ジャッカルのチャカ
チャカとは尾田栄一郎氏による漫画『ONE PIECE』の登場人物である。
20年以上前のアラバスタ編のキャラだが現在ではインターネットで局所的な人気を獲得している。
という訳で今回はアラバスタの守護神チャカをまとめていこうと思う。
【チャカの基本情報】
◇何者か
チャカは偉大なる航路(グランドライン)前半のサンディ島にある国家“アラバスタ王国”の護衛隊副官である。
同じく副官のペルと同じくアラバスタの守護神と名乗っており国や主君であるコブラ、ビビの為に命をかけて戦う漢である。
また、護衛隊隊長であるイガラムが出奔した際には隊長代理として兵の指揮をしていた。
◇容姿
おかっぱ頭に少し大きな鼻と長い顎が特徴。目はキリッとしておりガタイも良い為何処か強面な印象もある。
服装は主に着物の様な服を着用しそれを腹巻きと布で抑え、肩からコートを掛けていることが多い。また胸元を露出していることが殆どでもある。首には金属の様なネックレスを付けている。
剣は青と黄色の持ち手と鞘をしている。
ここからチャカの服装をまとめていく。
13年前
ほぼアラバスタ編の服装。
腰の布は巻いてない様にも見える。
この服は上記とほぼ同時期と思われる。
縦縞の服と白いコートを着ている。
また、同じく同時期と思われる服がこちら。
よく見るコートスタイルでなく縦縞のパーカーのような服を着ている。
世界会議(8年前)
ほぼアラバスタ編の服装と同じだが頭巾を被っておりまだ見ぬ強キャラ感を醸し出している。
ビビとイガラム失踪(約5年前)
コートを着用しておらず首に布を巻いている(アラバスタ編で腰に巻いていた物と同じかも)。
ビビとイガラムの失踪に気づくとしたら朝が一番可能性が高いと思うのでこの服装はパジャマの可能性がある。ペルとかそれっぽいし。もしそうだとしたら剣を寝起きでも直ぐに携帯出来る様な位置に常に置いている意識の高さが見受けられる(深読み)。
冬島編(アニメ)
アニメオリジナル衣装のチャカ。不正の町ことナノハナがプップーに襲撃を受けた為現場に急行した際の姿。直射日光を避ける為か頭巾を着用している。
冬島編(初登場)
地味ながらもここで登場。5年前の服装とアラバスタ編の服装の中間といった印象だ。流石に国王に報告している場面でパジャマを着ているとは思えないのでパジャマ説は早速確実性を失ってしまった…
アラバスタ編(内乱中)
チャカと言われたら多くの人が思い浮かベルであろう服装だ。
これがベースとなっていく。
コートの模様描くのダルそう。
アラバスタ編(終戦後)
クロコダイルとの戦いで元の服がボロボロになった為か衣替えを図る。
胸元が見えづらくなったのはクロコダイルにやられた傷を晒さない為か。
というかコートの模様に加え服の模様もあるので作画が地味にダルそう。
アニメ版ではコートと腹巻きの色も変わるが原作では内乱時のままである。
世界会議
世界会議に向けて新たに仕立てた服だ。2年前の服を意識しつつもデザインを一新し聖地に相応しい何処か神聖な服装となった。
コートの模様も2年前に比べて描きやすくなってる。
そして、採寸の場面ではまさかのパンイチ姿を見せてくれた!
