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のりかな毎日エッセイ241115:悪の組織ゼーレに完全敗北するネルフ:「3分で分かるエヴァ」前編

2024年11月15日、23時36分。
今日は金曜日。ブラックフライデー。
週に一度、1時間以上の延長が許されている日!
といっても、延長して深夜3時くらいに投稿しても誰も読まないと思うので、最初の1時間で記事をいったん投稿するのがいいと思う。
ナイスアイデア!といっても延長せず1時間で終わる可能性も…
ないか。エヴァの話だし(笑)。

そもそもエヴァの話をしているのはなんでだっけ?
この間ふと、70年代の巨大ロボットアニメの名作、ボルテスVの1話と2話を初めてyoutubeで観たのがきっかけで、ふと、エヴァの1話に似ているな、と思ったんだった。新世紀エヴァンゲリオン。こちらも90年代の巨大ロボットアニメの名作だ。
エヴァの庵野監督は、あえて先代のボルテスの1話に似せることで、両者の決定的な差異を視聴者に印象付けようとしたのではないか?という素人の思いつきだけど。その思いつきをきっかけにして、エヴァという作品は、世間では難解だ分かりにくいと思われているみたいだけど、案外シンプルなお話だと説明できるのではないか?そう思って、今この記事を書いている。
たまたまyoutubeでボルテスを見なければ、それ以前にフィリピンの監督がボルテスVの実写CGドラマを作らなければ、この思いつきは生まれなかったかもしれない。僕は今も、エヴァは難解な作品だと思っていたかも…。
そう思うと、先のことは分からないものだなあ、という気になるけど。
でもこういう未来も、裏死海文書とかアガスティアの葉のような予言の書には記されていたりするのかな?

さて、裏死海文書について。
現実に存在する「死海文書」を元ネタにしたのだろう。名前が中二病的なせいか、実物よりやたらとオカルトめいた書物に設定されている。
エヴァの劇中ではゼーレという秘密結社が太古の昔から存在し、人類の歴史に影響を与えてきた、とされている。そのゼーレが参照したのが裏死海文書という予言書で、そこに書かれたシナリオ通りに歴史が推移するよう度々、介入を行ってきたのが、ゼーレという闇の組織だ。僕的には、裏死海文書って要するにアニメとか劇の台本みたいなものか、と解釈しているけど。
アニメの登場人物の一部が、自分たちが創造主に作られたアニメのキャラにすぎず、その行動が全て台本に記されている、と気づいてしまったら?
その台本にはそのアニメ世界の始まりと終わりに至る全歴史が記されている。アニメの台本なら、登場人物の行動やセリフも予言されているのだろう、と僕は思っているけど。

裏死海文書 - EVA'sWiki | エヴァンゲリオン - atwiki(アットウィキ)

裏死海文書でネット検索すると最初に出てくる記事。そこには以下のように書かれている。

※説明の下の方は死海文書の説明なので省略した

ゼーレは使徒という巨大不明生物の襲来に備え、特務機関ネルフを創設。
ネルフの所有する巨大ロボット「エヴァンゲリオン」の戦闘パイロットが主人公の碇シンジ君だ。
エヴァはロボットじゃない人造人間だ、とかいう野次はこの際無視して。
劇中では裏死海文書について明確な説明はされていないので、視聴者それぞれの解釈によって意見が分かれるのだろう。少なくとも劇中で明確になっているのは上のウィキの範囲くらい、ということかもしれない。
なぜ明確でないのだろう?
裏死海文書は秘密の予言書であり、その存在を知るのはゼーレのメンバーだけだ。劇中でもゼーレのメンバー同士の会話の中でしか登場せず、断片的な情報しか得られないのだ。主人公シンジ君をはじめ、ネルフのメンバーも死海文書の存在は知らされていないし、その予言書のシナリオ通りにゼーレが暗躍している、ということも知らされていない。
そして結論から言えば、エヴァというロボットアニメを要約すると、
「ゼーレという悪の組織が目覚めさせた使徒という怪獣を、ネルフという人類防衛組織の所有する正義のロボット・エヴァンゲリオンがやっつける巨大ロボットアニメ」
…となる。
ほら、簡単でしょ?
ボルテスVのあらすじはこうだ。
「ボアザン星の皇子ハイネル率いる侵略部隊が送り込む機械獣「獣士」を、地球防衛軍やビッグファルコンの所有する正義のロボット・ボルテスVがやっつける巨大ロボットアニメ」
…同じじゃん!
同じじゃないのは、エヴァには以下の2点が付け加わる。
①ゼーレはネルフの上部組織である。悪の組織と地球防衛組織はつながっている。
②主人公シンジ君をはじめネルフのメンバーは最後まで、自分たちの上部組織ゼーレが使徒襲来の元凶であることを知らないまま、悪の組織に敗北する。防衛組織は悪の組織ゼーレの目指す恐るべき「人類の補完」を理解することもできないまま、補完の儀式の一部である「使徒の殲滅」を遂行させられたあげく、自分たちも補完されてしまう。

ボルテスVの第一話は、侵略宇宙軍が地球にやってきて、皇子ハイネルが地球攻撃開始の合図を送るシーンで始まる。視聴者には、最初からこいつが悪の親玉だな、と分かる仕掛けだ。
ところがエヴァの場合、「なぜか使徒が第三新東京市に襲来する」シーンから始まる。そして「なぜ使徒がやってくるのか」という疑問は晴れない。
主人公もネルフのメンバーも、なぜかやってくる使徒と意味も分からない戦いをし続ける不安に苛まれる。この不安を視聴者にも共有するために、視聴者に対してもゼーレの秘密は明かされない。エヴァがやたら難解で秘密めいているのは、この秘密を視聴者にも隠しておくためだと、僕は思っている。
といったところで時間がだいぶ過ぎてるので、前半はここまでにして一旦投稿しようと思う。投稿が完了したらすぐ後半を書き始めるよ。
ゼーレの秘密、ゼーレはなぜ使徒を目覚めさせたのか、裏死海文書は予言書でなく一世代前の「エヴァ」の台本、指南書だという話についての素人解釈を書いていくので。あくまで個人の感想だけど、たぶん面白いと思うので、よかったら後半も読んでね♪
では、後半でまた♪

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