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C001_「え、やだ、嫌い!!」

名古屋にいます。

なんとなくオシャレな方が多いような…。

私は服にお金をかけないので、いっちょまえなスーツでいられたことはとても幸運でした。

グランドオープンしたばかりの中日ビルに、用事はないのですが、少し時間にゆとりがあったので入ってみました。

「みなさん、本当に毎日、そんなにオシャレなんですか!?」

いつも同じスーツで歩く私の心がざわざわと叫んでいます。

大学を卒業して以降(一体何年前の話だよと…)、ほとんど服を買ってこなかった私の中に、「オシャレな服を楽しむ」というドラクエのコマンドが薄く浮かび上がってくる気がしました。


たたかう
じゅもん
ぼうぎょ
どうぐ
にげる
オシャレな服を楽しむ


結局、「にげる」を選んだ気がします。
オシャレな服を楽しむのはまた次の機会にしようと思います。


・・・とここで終わらないのです。

このあと、その出来事が起きます。

通りすがりの大学生と思われる女性の会話でした。


通りすがりの会話


時間にしてわずか3秒のやりとりでした。

これ、とても面白いと思うんです。


自分が良いと思って時間をかけてセットした髪型なのだから、

その髪型をしている自分が楽しめていればそれでいいはず。

それなのに、友達から「時代遅れ」と言われたとたん、

その友達のことを「え、やだ、嫌い」と言うもんですから、

私の心はその場で大きくずっこけてしまいました。

「時代遅れ」から「え、やだ、嫌い」までの時間、わずか1秒です。

反応というよりもはや反射。反射神経が研ぎ澄まされ過ぎてます。


そして同時に、こうも思いました。

「自分がないんかい。」


友達から「時代遅れ」と指摘されるのはなかなかハードなことではあるけども、

それを「嫌い」で返すのも面白いけども、


「いいじゃん。私が気にいってるんだし。ってか、かわいくない?」

ぐらいがちょうどいいのかな

などと考えをめぐらしながら歩き続けると、

もう街には無数の往来があって、誰と誰がそのやりとりをしたかなんて

確認しようもなく。


この無数の往来にあふれる無数のやりとりがあって、

そこには無数の笑いや感動があって、

あんな会話、あんなスピーディーで予想外の会話もあったりして。


こんなこと、AIにはできないだろうなぁ。。

人間万歳!















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