ジャッカルパンツは草
ジャッカルキャラとしての自覚に満ち満ちておるわ。
恐らく採寸に向けて見せる用のパンツを穿いてきたのだろうか。普段からコレだったらそれはそれで面白い。
地味に見えにくいがペルのパンツも鳥の羽根っぽい。
それとペルの採寸をしている女性(多分メイディさん)が滅茶苦茶かわいい。
また本編以外でも様々な衣装を見せてくれている。
ワンピース時代劇
ワンピース時代劇では何とアイデンティティのおかっぱを捨て丁髷になってしまった(ペルはかっこいいロン毛になったのに…)。
着物のデザインは本編のデザインを彷彿とさせる物となっている。
野球ユニフォーム
ゴーイングベースボールでは野球のユニフォーム姿を見せてくれた。
爽やかで良いと思います。
後ボンちゃん更っとアラバスタ陣営にいて草
エジプトスタイル
グランドコレクションより。
エジプトモチーフ(多分)なだけあってとても似合っている。
この格好でジャッカルにも変身して欲しい。
音楽の時間
同じくグラコレより。
イガラムの伴奏で合唱するチャカとペル。
脚長いっすね。
あとこの絵絶対イガラムの髪型で思いついただろ
正月
まともやグラコレより。
袴姿のチャカだ。完全に親戚のおじさんだなこれ。
というかあの世界の正月ってどうなってるんだ?
夏祭り
やっぱりグラコレ。
祭りではしゃぐビビを制止するチャカ。
普段の方が模様多いな。
◇他のプロフィール
出身地:
アラバスタ王国出身だが具体的な土地名などは不明である。アルバーナ出身の完全エリートでも田舎からやってきて頑張ったとかでも美味しい。
誕生日:
4月26日生まれである。由来はジャッカル(ジャ→4 、カ→2 、ル→6)と言われている。
星座はおうし座に当たる。穏やかで平和を好む人物らしい。チャカも平時なら穏やかで争うを避けると思うよ。
身長:
身長は213cmとそれなりに高身長である(まあワンピース世界だと中間くらいだけど)。ジャブラより大きくてスキヤキより小さいくらい。
体重は不明(ガタイ良いし多分重いだろ)。
年齢:
アラバスタ編時では39歳。新世界編では41歳になっている。
同じ年にはアーロン、スパンダム、ドフラミンゴ、ラフィットなど悪人が多い(最悪の世代かな?)。
あとこの画像だとスパンダムがアーロンとチャカに挟まれてるせいで顎伸びそう。
好物:
好きな食べ物はバナナとコシャリである。
エジプト料理であるコシャリはアラバスタの人間であるチャカ様には結構似合っていると思う。
血液型:
S型である。現実で言うO型に該当する。
◇演者
アニメ版でチャカを演じられたのは俳優及び声優の植村喜八郎氏である。
(ONE PIECE以外だと超新星フラッシュマンにてグリーンフラッシュことダイを演じている)。
ONE PIECE ON ICEでは橋本誠也氏が演じられた。
https://x.com/kohei88yoshino/status/1690388930833862656?t=hKPesNMg1CVzAVsotFCXOg&s=06
(埋め込み失敗)
◇悪魔の実
チャカは悪魔の実を食べている。その名も『イヌイヌの実モデル“ジャッカル”』。動物系の能力者だ。
変身することによって常人離れのパワー、脚力、タフネスを得ることが出来る。
その脚力は助走有りとはいえ宮殿の屋上までジャンプすることができる程である。
獣型では四足歩行で移動し圧倒的なスピードを見せつけてくる。
映画では口に剣を咥えた状態でクロコダイルに突撃したりもした。
人獣型ではこの様に二本の脚で立ち戦う。
◇技
チャカは主に剣術を扱う。そんな彼の必殺技が“鳴牙”だ。
作中で一度しか使用されていない。
よって具体的にどの様な技かは分からないので本編で放った唯一の鳴牙に関する描写をまとめていく。
1:ジャッカルに変身して助走をつけてクロコダイルのいる屋上まで跳躍
2:跳ぶ際に剣を抜き腕をクロスさせながら持つ
3:その勢いで鳴牙をクロコダイルに放った!
