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B018_私たちが持っている情報は同じではない
あっという間に1月12日です。
年度で動いている私にとって年末年始は一つの通過点でしかなく、
多くのnoterが今年の目標・抱負をお書きになっているのを眺めては、
私の目標は何だろうと自問します。
私のnoteの目的はプロフィールにも書いている通り、「人がいつでも本当の自分を大切にし、本来の力を発揮できる環境を全国各地で広げたい」です。
目標は引き続き、「noteを続けること」「メンバーシップを始めること」「自ら変化し続けること」この辺りを据えます。
さて、今月末までにあるテキスト作成のお仕事があり、42ページ書き上げなければならないのですが、他の日々のお仕事があってまだ着手すらできていません。(小声)
そのお仕事を勢いよく進めていくためにも、noteを更新して胸のつかえ(更新しなきゃ・・・更新しなきゃ・・・というもの💦)を取っておきたいと思います。そんな後ろ向きなモチベーションで書きます(笑)
あなたは、「私たちは同じ情報を持っていない」ことを前提にできていますか
私とあなたは違う人。
私と彼は違う人。私と彼女も違う人。
私と彼らは違う人。
これら当たり前の客観的事実をどれだけ大切にしているか。
人間関係における多くの齟齬(すれ違い、食い違い)は、これを軽視しているときに起こります。
「私の確信」と「私が怒る理由」
「なんでもう少し静かにできないの?」
「なんで手伝ってくれないの?」
「どうして走るの!あぶないでしょ。」
「約束守りなさいよ!みんなで決めたルールでしょ!」
「何度言わせたら分かるの?」
こんなとき「私」なるその方は「私は怒って当然でしょ」と思っているわけです。
さぁ、ここに追加情報を入れていきましょう。
「(私は今、すごく集中したいのに。時間もないのに。ちゃんとしたもの作らないといけないのに。あなた(たち)がうるさいから集中できないじゃない!)なんでもう少し静かにできないの?」
「(私がこんなに忙しくしてるのに、あなた(たち)はそんなに暇そうに自分のこと好き勝手にやってるだけなのに)なんで手伝ってくれないの?」
「(走って誰かとぶつかったらあなたも相手も大怪我するし、そんなことになってほしくないのに)どうして走るの!あぶないでしょ!」
「(どうして約束守らないの?約束の意味知らないの?守らないんじゃ意味ないでしょ。みんなで決めた約束なのに)約束守りなさいよ!みんなで決めたルールでしょ!」
「(本当に何度も何度も言ってきたのに)何度言わせたら分かるの?」
( )内が追加情報です。これが、私が怒る理由です。
怒る正当な主観的理由があるわけですが、最初の文章にはそれがありません。
つまり、私が怒る理由を相手に伝えきれていません。
そのため相手からすれば、「たしかに、私にも落ち度はあるとは思うが、それにしても、どうしてこんなに言われなきゃいけないんだろう」と困惑するかもしれません。
「私が怒る理由」は「私の気持ち」
「(私は今、すごく集中したいのに。時間もないのに。ちゃんとしたもの作らないといけないのに。あなた(たち)がうるさいから集中できないじゃない!)なんでもう少し静かにできないの?」
これは、私の「焦り」がエネルギー源となっている「怒り」です。でも、「あなた(たち)」はその焦りを知らなかったかもしれません。
「(私がこんなに忙しくしてるのに、あなた(たち)はそんなに暇そうに自分のこと好き勝手にやってるだけなのに)なんで手伝ってくれないの?」
これは、私の「羨望(うらやましさ)」がエネルギー源となっている「怒り」です。私だって好き勝手したいのに!という具合の。
「(走って誰かとぶつかったらあなたも相手も大怪我するし、そんなことになってほしくないのに)どうして走るの!あぶないでしょ!」
これは、私の「不安・心配」がエネルギー源となっている「怒り」です。
なので、「もう!心配させないで!」と言えたら、相手に届くメッセージはまた違ってくるかもしれません。(相手は、走ることをやめるかもしれません。「私」に心配させたくないから。)
「(どうして約束守らないの?約束の意味知らないの?守らないんじゃ意味ないでしょ。みんなで決めた約束なのに)約束守りなさいよ!みんなで決めたルールでしょ!」
これは、私の「すべきが侵害されている」がエネルギー源となっている「怒り」です。羨望もあるかもしれませんが、「私」がそれを自覚することはできないでしょう。
「(本当に何度も何度も言ってきたのに)何度言わせたら分かるの?」
これも、私の「すべきが侵害されている」がエネルギー源となっている「怒り」です。どうでしょう。不信などもあるかもしれません。
あなたが怒る理由(あなたの気持ち)を言わなければ、相手はあなたの怒る姿勢を前にし、ただただ困惑するだけかもしれません。
自分の持っている情報を相手に伝えましょう。
「自分の持っている情報を伝える」とは、ただ単に「客観的な情報」だけでなく、主観的な「私の気持ち・価値観の開示」も含めます。
シンプルに、「悲しい」「心配」「不安」という気持ち、
「私はこうすべきだと思う」という本音、
それらを伝えることで、相手は初めてあなたの気持ちに触れることができます。
できれば、伝える前に聴きましょう。
聴くことは、あなた自身が相手の思いを知るのに役立ちます。
「なぜうるさくしていたのか」「なぜ手伝ってくれなかったのか」「なぜ走ったのか」「なぜ約束を破ったのか」「なぜ何度言ってもやってくれないのか」
難しければ、伝えてから聴いてもOKです。
言いっぱなしだけはNGです。
なぜNGかと言うと、それこそまさに人間関係を損なう主因になりえるからです。
相手の話に興味をもって耳を傾ける姿勢がある限り、人間関係が修復不能なまでに損壊することはありません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。