メキシコと日本の妊活比較
メキシコでの妊活がどんなもんか日本と比較してみます。
◎費用
メキシコでの妊活はとにかく費用が掛かります。全て自由診察、自己負担となります。
私行っているクリニックは受診料850ペソ、排卵誘発剤の飲み薬と注射代併せて5000ペソほどします。生理がくるたびに『また6,000ペソ(48,000円程)の出費か、、、、』と感じてしまいます。
参考までに、人工授精は全て込みで18,000ペソ。(144,000円ほど)
体外受精は1回チャレンジで80,000ペソ(60万円)、2回パックで140,000(112万円)。金額は忘れちゃったけど、全部で3回移植チャンスがあって全部陰性だったら半額返金してくれる契約もあるそうです。
(2回パックを契約して1回目で妊娠成立したら嬉しいけど勿体なかったと思いそうだし、1回パックで妊娠成立しなかったら2回パックにしとけばよかったーと思っちゃいそう・・)
このように、費用がとんでもなく高いので、メキシコでの不妊治療は『中流階級以上のする治療』というイメージがあります。実際、私のメキシコ人の知り合いの中で、人工授精以上の不妊治療を行ったことがある人は一人もいません。。
(メキシコ在住の日本人の方で体外をされ、無事に妊娠が成立したケースは聞いたことがあります)
但し、これについては、メキシコの人口比率を見ると全く少子化ではないので、政府が支援に力を入れないのも仕方がないかな、と思います。
同様に産休育休制度もかなり乏しいです。メキシコでは出産前後併せて3か月しか産休がありません。育休に関しては全くありません。それでも、同僚の女性たちは出産ギリギリまで働き、産後2か月半ほどで職場復帰してくるので、たくましいなぁと感じます。
◎診察の待ち時間
メキシコの診察は基本待ち時間はありません。
予約制なので、他の患者さんと待合室で一緒になることもほぼほぼありません。
生理来る→主治医にワッツアップでメッセージ→その日もしくは次の日の夜に受診。診察の予約はかなり融通が利きます。
私は平日午後17時まで働いている会社員ですが、今のところ妊活が理由で早退や欠勤はしたことがありません。
17時 会社出る
17時40分 帰宅、すぐシャワー
18時 夕飯、
19時半 診察
といったように、シャワーを浴びて、なんなら次の日のお弁当まで作れちゃうくらいゆとりがあります笑
シャワー後にほぼスエットにすっぴんメガネ、車で10分でクリニックに着きます。
日本で妊活をしている友人はとにかく時間の都合をつけるのがストレスだと言っていました。彼女は18時まで就業、クリニックの最終受付は17時半なので、毎回早退しないといけなく、生理が来るたびに一番最初に思うのが、また早退許可をもらわないと、、、とガックリするそうです。
『自由診察でお金払ってもいいから、もっと診察時間に融通がきけばいいのに、、、、!』と言っており、そういう考え方もあるのか、と思いました。
◎診察内容
日本人の国民性なのか医療に限らず、あらゆる面で『石橋を叩いて渡る』風潮があります。妊活においても、出来るだけリスクを最小限に抑えた治療をする、と思います。
メキシコの治療は、とにかく妊娠成立が第一目標!日本では排卵誘発剤の量を都度徐々に増やしていくと思いますが、メキシコでは初回から注射も飲み薬もMax量の処方でした。リスクに合わせることも大事な一方で、妊活においては成功確率を上げる、という点は非常に重要ですよね。妊活には年齢によるタイムリミットもありますし。
私の担当医は、もう最初から多児妊娠が視野に入っていて、『今月上手くいけば双子だよ!』と言われました。
あとは、サプリメントの処方が多いです。薬が高いからか、サプリメントにて体を整えるように指示をされます。
◎言語
私はスペイン語がかなり話せる方ですが、それでも診察の内容が全てスペイン語なのはなかなか難易度が高いです。日本で人工授精をしましたが、日本語で診察を受けるってこんなにストレスがないんだ!と再確認。
なので、メキシコ妊活ではある程度の語学量は必要不可欠だと思います。
自分で通訳さんを手配し同行をお願いすることも出来るかとは思いますが、具体的なタイミングの指示など、かなりデリケートな内容が多いので居心地が悪いかもしれないです。
以上、日本とメキシコの妊活の違いとまとめていました。
私、個人的には、妊活費用の工面にかなり苦労しているので、全てを比較しても日本で妊活がしたかったです。