4:効かなかった
そう…クロコダイルにダメージが通らなかったのだ。何故なら奴は自然系スナスナの実の能力者。覇気を用いるか水分で濡らすかしないと如何なる攻撃であっても通用しないのだ。
チャカ様、覇気が使えない疑惑
といっても新世界の様な魔境ならともかく前半の海、それもクロコダイルが狙うまでは平和だった国の戦士なら覇気が使えなくてもあまり問題はないと思う。
戦うことがあっても雑魚野盗や海賊が殆どだろうし。
【性格】
真面目で主君への忠誠心、国への愛国心、自己犠牲精神を持ち合わせている。
基本的に優しく冷静だが、流石のクロコダイル相手にはガチギレしていた。
【活躍】
◇本編以前
41年前:サンディ島アラバスタ王国にて生誕。
その後は分からないが13年前時点(28歳)でペルと共に護衛隊副官を務めていたと思われる
13年前:ビビを狙ったアゴトキ一味と交戦する。
砂砂団の副団長になったビビをアゴトキとその一味が誘拐しようとする。コーザ達砂砂団が命懸けでビビを守っていた所にコブラとイガラムが到着。
そこにチャカとペルも現れた。
元々はビビをストーキングして宮殿から消えた国王を探してやってきたのだが(何やってんのこの国王)、ビビが狙われていると知り野盗を直ぐ様制圧したのだ。
野盗の怪我の仕方から見るに剣で斬ったというよりは徒手空拳のみで制圧した様に見られる。
その後、負傷した砂砂団の搬送をイガラムから命じられた。
砂砂団がビビに会うために王宮に来る様になった時には部下から注意するよう求められたが彼らがビビの為に命を賭けて戦ったことを知っている為かあまり問題視していなかった。
砂砂団が時計台を秘密基地にしビビもそこへ良く通っていることも把握しており。ビビに行き先を口止めされたペルの発言から時計台を直ぐに導き出している。
その後の「今日も……いい天気だ」とい発言からこの時はダンスパウダーとか関係なく空は晴れ、時には雨も降っていたと感じさせられる。
また、コーザから剣術を教えて貰うよう頼まれ彼の師匠になる。
恐らくコーザがアゴトキ達との戦いで己の弱さを実感し、強くなるための判断だろう。
8年前:コブラの護衛として世界会議へ
TVアニメ版でのみ冬島編の過去回想に登場。コブラの護衛としてペルと共に聖地マリージョアにやって来た。
特にセリフなどはなくコブラに着いて歩いていた。
6年前:バロックワークスが活動開始。アラバスタにて反乱の息吹が宿る。
首都アルバーナを除くアラバスタの地域で雨が降らなくなった。同時期にナノハナの町にて王宮へ運び込まれるダンスパウダーが確認された。
これにより国民の間でコブラがダンスパウダーを使いアルバーナ以外の雨を奪い去ったという疑惑が湧いた。
その後アラバスタ各地にて反乱軍が活動を開始し、国王軍はその鎮圧を行うことになる。具体的な描写はないがチャカも兵を率いて反乱軍の鎮圧を行ったと思われる。
また、王下七武海にして全ての元凶クロコダイルの国民からの支持も高まるようになった。
5年前:ビビとイガラムの失踪を知る。隊長代理になる。
高まるコブラへの反感。その真の黒幕がバロックワークスという犯罪組織と知ったビビとイガラムは組織へ潜入する為にアラバスタから出奔した。残る者達へ目的も伝えず国を開けることだけ手紙に残して。
チャカは当然動揺はしたであろうがその後3年間に渡って2人のことを信じ続けていた。
護衛隊隊長だったイガラムが不在になったのチャカが隊長代理になる。単純に年功序列だろうか。
◇冬島編
この時期になるとアラバスタ各地で反乱軍が続々と武器を取るようになり混乱する町を狙い海賊が襲撃するようになっていた。
麦わらの一味がドラム島を出てアラバスタに向かう時期、ナノハナを海賊プップーが襲撃した。その情報が国王軍にも届きチャカとペルが兵を率いて討伐に向かった。
