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制服太郎のクリスマス SP

第一部 ビデオの世界

今回は89年〜91年にかけて出たVシネマ(コメディ物)に関して紹介していきます。

91年ってのはコメディ系Vシネマが乱立した年でありまして、良い1年でした。
89年からVシネマが各社で本格的に出始めましたが、それ以前のVシネマというと残酷モノやホラーばかり。しかしまぁ例の事件後規制されヤクザモノを始めとしてコメディ路線やエロ路線のVシネマが増え始めVシネマの黄金時代を迎えたのでした。
89年以前に出たコメディVシネマなんてほぼ0に等しいからね。

原色女子高生桃色図鑑 アスミック

とにかく女子高生がワーキャーワーキャー言いながら淫乱になってパンチラして南部と戦う中身の無い女子高生マニアと南部マニア(いねぇよ)にしか需要が無いバブル期のハチャメチャビデオ。90年制作。変なミニドラマも5本入っています。

会社別のVシネマカラー

会社別のVシネマカラーというのがありまして、91年当時のVシネマ会社を纏めてみました。

東宝 
特にVシネマの印象が無い。なんか出してた?記憶に
無い。
東北新社(ビデオグラフ)
東北新社は大体変な洋画と巨乳ハンター。
徳間
ダダーンとか変なVシネマ多め。キワモノ多め。
にっかつ
車と青春エロ物とヤンキー。
日本クラウン
印象無し
日本ソフトシステム(ケイエスエス)
パチンコとトラックとヤクザ
日本ビデオ映画
エロコメディ。
ハゴロモ
おかま忠臣蔵とドラフト。路線がよく分からない
後期はお笑いライブビデオを出していた。
パックインビデオ
エロビデオ。
バップ
印象無し。
パワースポーツ
チャップリンとアイドルビデオとエロビデオ
バンダイ
平成恋愛大図鑑!!あとナンパルンバ。明るいエロコメディ多め
イメージファクトリーアイエム
ヤクザと競馬とパチンコ
アスミック
原色女子高生桃色図鑑 !!
キング
印象無し。なんか出してた?
クラリオン
新東宝とエロ洋画
大陸書房
AVだらけ。Vシネマほとんど出してない。
JVD
キワモノ多め
JHV
エロコメディ多め。キワモノ多め。
松竹
時々変なVシネマ。基本的に買い付けマイナー洋画。
スコラ
創美企画
印象無し
大映
徳間と組んで変なVシネマ多め。
タキコーポレーション
アクション。あとガスコップ。
東映
正統派ヤクザVシネマ

とにかくVシネマっていうのは会社によって好き嫌いが別れるところ。自分の好きな会社を見つけて自分の感性に合ったVシネマを見るべし。
変なVシネマは大抵の場合は徳間、JHV、JVDとマイナーメーカー。アスミックとかハゴロモとか。

巨乳ハンター2 東北新社

中島ひろ子が主演なのだが扱いが大きいのは五島めぐ。中島ひろ子も巨乳なんだけどね。コレはこの時代のVシネマの中では10本の指に入るバカVシネマ。
今度作品レビューします。

聖少女仮面マルガリータ 日本ソフトシステム

ヌルいけっこう仮面といったところ。三話構成のオムニバスで一話目が電撃ネットワークVSマルガリータで二話目がモロ師岡VSマルガリータ。三話目が大木凡人VSマルガリータ。需要がよく分からない謎の珍作。
一応入浴シーンはありますがなんか変なビデオ。
そこそこレア。やはりあまり売れなかったみたい。

けっこう仮面シリーズ JHV
DVDも発売中!!

