6月5日の日経平均先物のテクニカル分析
みなさん、ごきげんよう。週末になって、週足のローソク足が完成しました。ですので、恒例の週刊日経トレンド分析を始めていきたいと思います。週足が完成したと同時に、月初なので、月足のローソク足も完成しましたので、月足から順に分析していきましょう。
月足です。今年に入って、下髭の長いローソク足ですが、ずっと横ばいでした。月足で髭が長いローソク足ということは、それなりの値幅を伴って横ばいになるという感じなので、トレードはしにくかったでしょうね。4月が陰線で5月が40か月線に当たっての下髭陽線になりました。移動平均線も200か月線を含めても、短期、中期、長期の順番で右肩上がりなので、この先、また上昇トレンドに復活する可能性も高くなってきました。ただ、緑の20か月が横ばいになっていて、まだ角度がついていません。もみ合い相場だという意味なので、もみ合い相場がまだ終わってないとすれば、また20か月移動平均線の下にもぐる可能性もあるので、油断はできません。
週足ですね。赤いラインが波動の高値、黄色い線が波動の安値です。安値は切りあがりましたが、まだ前の高値は価格を超えていませんから、週足ではまだ保合を超えたことにはならないですね。今は40週線の上くらいの位置にいます。確実に上昇の形にはなってきていますが、まだ上昇トレンドに入ったとはいいがたいですね。引き続き、急な下げにご注意を。
日足チャートです。日足チャートは移動平均線が短期、中期、長期の順番で右肩上がりになりましたので、上昇トレンド中ということになります。そして、安値は前の安値、前々の安値も切りあがりました。高値も①、②、③の高値も超えています。そして、なかなか超えられなかった。200日移動平均線の上に完全に価格が乗りました。
基本、200日移動平均線の上では上げを取っていく相場。200日移動平均線の下では下げを取っていく相場と考えています。まだ、200日移動平均線を超えたばかりなので、まだ、安定していません。今までは200日移動平均線がレジスタンスラインとして、超えられずにいましたが、今度は、逆に、200日移動平均線の上で上がり、下がってきたところで200日移動平均線を割らずに再び上げると、本物の上昇になると考えられます。これをサポレジ転換といいます。レジスタンスラインを超えるとサポートラインに変わる。逆に、サポートラインを割って下がるとレジスタンスライン変わって超えられなく現象のことをいいます。
つまり、今、200日移動平均線を超えたばかりなので、次の下げで200日移動平均線を割らずに再び上がればそこそこ大きな上昇になると考えられます。逆にすぐに200日線を割って下がると上昇トレンドの終了を予感させられることになるかもしれません。