しかし、彼らが辿り着いた時にはクロコダイルがプップーを倒しており町中からクロコダイルコールが聞こえていた。
その後、コブラにそのことを報告した。
その際のセリフかよりクロコダイルに何度も遅れを取っていることも判明する。
その様なこともあってかクロコダイルの国民達からの支持は既にコブラのそれを超えていた。
そのことを別に気にしていないコブラと違ってチャカとペルはそのことをあまり良く思っていない様にも見える(まあ当然か)。
◇アラバスタ編(黒幕判明)
麦わらの一味がアラバスタについた頃。チャカとペルはコブラに直談判していた。
「このままでは反乱軍によって首都が落とされアラバスタ王国が滅亡してしまう。最早鎮圧だけでは反乱軍を止められないので先制攻撃の許可を頂きたい」とコブラに直談判していたのだ。
しかし、国民を無闇に犠牲にすることなど許せないコブラは反対し続けていた。
コブラは名言「国とは人なのだ」を放ち、国の崩壊を狙う黒幕の存在について言及する。
一方でチャカは「ですがその"影"も……‼︎一向に正体を掴めません‼︎!何者かも知れぬ"影"に国を食われてからでは遅いのです‼︎国王‼︎」と訴える。
しかし、それでもコブラは意見を受け入れなかった。
その後、廊下にてペルと共にネームプレートが登場した。
「国王許してくれないしこのままじゃ兵士達を抑えられないよ。イガラムさんがいれば良いのに」と行儀の悪い座り方をしながら愚痴を言うペル。
そのれに対してチャカは「…あの人は決して この国を裏切ったりはせん…!!何か考えがあるのだ……ビビ様も然り……」と説いた。
イガラムが目的を自分たちにすら告げなかったことも考えがあってのことかと動揺しながら聞くペルに対してチャカは冷静に肯定した。
チャカとペルが副官になった時期は不明だがチャカの方がイガラムとの付き合いが長いと思われる(チャカの方がペルより年上だし)。
一方でコブラへの信頼度がまだあまり高くない様にも見える。勿論国民のことを良く考えている良き統治者として認識はしていたであろうが、彼の“国とは人論”を完全には理解しておらず現実的にそては無理だろと少し冷めた目線をしている様にも捉えられる(個人の見解です)。まあこの後じっくりコブラ堕ちするんだけどな(ネタバレ)。
そしてビビの手紙を持ったカルーが帰還したと聞き王の間へ急行した。
やって来た2人にコブラは手紙を渡す。
2人は黒幕がクロコダイルであること、そしてイガラムがその命を落とした()ことを知る。動揺するペルと違い彼がビビと国のために命を落としたことを悟り彼を誇りに思っていた。
また、一生懸命に戦ったカルーのことも称賛しており彼の左手の包帯を怪我だと思い気にかけてあげた。
しかし、その包帯の下にあるのは怪我などではなく仲間の印だ。カルーは包帯に触れようとしたチャカにキレ、チャカもビックリした。
困惑するチャカにコブラはクロコダイル討伐を命じる。
それに対しチャカとペルは国民から信頼を受けているクロコダイルをこのタイミングで敵に回せば反乱軍の怒りを買うことになると猛反対。
だがコブラは再び「国とは人だ」と説く。例え国王軍が滅ぼうともクロコダイルさえ倒せばアラバスタは再生する。だが、反乱軍と潰し合えばクロコダイルの思い通りになると語る。
これにはチャカとペルも彼の凄さを感じずにはいられなかった。
チャカはコブラのことを過小評価していたことを自覚した上で改めて彼に忠誠を誓うのであった。
……だが翌日に事件が起きた
コブラが宮殿から消えたのだ。
◇アラバスタ編(国王の疑惑)
これにはチャカも戸惑いながら捜索を命じた。
本来だったら飛行種のペルに捜索を任せる所だが彼はレインベースへ偵察中だった。かなり不味い状況だ。
コブラ不在のままレインベースへ進軍する訳にもいかず柱に頭を打ちつけながら苦悩するチャカ。
そこに兵士が国王の目撃情報を伝える……が。
