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母の体調が急変した夜、ワイヤレスチャイムが人生を救った

母は1階、私は2階で過ごしている。
数年前のある日、母から要望があった。

母「何かあったときのために、ボタンを押したら2階でピンポンが鳴るようにしてほしい」
私「別に、スマホで呼べばいいんじゃない?」
母「急なときに、使い方が分からなくなると困るでしょ」

母は、心臓が徐々に弱くなってきており、不安になったのだろう。

購入したのは、ワイヤレスチャイム。
当時は、どれが良いか分からず、適当に選んだのだが、結果的に良い選択だった。

音は、「ピンポ~ン」以外にも、様々なパターンがある。

私が選んだのは
「リビングで呼んでいます」
という音声。

すぐにワイヤレスチャイムが鳴ったと分かるから。

必ず音が聞こえるように、テレビの前に置いている。

普段は、
「ご飯ができたよ」
「シップを貼って」

などの際に、チャイムが鳴る。

しかし昨年の夏、夜9時に突然、チャイムが鳴った。

「こんな時間に鳴らすわけがない、何かあったのかもしれない」

急いで1階に下りてみると、うずくまった母が

「背中が痛い、さすって」

と言う。

息苦しさはなかったようだが、狭心症の症状を疑った。

私「ニトロはどこ?」
母「冷蔵庫の中。ケースの中。」

冷蔵庫を確認するとニトロがあり、すぐに服用させた。

救急車を呼ぶべきかどうか迷ったので、まずは# 7 1 1 9に電話をかけた。

# 7 1 1 9は、急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うときに相談ができる窓口だ。

電話に出た看護師に状況を説明した。
ニトロを服用して痛みが和らいで来ていたことも伝えた。

「夜間に急変することもあります。念のために救急車を要請してください。# 7 1 1 9で救急車を呼ぶように言われたと伝えてください。」

と指示があり、すぐに救急車を手配した。

ニトロが効いたようで、救急車が到着したときには、症状は治まり、歩けるようにはなっていたが、念のために病院に搬送してもらった。

検査後、私の車で自宅へ帰った。

まさかのときのために、ワイヤレスチャイムを買っておいて、ホントに良かった。

実はご近所さんにも頼まれて、同じ物を購入してあげた。

とっても便利なワイヤレスチャイムだが、電池の減りが思ったより早いのが欠点。
1年はもたないと思う。

電池がなくなると、赤いランプが点滅する。
先日も電池切れのランプが点灯していた。

私「う~ん、これなら、電池を買って捨てるより、eneloopの方が経済的かも。」

町の家電量販店で買うより、アマゾンで買う方が900円ほど安かったので、アマゾンで購入しました。

さっそく充電して……
と思ったけれど、プラスチックがかませてあって、そのまま充電器を刺してもダメみたい。


プラスチックを取り除いて、さっそく充電して……
と思ったら、充電しなくても、すぐに使える状態でした。

さすが日本製。


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