今月のメディアあれこれ #31 週刊誌編
今回は1981年末の週刊大衆。
意外に内容が濃くて資料価値はある号でした。
ヤスジのギャグベーマン
週刊大衆で毎週80年〜連載されていた2pの短編連載漫画。ただ100回以上連載された割には全くネットに情報が無いんですよね。谷岡先生のマンガは沢山色々な場所で連載されていた割には知られておらず評価が低いのが実に勿体無い。ギャグベーマンも一応ベロベーマン5巻に同時収録されているらしいですが全回が掲載されているかは不明。
内容はいたってシンプル。バター犬が自宅訪問したらオッサンが出てきて慌てるという他愛も無いマンガ。
ザ .カンサイ
ザ.マンザイのパロディコーナー。関西の風俗情報やらグルメ情報やら芸人アホ噺を収録した他愛もないミニコーナー。81年11月から連載開始。いつまで続いたんでしょうね?このコーナー。
どんな内容かと思ったらひたすらホラ吹き漫才を紙面上で繰り広げているだけ。くだらねー。
この頃大人気と書いてありますが漫才ブームのたかし.ひろしの立ち位置はどの程度だったのかイマイチ分からない。漫才ブームに縁が無かったなどとよく書かれがちだが果たしてここに取り上げられるだけ縁があるのではないか?また春やすこ.けいこの件で番組に呼ばれたり週刊誌に取り上げられたりしていたので一応漫才ブームには乗れていたのではないだろうか?
芸人の店
これがこの号最大の特集にして一番貴重な記事。
芸能人が経営していた飲食店を取り上げた特集。
え?この人が店を!?なんてのがかなりある。
石橋エータローの店は定番。タモリのジャズスポットJ。これはタモリの店と紹介されているがちょっと違う。
タモリ率いる早稲田大学のジャズ研究会が出資して作ったジャズ喫茶であり、タモリの店ではない。
他にも関武志がお好み焼き屋、東八郎がバーを経営していたのは初耳。
関敬六が民謡酒場を経営していたのは有名な話。
本人不在時が増えて閉店。
関西圏は更に多い。
白羽大介がお好み焼き屋、ハワイ伸がステーキ屋、桂小軽、若井ぼんがスナック。桂小軽の店名はライオン(笑)
なお、本人は基本不在だったようで。
木村進の店はオープンからこの時2ヶ月。果たしてどれくらい続いたのか?3館休み無しフル稼働で座長をしていた木村進。店まで経営していたとは。
木村進の妹さんも多恋人というバーを経営していた。
他にもザ.パンチャーズの東野や不仲で翌年離婚した新谷のぼる.かおり、木川かえるなどが飲食店を経営しているのが意外。ザ.パンチャーズは85年解散と思われるが如何に。リーダーの東野さんなんかは解散後どうしたのだろうか。末期のメンバー編成は東野.オクレ.宮下.シンバル鹿島。ドラムにマキという女性メンバーやミーコというメンバーがいた時期もあった。
wikiでは鹿島は元メンバーとなっているが最後までいる
まぁ長続きしたのはタモリが出資したjと石橋エータローの店と蛾次郎の店くらいであとはほぼ泡沫だったのではないだろうか?芸能人の飲食店はとかく難しい。
やはり看板となる店主が不在だと客足が遠のく。
ではまた次回。