その内容はあまりに信じられない物だった。
あのコブラがナノハナを焼き討ちしたと言うのだ。
当然チャカは信じてられずに否定するが兵士は否定する材料が無いことを伝える。
各地の反乱軍はこの事態を受けてアルバーナへ進軍を開始。
現状唯一の指揮官であるチャカは選択を迫られる。
あまりの衝撃に疑心暗鬼となったチャカ。最早昨日の国王の言葉すら信じられそうになかった。
彼の導いた結論は……
アルバーナにて反乱軍を迎え撃つことだった。
兵士達の前に立ち士気を高めるチャカ。
その後チャカは反乱軍についての報告をして来た兵士にナノハナの件について意見を求める。
10年程コブラに使えている兵士もコブラがナノハナを襲撃したことは信じられない様だ。この10年コブラの姿を見てきた者ならナノハナ襲撃が到底コブラの仕業とは思えないだろう。
チャカも最初こそ頭を抱え何を信じれば良いのか分からなくなった。しかし、それでもチャカはコブラを信じた。
彼やビビの為にもこのままアラバスタを終わらせる訳にはいかない。
しかし、残念なことに全てはクロコダイルの掌の上だった…
国を愛する彼らを嘲るクロコダイルを非難するビビ。
ビビ達の想いも届かず遂に全面衝突が起こる。
◇アラバスタ編(全面衝突開始)
砲弾が転がり落ちそうな程の揺れ。200万もの国民の怒りという重みが地面を揺らして近づいてくる。威圧された兵士に対してチャカは全く恐れる様子を見せずに叱咤する。
だがここでまた予想外の出来事が起こった。
ある兵士が砲撃命令を待たずに大砲を撃ったのだ。
手が滑ったなどと言うこの男。しかし、それは嘘なのだ。
こいつはバロックワークスの回し者。反乱軍を説得しようとしていたビビの邪魔をする目的で放ったのだ。
男の腕にはバロックワークスのマークがあったがこの状況でチャカはそこまで目が行かなかったのだろう。
とうとう始まってしまった。
アラバスタはどうなってしまうのだろうか…
反乱軍を止められなかったビビだがこれで諦める訳もなく宮殿へ向かった。
ビビはあることをやって欲しくてチャカを呼ぶのだ。
◇アラバスタ編(王宮爆破)
ビビに呼び出され宮殿へやって来たチャカ様。
ビビの目的は宮殿を爆破させることだった。
これにはチャカも困惑しながら反対する。4000年の歴史あるアルバーナ宮殿は正にアラバスタの象徴と言える物だから当然だ。
周りの兵士達も反対する中チャカは判断を求められる。
国の未来に関わる2度目の大きな選択にチャカは答えを出した。
彼はビビの前に跪いた。宮殿を爆破することを選んだのだ。
最初こそビビの言うことに反対していたチャカだがビビの言葉でコブラの言葉を思い出したのだ。
国とは人なのだ。
ナノハナ襲撃によって一度はコブラを疑いかけてしまったチャカ。
それでも彼のことを信じて戦うことを選んだチャカだが心の中では迷いがあったのかもしれない。
だがビビの言うことを聞き自分が本当に信じ忠誠を誓ったコブラを思い出せた。
チャカの心に迷いはなくなりコブラとビビに改めて忠誠を誓うのだった。
この妄想自分で書いてた何言ってるのかよく分からないわ。
宮殿爆破の準備が整うまでの間、チャカはビビにこの事態を防げなかったことを申し訳なさそうに話す。
ビビはイガラムなしでここまで持ち堪えてくれたことを感謝し、イガラムを連れて消えたことを謝罪した。
ペルもイガラムさんがさえいればと言っていたしイガラムは政治的・軍事的能力がかなり高いと思われる。
麦わらの一味を心配するビビに対してチャカは彼女の成長を認め、終戦後に麦わらの一味と共に大晩餐会を開こうとナイスフォローをする。
…だがそんな2人の前にクロコダイルがコブラを連れて現れた。
◇アラバスタ編(ツメゲリ部隊の死)
クロコダイルの真の目的は古代兵器“プルトン”。
チャカもその名は知っていたようだ。
