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私の52個のエートル トゥルマンテ ◆1個目◆

「苦しめられること」をフランス語で表現すると、être tourmenté」(エートル トゥルマンテ)というそうです。

日々の生活の中でちょっとしたエートル トゥルマンテを書きました。

◇ブルちゃんの騒音◇
会社はフリーアドレス制。
出社したらロッカーから荷物を取り出し、席に着くのが毎朝のルーティン。
8時55分
遅刻ギリギリで現れるのが「ブルちゃん」
ドタバタと音を立て、机に書類をバタン!
パソコンをドカン!と置くたび、地響きのように席が揺れる。

「静かにして」とは言えない。彼女に話しかけると、無言で白目をむかれ、怖い目線が飛んでくるから。

そんな騒々しいブルちゃんのことを家族に愚痴ってみたところ、返ってきた言葉は「あなたも結構うるさいよ」
ドアをバタンと閉め、足音はドカドカ。階段を登ると、家中に響き渡る足音…まさにブルちゃん級の騒音だと。おかげで、家族も相当困っているらしい。

結局、私もブルちゃんと同じことをしていた。
家族に迷惑かけてた騒音が、ブルちゃんを通じて私に返ってきたんだなぁと思った瞬間、ちょっと反省。
やっぱり、自分がやったことって、どこかで返ってくるんだねぇ。
ブルちゃんのおかげで、まさか自分の迷惑行為に気づくなんて。
反省するきっかけをくれたブルちゃん、サンキュ!




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