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ミネルバ大学のApplication Support(zoom、無料)に参加してきた話①

どうも、udatuです。昨日はミネルバ大学のApplication Supportに行ってきました。昨日は文の最後にセミナーという形でこの事について言及しましたが、どちらかと言えば学校説明会のようなもので、ミネルバ大学がどんな学校なのか、どんな人材を求めているのかを簡単に説明し、その後出願の流れを実際の画面と一緒に説明してくれました。
 実はudatuは高校卒業時にお試しがてら(受講料が無料なのでこういったことができる)出願をしたことがあり、また主にミネルバ大学のホームページに書かれている情報だったので目新しい情報は特になかったのですが、質疑応答のパートで疑問や関心を解くことができたので、そこで学んだ事を紹介したいと思います。

現在ミネルバ大学はサンフランシスコ、ソウル、ブエノスアイレス、ベルリン、台北、東京、ハイデラバードを、旅する七都市としているようです。以前は東京ではなくロンドンを七都市の一つとしていたのですが、2024年の4月に日本をミネルバプロジェクトに加える旨を発表し、東京が加わりました。

ミネルバ大学は独自の出願システムをとっており、Common App(一般的なアメリカの大学に出願するためのプラットフォーム)は使用できません。
三つのセクションに分かれており、それぞれ 01 Who You Are 02 How You Think 03 What You Have Achieved の三つになります。

01 who you are:このセクションでは一般的な海外進学の手続きと同じような手続きを行います。出願者は年齢や国籍、卒業(もしくは予定)した高校について、学校の成績(GPA)や推薦状などを入力します。TOEFL,IELTSやSATなどのテストスコアの提出フォームはありません。求められる項目を埋めていけば、この項目は完了になります。必要書類など

02 How You Think:六つの簡単なテスト(Understanding, Creativity, Math, Critical Reasoning, Writing, Expression)が行われ、SATなどの試験の代わりに、これらを通して出願者の実力を測っていきます。各パートの終わりごとに次のパートに進むか否かを選択でき、パートごとに万全な状態で臨むことができます。終了したパートは再び受けることはできないので注意が必要です。ミネルバ大学は受講者に対しての補助が手厚いので、身構えることなくリラックスした状態で臨む方が良いです。
覚えている限りの僕の経験についても紹介したいと思います。参考程度に。

Understanding: 出願者の英語力を図っていきます。七分間に7問出題され、パッセージと問題文から正解を選ぶ形になります。

Creativity: 出願者の想像力、創造性を試されます。八分間行われるこのパートは全くのブラックボックスで、内容も年毎に変わるようです。昨年度は、ランダムな英単語が10個ほど出され、それに連想されるワードを三つずつ書くということでした。英語力がポンコツだった僕は出題されたワードの意味がわからず撃沈していました。(記憶力に自信がないので確証はできないので参考程度にお願いします。確かそうだったような、、、?)

Math: 算数問題を八分間でできるだけ多く解くというものです。数学というよりは算数に近く、日本の中学校を卒業したものであれば問題はありませんが、問題は時間がとても短いということです。わからなかったり混乱した場合はその問題を飛ばす方が賢明でしょう。出題者は正確な計算能力とスピード、英語の瞬発力が求められます。このパートにはpractice testがあり、これを通してテストの輪郭を掴むことができます。また、スマートフォンやAI搭載のデバイスは使用を禁じられていますが、電卓は使用を許可されています。SATの数学問題くらいのレベルを想像すれば良いと思います。昨年やった時は、数式が問題文として出ると思っていた僕は、まさかの文章問題(それも、タケシくんはリンゴを五つ買いました、のような!)でずっこけたことが記憶に残っています。ですが、英語ポンコツな僕にとっては単純な計算よりも強敵だった気がします。(このような文章問題に手こずってろくな数の問題を解くことができなかったので、もしかしたら問題数を重ねていく内に難しい問題が出てくるかもしれません)

Critical Reasoning: 出願者の情報処理能力を図っていきます。と言えば分かりづらいですが、IQテストと同じで、出された図形から法則を見出し、空白部分にその位置と法則に沿った図形を選ぶという形になります。

Writing: 20分間に与えられた問題に対して自身の意見を書くというものになります。もちろんですが他人やchatGPTなどのAIをツールと相談することは禁じられています。英語力、文章の整合性、文法の適切な使い方など、求められるのはTOEFLのwritingセクションと同じものを感じます。僕が受けた時は、Aという人物が人間関係で問題を起こし、それに対してBという人物もそれに巻き込まれ、それにどのような対処をするべきかを聞かれました。それぞれの感情(問題を公にしたくない、など)なども加味しなけれならなく、正解のないような問題だった気がします。(僕はこの浪人期間でようやくアメリカは文章の論理性、発言の簡潔性がその人物の優秀度、知性を表すようなビジネス的思考を重視するということを学んだので、ここではその資質が求められるのだと思います。*あくまで個人の感想です。まあ当時は論理性もクソもないような文章を書いたんですけどね!笑笑)

Expression: 五つの質問(各二分間)(インタビュー)に答えていく形になります。ハキハキと、相手に通じるように発言しなければいけません。去年の僕の場合、なぜミネルバ大学に入りたいのかや、法律と道徳と良心のどれを最も重視するべきかなどを聞かれました。

03 What you have achieved:このセクションでは学業以外の自身の功績を六つまで書くことができます。よく履歴書に書くためのボランティアを行う人もいますが、それより自身がどんなことに興味を持って何を成したのか、そこでどのような役割でその活動に貢献し、自身の成長を得られたのかなどの自分にしか得られなかった経験を書かなければいけません。自身が誇りを持てるものなら、身内の介護やバイト経験も書くに値します。(むしろ高く評価されるでしょう)根拠となる資料は、正式な文書である必要はありません。写真など、確かにその活動に参加したことを証明できるものであれば大丈夫です。ただ、その活動を知るプライベートな連絡先などの、曖昧な根拠となりうるものは提出を控えた方が良いでしょう。

少し長くなってしまったので、続きはまたの機会に書きたいと思います。

それと別に感じたことが一つ。説明会を通して、やはり僕の英語はミネルバ大学で授業を受けられる基準に達していないということも実感しました。英語を聞き取り理解する事はできるのですが、僕がネイティブのスピード感で議論に参加できるのかと考えれば、まだ難しいと感じました。一歩一歩精進、ですね。ではまた。



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