プルトンの在処を答えないコブラに対してクロコダイルは広場に爆弾を投下すると遠回しに脅迫(ヤクザかな?ヤクザだわ)。
クロコダイルに対して怒りのまま突撃しそうなビビを抑えるチャカ。
だが、彼も当然怒っていた。それをギリギリ堪えていたのだ。
だが上記の脅迫コブラにプルトンの在処が記されている歴史の本文を教えさせたクロコダイルにチャカは遂にキレた。
チャカは鞘から剣を抜き遅いかかろうとする。
だが、そこにエリート護衛団“ツメゲリ部隊”が現れた。
彼らはチャカではなく自分達がクロコダイルと戦うと宣言する(明らかな噛ませ感)。
既に寿命を引き換えに力を得る豪水を飲んでおり命を懸けてクロコダイルと戦うつもりだったのだ。
ツメゲリ部隊はクロコダイルにこの国の痛み、そして怒りを知らしめる為自分達の命すら投げ打ったのだ。
チャカもこれには「バカ者共が…………!!!」と嘆きの言葉を発した。
だが、豪水の事を(チャカの口から)知ったクロコダイルは戦闘を放棄。高みの見物(文字通り)を決めてツメゲリ部隊が倒れるのを待った。
命を懸けて向かってくる者達に対して戦わないという選択をしたクロコダイルに対して非難するチャカ。
冷静に考えればクロコダイルの判断は間違っていないのだが戦士であるチャカにとってはツメゲリ部隊への侮辱と感じられたのだ。
その上、クロコダイルはツメゲリ部隊を更に愚弄する。
遂に堪忍袋の尾が切れに切れたチャカはジャッカルに変身し「おのれ貴様ァ!!!!」とクロコダイルへ特攻したのだ。
最早ビビやコブラの言葉も聞く耳持たなかった。
◇アラバスタ編(クロコダイルとの戦い)
チャカはクロコダイルのいる屋上へ跳躍しお得意の鳴牙を放った。
だが相手は自然系能力者…ただの物理攻撃では何の意味も持たない。
結局画面外でクロコダイルに敗北してしまった。
どう見ても瀕死体だがまだ息はあるようで駆けつけて来たコーザに爆弾のことを告げた。
だがクロコダイルにドスッ‼︎っとトドメを刺されてしまった。
これまで国王軍の指揮官として連続してやってくる苦難と戦い続けた男の最後はあまりに呆気ない物だった……
「我…アラバスタの守護神ジャッカル‼︎!王家の敵を討ち滅ぼすものなり………‼︎!」
それでもチャカは生きていた。
ビビとコーザに襲いかかるクロコダイルから2人を守る為瀕死の体で起き上がったのだ。
自ら足留め役を買い、ビビとコーザに戦いと広場爆破を止めて貰うことにしたのだ。
ツメゲリ部隊同様自己犠牲精神に溢れた男だ。
しかし再びクロコダイルに敗北。
地面に突っ伏すこととなった。
最期まで国のため…主君のため戦い続けた戦士チャカ。
我々は彼の生き様を永遠に心の中に留めておく事になるだろう…
◇アラバスタ編(大晩餐会)
「武器を捨てよ!!!国王軍!!!」
やっぱり生きてた
タフって言葉はチャカのためにある。
まああのまま死んだら悲しいし生きてて良かった。
クロコダイルがルフィに敗北し奪われた雨もアラバスタに降った辺りで復活したチャカ。
国王軍に対して停戦するよう命じた。
また、実は生きていたイガラムが広場に現れた際にはとても嬉しそうに反応していた。
その後後悔に暮れるコーザ達へのコブラの名言を聞き、遂に涙を流しながら「敵わぬ…」と思った。
この内乱を通してチャカはコブラの偉大さが身に染みたのだ。
…3日後
チャカはアルバーナ宮殿で匿っている麦わらの一味を探してやって来た海軍の対応をしていた。
今思いっきり海賊通りましたよ。
(まああの2人は2年後までまともな手配書も無かったから大丈夫だろうけど)。
階段を上っていくウソップとサンジを尻目に「海賊がここにいる証拠でもあるというのか!!?」と凄み海軍とのレスバの勝利した。
大晩餐会にも当然参加(言い出しっぺだし)。
座席としてはコブラとカルーの隣でイガラムの対面に当たる。
好物のコシャリとバナナ食べてたのかな。
麦わらの一味による宴には作中一の満面の笑みを見せた。
