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「君のいるまぁるい世界に飛び込んで」プロローグ

〇月〇日   私の初めての子。私の初めての息子が産まれた。
仮名「ぷく太」。ぷく太は産後の病室で大人しく、産まれてすぐに大きな産声を上げて、私の腹から出てきたのに

とても子とは思えないぐらいか弱く小さな泣き方だった。看護師さんに「まぁかわいい泣き声ね」と言われたぐらだった。

その時私は、安易にも「この子はこのまま大人しく育つのではないだろうか?もしそうだったら子育て楽勝だな♪」なんて馬鹿げたことを考えていたのだ。

そんな大人しいわが子がまさかこうなるとは……。


現在、ぷく太は5歳。毎日元気に走り回り毎日大好きな遊びをし、お友達とたくさん遊ぶ。そんな姿を見るとどこへでもいる幼児そのものだ。

しかし、彼は自閉症児である。

見た目でも本当に普通の子だし、周りからも「全然普通」とよく言われる。

でも、自閉症児なのだ。

あまりに普通の子だと言われるので「これはもしや!私が息子を自閉症児に仕立て上げたのではなかろうか!?」(゚д゚)!

と、妙な焦りと恐怖を感じてしまったほどである。

しかし、親の前だけで起こる様々な特性。それを見るとやはり、この子は自閉症なんだなと感じる。

このブログは、私の体験した自閉症の世界や初めて体験した育児の苦悩、葛藤喜びをふり返りながら綴っていくものである。


ぷく太。 君の世界に飛び込んで私の人生は180度変わったよ。

君のいる世界がこんなにもやわらかく優しい

まぁるい世界だということを……。




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