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私の思い出の1番【その1】平成24年秋場所千秋楽 白鵬ー日馬富士

大相撲に限らずスポーツなどには名シーンや名場面などが存在すると思います。その中でも私が印象に残っている大相撲の取組を話したいと思います。

その一つが日馬富士が横綱昇進を決めた平成24年秋場所千秋楽の白鵬日馬富士の1番です。

日馬富士

出典元 公益財団法人日本相撲協会

白鵬

出典元 公益財団法人日本相撲協会

日馬富士が前場所に全勝優勝を果たし3度目の綱取りに挑んだ平成24年秋場所。日馬富士はこの場所も白星を重ねて全勝で千秋楽を迎えました。千秋楽の相手は1敗で日馬富士を追って千秋楽を迎えた横綱白鵬でした。

当時は横綱昇進の為には2場所連続優勝が必須のような状態だったので横綱昇進をほぼ確実にする為には本割もしくは優勝決定戦(本割で敗れた場合)のいずれかに横綱白鵬に勝って優勝を決める必要がありました。

昇進基準を巡る議論(Wikipedia一部抜粋)

横綱昇進の内規としては、1958年(昭和33年)1月6日に制定された「大関で2場所連続優勝した力士を推薦することを原則とする。」というものがある

また、連覇を達成していない力士でも、「2場所連続優勝に准ずる」ということで昇進を果たしていた例は多かったが、優勝経験がないまま横綱昇進した第60代横綱・双羽黒光司が、1987年(昭和62年)12月に、師匠(立浪親方・元関脇・安念山)らとのトラブルが原因で、一度も優勝しないまま廃業するという事件が起きると、以降は横綱昇進の基準が厳格化し、2014年3月場所後に第71代横綱・鶴竜力三郎の昇進まで26年余りにわたり、2場所連続優勝未達成の力士の横綱昇進は認められなかった

引用 Wikipedia 


横綱昇進に向けた大一番

最初は白鵬優勢かに思ましたが上手が1枚廻しで伸びていた事と途中日馬富士が巻き替えから2本差して左下手を取っていた為に中々攻め切る事が出来ず、途中で足を飛ばし日馬富士の体勢を崩そうとしましたがそれで自分の上体が起きてしまい日馬富士が徐々に優位な体勢を作っていき怒涛の寄りを見せ横綱が土俵際で懸命に残すも日馬富士が下手投げで振り寄っていきました。白鵬はその寄りも必死に残しましたが日馬富士が再度下手投げを打ち続けさすがに白鵬も残す事ができずに勝負が決まりました。

日馬富士貴乃花双葉山しか成し得ていなかった史上3人目の大関での2場所連続の全勝優勝で横綱昇進を決めました。

勝った瞬間の日馬富士が土俵に額をつけていた姿と白鵬がフッと一息ついていた姿は今でも印象に残っています。あの1番からもう10年以上経ちますが、まさに2人の全身全霊をかけた1番だったと思います。

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