ごはんの時間を共にするということ
近頃、シェアハウスにていつもとは違う人が料理をしてくれることが多々ありました。その時の作ってくれた人の様子を見ていて、シェアハウスに入って間もない頃を思い出して。
最近のことというのは、たとえば韓国からの留学生がしばらく泊まりに来ていて、たくさんの韓国料理を作ってくれたときのこと。プルコギとかホットクとかほかにもたくさん作ってくれて。それがどれも本当においしくて。
「作ってくれてありがとう!めちゃおいしい!」
「よかった!僕もうれしい!」
といった、一見すると定型文のようなやり取りなのだけど、料理を作った側がこの瞬間に感じる幸せって半端ない。ましてやシェアハウスのような場だと、一度作っただけで何人もの人が食べてくれる。半端ない幸せが何倍にもなるんです。
でもこの当たり前のようなやり取りから得られる幸せって全然当たり前ではない。
そういえばそうだった。
料理を作ってくれた彼が喜ぶ姿を見て思い出した。
私がシェアハウスに体験入居した初日、みんなで親子丼を作った。
味付けを私がしたんだっけかな。
「このはおいしいよ!」
この言葉がどれだけ嬉しかったことか。一人暮らしだとこうした瞬間が貴重であるが故のとてつもない嬉しさ。
そうした幸せが今では毎日の当たり前になってしまっているけれど、私も一緒に食べる人からの声にもっと耳を傾けてみよう、と改めて。この瞬間こそ、自分が最も幸せを感じる瞬間の一つだったはずなのだから。
料理はその人のバックグラウンドを表す。料理をしてくれる人の数だけ、料理も、その空間でできあがる会話も雰囲気も多様になる。そしてもっともっとたくさんの人に食べてもらう。食べる人の多様性もその空間をより一層かき混ぜる大きな要素だ。
だからシェアハウスのイベントでも、今後いつかお店を出すときも、いろんな方に料理をしてもらいたいと思うし、いろんな方を呼んでその空間、時間を共有したいと思う。
みなさんシェアハウスへごはんを食べに、作りに、お酒を飲みに!ぜひ来てね!
p.s
実は初めのころ、私の料理は味付け薄かったらしいのだけど、みんなおいしいって食べてくれてた笑
あとから優しい伝え方をしてくれました笑
人生で一度はお店を出したい。
今は届きそうもない目標を口にするのはすごく苦手です。だけども自分のうちにしまっておいたらきっといつのまにか時が過ぎていくだけだ、と感じることが多々あったので。
小さい目標を定めて達成しながら。
まだまだまだまだ精進が必要です。