だがその夜、チャカの笑顔は消えた。
七武海クロコダイルを倒したルフィに1億、殺し屋ダズを倒したゾロに6000万ベリーの懸賞金がかけられたのだ。
そして翌日。アラバスタ近海にて麦わらの一味とヒナの艦隊との交戦が開始。
そのことをイガラムに報告し、最早自分達が干渉できないとルフィ達を心配していた。
ビビが麦わらの一味と別れ、一味がアラバスタを無事脱出できた頃。
チャカはアラバスタを爆弾から守って死んだ()ペルの墓参りをしていた。
チャカは実際に目撃した訳ではない(多分)が直径15kmを吹き飛ばす爆発を0距離で受ければ当然命はないだろう。
だがどうしてかチャカはペルの死を信じられなかった。
(まあ実際生きていたし)
虫の知らせという奴なのだろうか。
◇2年前(アラバスタ編以降)
空島から落っこちたゲダツとコーザの叔父ゴローが作ったうっかり湯に行く事になったチャカ達。
受付で登録するチャカ。
唇噛んだままのゲダツに困惑してそう。
クロコダイルから受けた傷はやはりまだ残ってるようだ。
あと流石にペルは傷が凄いな。
イガラムは何で殆ど無傷なんだよ。
時は暫く経ち麦わらの一味(とスパンダムのドジ)がエニエスロビーを落とした辺り。
かつてクロコダイルの相棒だったロビンを含む全員の手配書が登場した。
ロビンが麦わらの一味に加入したという事実に衝撃が走る。
(骨折られたペルと爆破されたイガラムは個人的に滅茶苦茶恨んでそう)。
ビビが知ったら悲しむだろうと4人でビビの下へ向かう。
しかし肝心のビビはあまり気にしておらず再びチャカ達に衝撃が走った。
更に時間が経ちマリンフォード頂上戦争終結後。ルフィが再びマリンフォードに現れ3D2Yのメッセージを仲間達に伝えた頃だ。
アラバスタを海賊が襲撃し護衛隊でそれを撃退したのだ。
チャカやペルも新聞でルフィを見たようだ。
◇世界会議へ
麦わらの一味がシャボンディ諸島に再集合した辺り。
同年に開催される世界会議に向けて新しい服を用意する事に。
チャカもパンイチで採寸をする。
この2年でクロコダイルから受けた傷も治ったようだ。
(流石にペルはまだ傷が残っている)。
そして世界会議の為に聖地へ行く時がやって来た。
ダサパンツを晒した採寸によって生み出された新たな服を着てドヤ顔で登場。
船上では基本的にコブラのそばにいて彼の体調を心配していた。
アラバスタへ途中で帰還することも視野に入れているようだがコブラは意地でも世界会議に参加するつもりだ。
理由が歴史の本文にあると推測するチャカ。
ビンゴ。
またルフィが5番目の海の皇帝になった際には後ろの方でなんか騒いでた。
隣でイガラムがコロンビアポーズみたいなのしてるし
イガラム「マ〜マ〜おめでとうルフィ君!」
チャカ「隣の海軍に聞こえますよイガラムさん!」
的な内容だろ。多分。
◇世界会議(アニメ勢ネタバレ注意)
世界会議の最中。コブラは五老星と面会する事になるがチャカとペルは虚の玉座の間への入室が許されず、コブラからビビの護衛を頼まれた。
結論から言うとこの後コブラは殺されビビも行方不明となった。
恐らくチャカとペルがビビの下へ辿り着く前に攫われたと思われる。
世界会議が終わってもチャカ達はコブラとビビを探していた。
【他の媒体でのチャカ】
◇エピソードオブアラバスタ
原作と概ね同じだが宮殿爆破を決意するシーンが何故か土下座っぽくなってたり、あっさりクロコダイルに倒されたり小さな変更がある。
そして終盤ではルフィに敗北したクロコダイルをコーザと共に国民の前に晒し出すと言う活躍が追加された。
大晩餐会には直接参加せず途中で海軍のことを報告しに来るという役回りになっている。
エンディングではコブラと共にペルの墓参りをしていた。恐らくこの時点で原作同様ペルの生存を察していたと思われる。
