「コペルニクス的転回それは本当かい」の意味

コペルニクス的転回とは、地球が宇宙の中心なんじゃなくて太陽が宇宙の中心なんじゃないかという感じの発想である。コペルニクスがママの作ったシチューの残りをパンで綺麗に拭き取っている時に思い至ったらしい。そして「コペルニクス的転回それは本当かい」というのは、「やっぱり地球が宇宙の中心なんじゃないか」という感じの発想である。
ここでなんとなく地球を自分に置き換えて考えてみる。すると人間の成長の歴史が浮かび上がってくる。

ちいちゃい頃、自分が宇宙の中心だった。(コペルニクス的転回以前)
しかし少し大きくなる頃、憧れのあの人を眺めていると思うのだ。「あの人が中心なのではなかろか~」(コペルニクス的転回発生)
しかし更に大きくなる頃、にまるになるを聴いて思うのだ。「やっぱり自分が中心なのかもしれひん」(コペルニクス的転回それは本当かい発生)

ここで大事になってくるのは、結局元の場所に戻ってきたという訳ではないということなのだ。いや、まあ戻ってきているといえばそうかもしれないのだが、しかし戻ってきた後の自分というのは他者を中心に据えるということも知ったちょっぴり大人で余裕のある自分なのである。そしてもう一つ大事になってくるのは、それでも自分が中心であると知っていることであり、それによって自分の人生を自分で作っていこうという前向きな気持ちが生まれてくるのだ。

つまりこの歌詞には「愛を持って楽しく生きていこうぜ」というメッセージが籠められているのだ。そしてそのようなメッセージを完璧な韻律と深遠なる比喩を織り交ぜて詩として表現することのできる毎日ユニークはとってもすごいのである。

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