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のりかな毎日エッセイ250113:テレビの話題で盛り上がるネット、ニュース番組の論客化とか
2025年1月13日、12時30分。
さて。10日ぶりのエッセイだ。
のりかなエッセイ、セカンドシーズン。
リハビリも兼ねて、今日は少し早めに始めてみる。
第一期では、1日1時間は文章を書く、という目標を立てたけど、
1時間で終わらず、平均3時間くらい文章を書いていたので反省…。
土日に5時間ぐらいまとめ書きして、1時間分ごとに切り分けて
毎日同じ時間にupするとか、試していこうと思う。
と思いつつ、既に月曜日なのだけど。
さて、何を書こうか。
:
正月に実家に帰った。
と言っても、三が日はバイトが忙しく、次の週に実家に帰ったのだけど。
会社員時代は、大みそかに実家に帰っていたので、紅白歌合戦とか、
ガキの使いの「笑ってはいけない」とか、格付けチェックとかの
テレビ番組を自動的に観ていた。
普段テレビを観ないので、というかテレビを持っていないので、実家に
帰らないと自動的に、正月のテレビ番組は観ないことになる。
観なくても全く問題ないのだけど。
テレビのニュースを見なくても、ネットを開いた時のニュース画面とか、
スマホの通知画面とかで、嫌でもニュースを目にすることになる。
ツイッターを開かなくても、バズってる記事がスマホの通知画面に表示され
るので、無視するのが大変だ。
世間の噂では、紅白歌合戦がB'z祭りだったとか、格付けチェックのガクトの連勝率はありえない、不正だ、と騒いでいるとか…。
テレビを観てないと、本当にどうでもいいな、と感じる。
:
2000年代に、「テレビはオワコン、これからはネットの時代!」という風潮
が広がったけど、それから20年経った今、ツイッター上で盛り上がってるの
はテレビ番組の悪口とか、新聞や文春といったオールドメディア?が取材し
てきた記事に対する難癖ばかりだ、と感じる。
ネットには取材力が無いので、旧メディアに依存するしかないのだろうか。
テレビや新聞が集めてきてくれたニュースを取り上げてあれこれ賞賛したり、悪口を言ったり。
反抗期の子供が父親にいちいち嚙みついて見せたり、パパのパンツと一緒に洗濯しないで!と怒ってる娘みたいな格好悪さ、を感じる。
いつまでも粘着してないで独り立ちすればいいのに…。
とはいえ、既存メディアと関係ない、ネット独自の記事と言うと、ホリエモンがひろゆきがこんなツイートをしました、みたいなコタツ記事ばかりでそれはそれで辟易するけど…。あと新作ゲームの宣伝とか…。
:
ネットでも閲覧数、インプレッション数を稼ごうとすると、特殊な話では
なく、普通の皆が知ってる普通の話題について話すしかない。
そして「話題のテーマ」はいまだに、テレビや新聞や文春のような既存
メディアが提供している、ということかな?と思ったり。
とはいえ2024年はだいぶ、既存メディアの提供する「普通の話題」が、皆に
とっての普通の話題では無くなってきた感じはあった。
紅白の歌手の大半が知らない人だったり、流行語大賞第1位のふてほど?と
いう言葉を誰も知らなかったり。不適切報道のことかな?と思ったら、テレビドラマのタイトルの略称だったらしい。知らんし。
着々とテレビとかの時代は終わりつつあるのだけど、それに代わる大きな大陸が無くて、ネットは小さな島の集まりなので、共通の話題を維持するためには、まだテレビとかの提供する話題に依存せざるを得ない、という状態な
のかな、と僕は思っている。
(ここまでで1200字、ここで一旦切る?→いやここで切ると変だし続けよう)
僕は普段テレビを見ない。子供の時はテレビばっか見ていたのだけど。
実家に帰った時とか、スーパー銭湯に行った時とかに目にするぐらいなの
で、かえってその変化、落差に気づきやすいのかもしれない。
毎日1cmずつ地面が沈んでいても気づきにくいけど、1か月に一回、定点観測している人の方が、前回の観測より30cmも沈んでいる!と異常に気づきやすい、と思う。
(「日本沈没」を再読したせいか、沈没系のメタファーが度々出てくる…)
:
今年は正月の少し後に実家に帰ったので、いわゆる正月番組を観ることは無
かったのだけど、久々にテレビでニュースステーションを観た。
トランプ大統領がグリーンランドを購入しようとしているという話を割と長めにしていた。中立的な意見というより、だいぶ「反トランプ派」的な立場で非難しているな、と感じた。詳しくは覚えていないけど、
「トランプ氏はいずれ、自身の行動のツケを支払わされることになる
でしょう!」
みたいな発言を、ニュースキャスターがしていたと思う。
「アメリカの大統領であっても、トランプならバカにしていいんだ」という
共通認識が、ニュースステーション側と番組の「推しファン」との間には
成立しているのかもしれない。
しかし「推しファン」でない普通の日本人である僕には、彼らの島の独自
の価値観、習俗には違和感を感じた。
ニュースステーションは既に、中立メディアというより、特定のファンに
ウケる偏った発言を提供する「論客」になりつつあるのでは…。
:
「私の普通」と、「私たちの普通」と、「日本人全体の普通」が一致する
部分がだいぶ減りつつある。
でも一見バラバラに見える普通の間にも、共通する「普通」はあると僕は思うし、それを見つけていきたいと思う。
反トランプの人も、親トランプの人も、一見バラバラの普通を叫んでるように見えるけど、本当は同じことを言っているのだと思う。
彼らを敵対させるのではなく、共通の課題を明らかにして協力させるのが、政治やメディアの本来の仕事では?
とか偉そうなことを素人が言ってもしょうがないけど。
:
などと雑談しているうちに既に2時間以上過ぎてしまった。
今日は、正月に「推しの子」の残りの巻を買ってようやく読み終えたので、
その感想を書こうと思っていたのだけど、それはまた次にしよう。
久しぶりに書いたので、書けるか心配だったけど、杞憂だったね…。
というわけで…。
では、また明日♪