地味に夜に墓参りするとか度胸あるな。出番カットされたイガラムとツメゲリ部隊が化けて出るぞ。
◇ワンピース時代劇
こちらでもコブラとビビの家臣として登場。
餅をバギー一味から守ったりした。
◇オーシャンズドリーム、ドラゴンドリーム
タツによって記憶を失ってしまいビビに不敬を働いてしまう。
顔が蛮人。
ドラゴンドリームだと原作準拠のイケメンフェイスになった。
◇恋するワンピース
菜美達が『怒号』に入り込んだ際に登場。
チャカは原作通りの行動しか取っていないがパウリーが仲間になると思ってる人こと“つっち”によって英語がダメな事にされた。
原作のチャカは手配書見て慌てたし大丈夫な筈…
(写真と数字だけで理解できるが…)
【余談】
◇ツメゲリ部隊と豪水
豪水を飲みクロコダイルと戦うツメゲリ部隊。文字通り命をかけた一戦だったがチャカが豪水の秘密を喋ってしまったせいでクロコダイルに相手して貰えなかった。
言い方は悪いがチャカの発言が原因でツメゲリ部隊が無駄死にした事になる。まあ普通に戦えても無駄死にになりそうだけど。
チャカったらうっかりさん。
◇アヌビス神
チャカの能力はご存じイヌイヌの実モデル“ジャッカル”だが、ある疑惑が上がってる。
それは「チャカの能力イヌイヌの実幻獣種モデル“アヌビス”説」だ。
この説が浮上した理由は2つ。
その①:生死を操る言葉
チャカはツメゲリ部隊に対して「もはや…数分の命………助からぬ!!!」と余命宣告を行った。実際その後彼らは死亡した(多分)。
そして空中で爆死したペルの墓の前では「ペル…私はお前の死を受け入れる事ができん…」とその生存を匂わせる発言をした。そしてペルはその後生きて帰って来た。
チャカが他人の生死に関わる発言をすると必ずそれが的中するのだ。
その②:ニカ
ルフィの能力は長年ゴムゴムの実と言われて来た。
だがその名は世界政府が付けたもう一つの名前。
本来の名はヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”。自分達の敵に当たる神の存在を隠すため名前を変えて世に広めたのだ。
アヌビスも世界政府にとって都合の悪い存在で名を変えられた可能性もある。
◇実の継承
作中ではデッケン一族のように同じ実を代々継承している事例があるが、アラバスタの守護神2人の能力も継承される物なのかもしれない。
チャカとペルはそれぞれ「アラバスタの守護神ジャッカル/ファルコン」と称している。また、宮殿にもその2匹の像がある。
この事からジャッカルとファンスレはアラバスタの守護神として昔から扱われてきたと予想できる。
(実は副官になった2人の能力が偶々この2つでそれに合わせて守護神の名と像を用意した可能性も0ではないが)。
方法は不明だがアラバスタでは代々副官となった者にこの二つの実を与えて来たのかもしれない。
(もしそうだとしたら死ぬまで副官をし続けてなければいけないが)。
◇ネット人気
近年チャカは何故かネットの一部で人気を博している。
それ以前でもツメゲリ部隊のシーンなどがネットでネタ扱いされていたがほぼ同時期のペル生存に比べたら影は薄かった。
だが数年前からチャカのセリフが注目を集めるようになった。
「もはや…数分の命………助からぬ!!!」「戦うこともせんのか…」「外道が…」「おのれ貴様ァ!!!!」「敵わぬ…」など無駄に汎用性の高いセリフ達がネット民の心を掴んでしまったのだ。
また実はペル並みにタフなことやパンツがダサいことなどネタ要素が次々と発掘されてしまったのも一因だろう。
無論、彼の本来の魅力を理解しているファンも大勢いるので完全なネタ人気という訳ではない。
【締め】
長くなった。ごめん。
それでは今後のチャカの活躍及び人気を祈ってこの記事を終えよう。
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