リンゴの似合う女の子

冬の寒さはリンゴの季節でもありますね。
ミカンの方が好きですがリンゴも好きですよ。
リンゴって種類が多いらしいんです。
甘いの酸っぱいの、歯応え、色、形、
いろんな品種がありますね。
現在、市場に出回っている半分は
『ふじ』という品種なんだそうです。
当然、私も食べてるな…
これは『サンふじ』と『シナノゴールド』
リンゴといえば…デパート勤めの時、
お中元やお歳暮の時期、
たくさんのアルバイトたちと一緒に働きました。
いろんな人がいました。
女性が多かったのですが、高校生からオバちゃんまで、
年齢の幅は広かったですね。
お昼は、社員もバイトも一緒に、
食堂や屋上で食べていたのですが、
そんな中でひとりのバイトの女の子が印象に残っています。ハタチくらいの子で、留学だったか遊びだったか、
しばらくアメリカ暮らしをしていたとのことでした。
この子が毎回、リンゴを１個、持ってきて、
それを丸ごとかじっていたのです。
デザートとして食べていたようです。
アメリカっぽい？外国っぽいなァ…
と、いつも思っていました。
リンゴ丸かじりが映画の女優のワンシーンのように
とても絵になっていて、カッコいい姿でした。
可愛い子だったし、ファッションもオシャレで、
なにより「若さ」もカッコよく見えた理由かもしれません。そして、リンゴという果物も、
丸かじりが似合うんでしょう。
おもむろに柿を取り出してかじられても、
あれ？って思いますからね。
若手社員だった私を可愛がってくれたオバちゃんたちだと
柿のほうが似合ってたような、笑
（…思えば今の私よりはるかに歳下なんだよなァ）
その子とは、ほどよくいい感じで仲良くなってきた頃、
ちょうど繁忙期が終わってしまい、それっきりです。
名前も覚えていません。
なんとなく、
またアメリカに行ってしまったような気がします。
どこかでリンゴ、食べてるかな…