AVほどエロくはないし、笑いもある。こういうコメディVシネマの見本みたいな作品がもっと増えればよかったんだけど真似したり同じ脚本家使った結果がマルガリータとかだもんなぁ。この手の作品は実に作るのが難しい

1と3はYouTubeにある。消される前に是非見て欲しい。多分消されないだろうが。ちなみに非売品で極秘テープというのがあり、22分のメイキングが本編にプラスされて入っている物がある。
コレはDVDのコンプリートBOXに特典として入っているがコンプリートBOXはプレ値化しているため極秘テープの方が安くゲットし易い。

女ランボー 日本ビデオ映画

3回ほどDVDでフリー素材かのように再販されているが全部VHSのコピーの為、画質がクソ悪い。
俺も一応DVDで見たのだが画質が悪すぎて見る気が途中で失せた。写真くらい綺麗だとまた印象が変わる。是非とも綺麗なリマスター版のDVDを出して欲しい。
VHS版が一番画質が良いというのは本末転倒。

ヤンキー愚連隊 なんぼのもんじゃい! 大映

一応YouTubeにはあるので是非見て欲しい。
間寛平が役得。大映の新映画天国という謎ブランドの1本。どおくまん原作でまぁ面白い1作。

パチンコ物語シリーズ ケイエスエス

このシリーズはかなり作られ、パチンコ物語、ニ代目パチンコ物語 一発勝負必勝篇、大阪パチンコ物語、パチンコ物語 裏ワザ大勝負!!(やや毛色が違う作品)、新パチンコ物語 マル秘デジパチ攻略法などなど。
やはり喜劇人が出ていない作品はつまらない。追々全作レビューしていきたいと考えているのでよろしく。

ではまた次回。

第二部 DVDの世界

今回は「クレージーだよ天下無敵」を見ていきましょう。いよいよクレージー映画も残り2作だけとなってしまいました。クレージー映画が終わったらにっかつロマンポルノの海女シリーズを特集しようかと思っています。

良いジャケだ。

とにかく最初から最後まで谷啓と植木等がライバル会社同士産業スパイ合戦をしまくる単純な映画

植木等がロボットと将棋w
とにかく争い合う争い合う

エノケンの頑張り戦術のリメイク作品らしい。
なるほどだから単純なストーリーなのね。
にしても凡作。まぁこういうクレージー映画もあるよねって話。

第三部 芸人本の世界

今回はコレ。落語界の裏の裏まで描いた本。
挿絵は林家木久蔵。

日曜演芸会

大喜利より。林家三平が出ているのが意外。
林家こん平もいる?
大喜利のメンバーは特に固定とか無かったんかな?

笑点

1975年の正月SPの写真と思われる。

第四部 本田書店の世界

本田書店訪問シリーズ第二回。今回は西浦和店。
AV狙いではなく一般作のレアDVDがお目当て。

暑い猛暑日に訪問。
店内の冷房が19℃で涼しいのなんの。

気になるDVDが。

おじさんの疑問ぶっちゃけトーク女子会。
平成の平和な時期に出た時代の副産物。
ただ1100円は高い!ヤフオクなら300円で買える。
なので涼しい店内を満喫して何も買わずに帰りました。

第五部 谷岡ヤスジの世界

谷岡ヤスジは誰が何といおうと天才だ。
亡くなるまでひたすらに一貫した内容のギャグ漫画を書き続け、莫大な把握しきれない量の漫画を書きまくったからだ。
とにかく谷岡ヤスジの漫画は全貌が掴めない。いつどの雑誌でどれくらいの期間連載されていたのか分からない作品だってザラにある。蛭子能収もそうだ

80年.81年の連載分を掲載

今回紹介するのは立風漫画文庫のアギャキャーマンだ。この作品は15年に渡り全750回連載した長期連載作品だ。しかしながら全く世間では知られておらず評価などは全くされていない。
マンサンコミックスから2冊、文庫が2冊、118本収録した1000ページ傑作選などが出てるにも関わらず未収録回がいまだに多々ある状況だ。

にしても谷岡ヤスジの漫画は文庫がよく似合う。
にも関わらず文庫で漫画は7冊ほどしか出しおらず
物足りなさを感じる。

とにかく表現が天才。一度は読むべし。

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