と思うほどにつるっピカになりました!!
スゲーーー!!!楽しーーーー!!!
あれこれ楽しく試してるうちに、私は、爪が光を反射するほどピッカピカになるより、荒めのヤスリでショリショリしてガタボコ加減がなめらかになった時に、今の所、一番心がニッコリするということがわかりました。
キラキラピカピカ系のアクセサリーをつけてるとなんかソワソワしちゃったりするので、爪もツヤピカ状態になるのがなんとなく苦手なのかもしれません。
初めは「これで爪のことをお客さんになんか言われたら嫌だなあ……」と思ったりしたので(絡み方が怖い客の多い地区の接客業)、ツヤピカが苦手なのはそのせいかな? とも思いましたが、色々考えると、その辺は要素の一つとしてあるかもですが、単純に好みの問題だなという所に落ち着いています。
以前は、ネイルを塗るのが好きでした。
仕事柄、ネイルはあまりできないんですが、休みの日やお出かけする時には不器用ながらもいそいそと爪を塗っておりました。
特に、派手な色にするのがとても好きで、服や自分に合うかどうかという点はガン無視して、ブルーやグリーンに爪を塗ってはニコニコしていました。
子供時代に得た、「奇行に走ると周りが黙る」の延長で、当時自分の中でくすぶっていた、『ちゃんとした格好』、つまり私の中のファッションの概念への反抗心の表れだった気もします。
この辺の気持ちです。
あと、出版社初のコスメブランド『ブルーモーメント』が発売した『秘め事ネイル』に関するistaの記事も大好きでした。
めっちゃいい……( ; ; )。
当時、自分のファッションに合うかどうかをガン無視して好きな色を塗り、それでなんとなくファッション的なものへ反抗したりしていたためか、『自分のためだけにするメイク』を思わせるような言葉は、胸に深く深くヒットしました。
これで日々ウキウキとできたらいいんですが、まあ、なんか、ソワソワしてましたね……。
私はお金出す時にモタモタしたり、手に持ったものを落っことしたり、何かとそそっかしいです。
そうして何かをやらかす度に、派手な色のネイルが目に入り「目立つ手元をしておいて、モタモタオロオロしてばかりで恥ずかしいな……」と落ち込むことの方が多かった気がします。
自分のためのオシャレをしているはずなのに、何でこんなに落ち込むんだろう?
私はオシャレが向いてないんだろうか?
とすら思ったりしました。
が、色々考えた結果、これはただ単に『ネイルがあまり好きではないから』ということに気がつきました。
ネイルはとてもおしゃれで素敵。
自分の心を豊かにしてくれる。
これは本当にそう。
でも私には、これがあんま当てはまらなかった。
ただそれだけのことでした。
ここでもいちいち「ネイルが苦手なんて、オシャレが向いてないんだ……😢」と意味不明な落ち込みを見せたりしましたが、マジでこれは意味不明理論なので、「意味不明だな!?」と気がついてやめました。
いや、めっちゃ意味不明じゃないですか……ネイル塗れないからオシャレが向いてないて……。どういうこと……??オシャレが向く……??とは……????
持ち前の視野の狭さから、結構長い間「ネイルを好きにならなくちゃ」と思っていましたが、今はニコニコと素爪を愛でていきたいと思います。
ネイルをしないという選択も、当たり前ながら素敵でオシャレな選択なので。
でもそれはそれとして、また「ネイルやってみたいな」と思ったら、ちゃんと自分がウキウキできるように、コンセプトをギュッと抱きしめて色々選んでみたいです。
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