アナログ感を大切に育て直す2025年
こんにちは。物語作家のいづみです。(自己紹介は、こちらです♡)
一人でも多くの方が自分の人生に特別な物語を 見い出したくなる。そんな気持ちを促す作品作りや発信の大きな力になってくれるのが「アナログ感」。今日はそのことについて書いてみますね。
50代になって見直したことの一つに、「アナログ感」の価値があります。
デジタル化が急速に進み出したこの20年余り。
音楽はCDから配信へ。サブスクで好きな曲をダウンロードするのも、今ではあたりまえになってきました。
家にはまだ、たくさんのCDがあるけれど、プレ―ヤーが壊れた時に買い替えなかったり、最近のPCにはCDやDVDを再生する機能がなかったりで、CDを聴かない(聴けない)環境になって、ずいぶんと長い時間が経ってしまいました。
レコードにはA面とB面があることを知っていて、孤独だった思春期の頃の救いはラジオ。ラジカセから流れてくる好きな曲をテープに録音して、本は図書館で借りて。お小遣いで月に一度ファッション雑誌を買っては、食い入るように見たり、少し大人になって出かけた旅先では、大きな地図を広げたり。
インターネットやAmazon、Googleマップにナビなんかもない時代。それが私のたどったてきた、かつての日々です(笑)。
あなたはどうですか?
Youtubeで「あなたとお喋り」を配信し始めたのも、ラジオを聴いていたころのことを、懐かしく思い出したから。
30分程度、空想上の「あなた」に向けて、自分の作品を紹介したり、何気ない日々のお喋りをする。最初は週に1度くらいの配信でしたが、やっているうちにとても楽しくなってきて、その気持ちに比例するように聴いてくれる方も増えてきました。9月からは、ほぼ毎日配信しています。
「アナログ」は英語で「analog」または「analogue」と書きます。意味は「連続的に変化する量で表す情報」。「アナログ」という言葉の元々の意味は、段階的に区切ることはせず、連続的に扱う情報のことなのです。
たとえば、水銀温度計はアナログ方式。水銀の熱膨張を利用し、長さで温度を測るのですが、水銀の長さは区切りなく連続的に伸び縮みするため、アナログ方式にあてはまる。
一方デジタル方式は、「段階的に区切った量」で情報を扱うのだとか。デジタル方式で身近なものは、パソコンやスマートフォンにも使われる二進法。情報を0と1という2つに区切る方式です。それは言い換えると「中間部分を捨てる」ということで、アナログよりも少ない容量に圧縮できるのが、デジタルの利点の1つです。
ただ、音質や画質など、元の情報の再現度に優れているのはアナログ。
人の声に安心するという体感は、決して思いすごしではないのです。
生身の人間、痛みを知っている「私」や「あなた」がこの世界に存在して、目を向ける、あるいは声を届ける。それだけで救われる人が、この世界のどこかに必ず存在する。
あなたが存在する、ただそれだけで、あなたの声や姿が区切りのない連続する私たちの集合意識で繋がり、誰かの心に辿りつく。だから、あなたはそのままで価値があるのです。
人の手で作られた料理、紡がれる言葉、笑顔、芸術。便利で効率のよいデジタルの恩恵に劣ることなく、私たちの「アナログ」の感性もまた、豊かで幸せな人生には必要不可欠なのです。
あなたには価値がある。
それはつまり、不完全な人間としてのあなたが、リアルな声で、表情で、仕事で、そして在り方を通して伝える思いの受け取り手が、この世界のどこかに必ず存在していて、時にはその人を救うことさえある、ということ。
だから、あなたの感性や思い、好きなことを今まで以上に大切にしてほしいと私は思っています。たとえそれが一見時代遅れに思えたとしても、誰に臆することもなく、あなたの感性を大切に育てていく。
この記事をきっかけに、あなたの2025年がそんな1年になってくれたら、物語作家としてこんなに嬉しいことはありません。
〜物語作家 / ピカードいづみ〜
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世界で初めてダイヤモンドを研磨した、中世の宝石職人ベルケムとダイヤモンドの精霊の物語。この物語を出版した後、実在する銀座のジュエリーアーティスト、田村有弘氏が私の目の前に現れ、物語をイメージしたダイヤモンドのリングを制作してくれることになりました。(そのことを書いた記事は、こちらから)
不可能を可能に変える奥義、ダイヤモンドの精霊からのメッセージをぜひ、受け取ってください。
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