これから始まる
はじめに
この記事は私の今の正直な心境を書いています。
ネガティブな感情や文章中の表現で不快な思いをされるかもしれません。ごめんなさい。
そういう内容は、、と思われたらこのまま閉じて下さい☺️
様々な意見があると思いますが、私は前向きです😄
1479文字
本日約15年勤務した職場を退職した。
15年は長いようであっという間だった。
入った頃は本当にキツかったし辛かった。
目が回るほどの忙しさ、休憩はお弁当をかき込むだけの10分。
出来なければ先生から心無い言葉や嫌がらせ、患者の前でも平気で馬鹿にされ、笑われた。
だから必死で先輩方の技術を見て覚えた。
同じ時期に入ったR(一緒に神社巡りする仲)とお互いを励まし合った。
「R!3年!3年辛抱だよ。必ず認められるように、絶対完璧に出来るようになってやろう!」
その気持ちだけで乗り越えてきた。
その間にも先生の仕打ちに耐えきれず辞めたスタッフは何人もいる。
スタッフに対し余りにも酷い言動に私は見て見ぬ振りが出来ず、何度も先生に意見した。気づけば意見する者は私とRだけ、そして、言い方は好きではないがいつの間にか古株になっていた。
これまで私達以外誰1人先生に意見する人はいなかった。
スタッフルームは畳3畳ほど、そこにロッカーもあり、食事もそこですませる。
冷暖房は設置されていない。
夏はスタッフルームのドアを開け、診療室のエアコンの風で凌ぎ、冬はなんとかストーブを置いてもらった。
トイレに行くのも我慢して膀胱炎になったり、腎結石になるスタッフもいた。私もそのうちの1人。
必死で仕事を覚え全てこなせるようになり、やっと仕事が楽しいと思えるようになった頃には5年が経過していた。
ただ、今までと違うのは私とRは先生と向き合おうとした事。
有休を1日も取らせてもらえない状態のまま、先生の気分次第で嫌な思いをする事も多々あった。
このまま黙っているというのは違うと思った。
せめて休憩は1時間欲しい事、有休も取らせて欲しいという事などを話したが、その時先生から返って来た言葉に唖然とした。
「そんなに休憩って必要ですか?」
「有休は必ずしもではなく、パートに有休はない、聞いた事がない」と
この言葉に耳を疑った。
先生に対して不信感を募らせていった。
何度話し合いをしただろう。
ようやく休憩1時間、有休は年5日まで(繰り越しはなし)となった。
だが、有休を取れば、「とんたんさんが休んだから回らなかった」と言われる事もあった。
Rは有休残りあと何日とカウントされた事もある。
休憩時間も削られる事も多々あった。
昇給もこの15年で300円。
ただ、先生に気に入られれば1年も経たないうちに時給は先輩と並ぶほどになる。
先生と価値観さえ合えば何もしなくてもあっという間に昇給する。
能力、技術、資格では評価されなかった。
この事が1番大きかったかもしれない。
どれほど頑張っても私達の声はほとんど届く事はなかった。
ただこの仕事が好きだというそれだけでこれまで頑張って来たが
「もう、いいな。やりきった」
そう思った。
振り返ると色々な思い出がある。
この15年の間に亡くなった患者さん、認知症になり私の顔を忘れた患者さん、世間話で盛り上がった患者さん、お休みの日私服の私に気づいて声をかけてくれた患者さん、「あなたの指導のお陰で自分の歯を保てて美味しくなんでも食べられる、ありがとう」と嬉しい言葉をいただいたこと。
一人一人の顔を思い出す。
本当にお世話になった。
そして、先生のお陰で私たちは知識、技術を得る事ができた。
この15年間は無駄ではなかった。
これからも日常で十分役立てる事はできる。
今は心から感謝している。
そして、とても清々しい気持ちでいる。
明日から何しよう!
違う職種に挑戦しようか。
そんな事をRと笑って話している。
とりあえず、少しだけゆっくりしよう。
もちろん、これからもRと神社巡りしよう!
これからRとランチ。
「長い間お疲れ様!!」
と、2人で労い合うのだ♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
だから終わりではなく
これから、これから始まる!!
私たちはこれから始まる٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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