簡単紹介 サクラノ詩ー櫻の森の上で舞うー
※本記事ではアダルトゲームについて扱います。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。また、本記事にて使用している画像は全て枕の著作物です。
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本記事にシナリオの核心にいたるようなネタバレは一切ございません。
はじめに
エロゲーマーの方もそうでない方もはじめまして。今回はサクラノ詩の紹介をさせていただきます。こちらの作品、エロゲをプレイしている人なら１度は聞いたことがあるのではないでしょうか。人を選ぶ要素はありますが、刺さる人にとってはその人の生き方すらも変える程のものだと思います。実際に、自分は人生が変わったと思ってます。なお、期待の寄せ方を間違えると痛い目を見る作品でもあると思うので、プレイする前にどんな作品なのかちゃんと確認しておきましょう。なお、かなり簡潔に紹介させていただくので深堀はあまりしてないです。この点はご了承ください。
そういえば、先日ケロQ枕のLiveがありましたがこの作品を読み終えたときには時遅し。既に申し込み期限が過ぎてました…………無念。
ゲーム概要
ジャンル： ノベルアドベンチャー（18禁）
ブランド： 枕
発売日： 2015年10月23日好評発売中
価 格：9880円（税抜き）
総指揮 ： すかぢ
原 画： 狗神煌／籠目（他）
シナリオ： すかぢ（他）
（ｃ表記）： (c)MAKURA All rights reserved
入手方法について
FANZAのセールで買うのが一番安いと思う(約4000円)。パッケージ版は中古でも7000円くらい、安くても5000円はする印象。「どうしてもパケで欲しい！」と言う人以外はFANZA、もしくは友人に借りるなどしましょう。
あらすじ
「幸福の先への物語」
「それが虛無ならば虚無自身がこのとほりで
ある程度まではみんなに共通いたします」
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに
みんなのおのおののなかのすべてですから)
『春と修羅』序
櫻の芸術家が、絵画と共に残した詩の最後には、この様に刻まれていた。
芸術家は死に、その後には、ありふれた人々の、ありふれた幸福の風景が広がる。
ふわふわの櫻の森で世界が鳴った
美しい音色で世界が鳴った
『櫻ノ詩』
春。世界的な美術家である父の死により、天涯孤独となった主人公·草薙直哉は、親友である夏目圭の家へと世話になることになる。
そこには、直哉が通う学園の担任である夏目藍、圭の妹で女優の夏目雫との交流が待っていた。そして、新学期の到来と共に、遠い昔に転校した幼なじみ·御桜稟が、再び直哉の前に現れる。
風に巻く桜の花びらの向こう、それは、約束されていた再会の如く––。
時の刻みが想いを重ね、感情の奔流が形になるとき、そこで出会う光景とは?
ゲーム特徴
シナリオ
読後感が本当にイカれてる。果たしてこの作品を読み終えた時の余韻を超えることが出来る作品に出会えるのだろうかと思ってしまう。自分は、この作品について面白くなるまでが長いという話を、プレイ前から聞いていました。確かにボルテージが上がってくるまで長いと思いましたが、そんなことはどうでもよくなるくらい後半の密度が圧倒的です。
物語の始まりから、稟、真琴ルートまでは普通のキャラゲーといったような感じ。しかし、この次の里奈ルートからは急激に面白くなる。サクラノ詩はこのルートから、本当に始まったと感じましたね。ここから、雫ルート、IV章、V章、VI章と続いていく。え？個別ルートは？雫ルートで終わりです…。ここがこの作品最大の注意点です。あまりにも主人公が主人公しすぎているてこれはエロゲなのか？？？となってしまう。エロゲというのは、ヒロインと主人公が複雑な過程があって付き合い初めて云々かんぬんみたいなのが礎になっていて、絶対に外れないと思っていました。しかし、この作品はそこが終着点になっていない。個別ルートでは、ちゃんとエロゲしてますが、IV章以降は正直エロゲじゃなくて完全にヒューマンドラマです。ここが最大の魅力でもあり、欠点でもあるなと。まさに最高で最悪の作品です。
櫻ノ詩
神曲です。櫻ノ詩はかなりの知名度を誇る曲で、聴いたことがある人は多いと思います。そして、この物語を終えた後に聞く櫻ノ詩は格別です。サクラノ詩を象徴する曲であり、この曲の歌詞がそれを体現しています。本当に歌詞が良い。とりあえずこの記事を読んだらこの曲だけでも聴きに行ってくれ。
哲学について
哲学的な話や書籍からの引用が多いという話をプレイ前に聞いていたのですが、やっぱり多いなって思いました。自分は、その辺の教養が全く無いのではじめて聞くものばかりでした。でも、問題はなかったですね。強いて言うなら「引用文献知ってたり哲学に精通している方が楽しめるのかな」とはプレイ中には思いました。分かりづらい表現とかは多いですが、本当に大事なことはちゃんと言ってくれるのでご安心を。もし、哲学に精通している方でこの作品を読んだことのある人がいたら、ぜひ感想を聞いてみたいです。
プレイする上での注意点
里奈ルートで分岐があります。MarhenとZYPRESSENという話に分かれるのですが、Marhenの方を先に読むことを強く推奨します。
続編であるサクラノ刻の公式サイトは、サクラノ詩を読み終わるまで絶対に読まないでください。ネタバレがあります。
サクラノ刻について
この作品の続編にあたる"サクラノ刻"というゲームについて話しておきます。こちらのゲームは、完全な続編となっていてサクラノ詩をプレイしていることが前提のシナリオとなっています。そして、自分はサクラノシリーズの２作は両方をプレイした上で完結すると思っています。何が言いたいのかというと、「サクラノ詩だけで話は終わってないですよ」ってことですね。詩をプレイしたら刻も絶対にプレイするものだと思っておきましょう。というかやりたくなると思います。ちなみに、自分は詩をプレイし終えた翌日に、早く刻をやりたすぎて近くのエロゲショップに初回盤を買いに行きましたね…（先月の話）。それで今クレカの支払いがやばいことになるっていう。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。拙い文章ですが、この記事を読んでサクラノ詩に興味を持って下さる方が一人でもいたら幸いです。やっぱりネタバレ無しで感想を書くというのは難しいですね。このサクラノ詩はあなたの人生が変わるかもしれない作品、是非プレイしてほしいです。きっと、なにかしらの受け取るメッセージがあるはずです。ちなみに、自分がサクラノ詩と刻を読み終えた後はもう大変なロス状態になっていて一週間くらい他のゲームをプレイできなかったです。早くサクラノ響をやらせてくれ！！！！！
ではこれで終わりにしたいと思います。よいエロゲライフを！