今月のメディアあれこれ #19 日本漫画考 わっしょい!わじマニアの巻
今回はギャグ漫画について取り上げて行こうかと。
初回は伝説のギャグ漫画「わっしょい!わじマニア」で御座います。知ってます?伝説の打ち切り漫画。20週で終わったんですよ。
ポセ学とよく並べられますが桁違い。あれは2巻出てますし、作者もあれ以降もしっかり作品を発表し続けているので比べるのすら失礼です。
わじまさとしとは?
2008年にさすらい剣士物語がディー・グレイマンの
代原掲載されてデビュー
同年「Tシャツのばし」が赤塚賞最終選考まで残る。
(受賞はせず)
2009年赤マルジャンプに『世界ニュルルン滞在記』
掲載され正式デビュー。
同年週刊少年ジャンプ34号〜51号まで「わっしょい!わじマニア」が連載
2010年春に「絶叫!ホラーくん」がジャンプネクストに
読切掲載。
この作品を最後に引退と思われる。
いわゆる一発屋の泡沫ギャグ漫画家である。
しかも画力が低く漫画も引くほど面白くないのだ。
連載を持たせて単行本まで出したジャンプ編集部が怖い
こんな拷問企画まであった!
ギャグ7番勝負と題し増田こうすけ、秋本治などわじまさとしとは次元違いの大物と対決するという見せしめのような企画もあり、これはジャンプ編集部の陰謀としか思えない。
何の血の迷いか買ってしまったのでした。
今改めて読み返すとつまらない。
1話完結のギャグ漫画でギャグマンガ日和の様な物。
1コマに1ボケ入れる物だから読んでいて疲れる疲れる。しかもその一個一個のボケがつまらない&意味不明。このページを読んで分かるだろうが1ページ読んだだけでも意味不明な点が多い。
これは大喜利バトルと言う笑点のパクリ回。
「受験勉強の新しい攻略法を思いついたんです」
「ほうそれはどんな?」
「どんぐりをヘソに貼り付けて!」
意味不明である。
意味不明な事を言ってそれを踏まえてウケている司会者を笑っている次元が可笑しいという新しい次元の笑いなのだろうが常人には理解不能かつ笑いの真意が分からない所が怖い。
椅子を動かすとエビが窓から突っ込んでくるというシュールなギャグ。ギャグマンガ日和のパクリだったような気がするがまぁ唯一笑えるとしたらこのコマだけかな。
1冊の単行本の中で笑えるコマが唯一妥協してこれだけと言うのがある意味凄い。
これまで出たキャラクターが揃って総集編の様に出るのだが正直需要が無い。
未発表の読切ザ .ゴーストハンターも収録されているが面白く無い。ボーガンの矢をガチャガチャやる下りがあるのだが正直意味がよく分からない。
とにかく自由帳に落書きした様な漫画が単行本化したのは奇跡でありジャンプの闇であり黒歴史なのだ。
気になる人は読んでみて下さいな。
電子書籍化はしてませんので単行本でお買い求めを。ではまた次回。