今月のメディアあれこれ #20 ユピテルレコードの巻
今回のテーマはユピテルレコード。
あまり触れていないテーマなので触れます。
ユピテルレコードは71年辺りに8トラ事業として参入
73年には谷なおたかのオリジナルアルバムを出したり玉川カルテットのオリジナルカセットを作ったりと序盤から伸びていた。更にはドリフやクレージーキャッツなどのコミックソングのエレキカバーを作ったりしていた
元々8トラの機材なども扱っていたのが強かった。
76年からは洋楽などもLPで作り始め84年にレコード事業からは撤退。
以降カーナビの会社でお馴染みとなり今日に至る。
オリジナル音源が主であり決してパチソン会社とは言い難い。もちろん初期は汎用音源を使っていたり自社音源を三流企業に供給していた件もあるが、やはり自社音源が多く後のこれ知ってるかい?シリーズなどを考えるとパチソン会社と言うイメージは薄い。
ティエム工業というサブ会社がある辺りがパチソン界隈っぽいがやはり他のパチソン会社とは一線を画している
んでユピテルレコードを今回触れる理由は先日ハードオフのジャンクコーナーを漁っていたら60曲2000円のLPシリーズを見つけたからである。
76年発売。60曲2000円は当時としては破格でありお得。このシリーズは何枚か出ており、テレビマンガだけをまとめた物や童謡だけをまとめた物もあるが今回入手したのはテレビマンガ1割童謡9割の希釈版である。
まずこのジャケが良い。風船を頭に乗っけられてアホ面をする子供の顔が良い。
テレビマンガ系の収録曲は以下の通り
たいやきくん
山口さんちのツトム君
ケロヨンの歌
ひみつのアッコちゃん
ムーミンの歌
オバケのQ太郎
少ねえ!歌手クレジットは石川進、市川めぐみ、ユピテル児童合唱団。石川進ってモノホン確定やん。
山口さんちのツトム君も市川めぐみのユピテル競作盤のくり抜き。たいやきくんもユピテル児童合唱団オリジナルのB面のやつ!歌手クレジットだけでも大体バージョンが分かるのが怖い。
オバケのQ太郎はコロムビア、キング、クラウン、テイチクなど各社から出ており、その関係でどっかしらとユピテルは繋がりがあり本物を手に入れる事ができたと推測される。
あとはスローバージョンと早めのテンポの2バージョンがある為どっちなのか?である。勁文社、コロムビア、ビクターは早めのバージョンであり主はこちらの方であるみたい。
結論
たいやきくん 、山口さんちのは歌うま少女。
アッコちゃんは演歌ver
ムーミンは知みゆきバージョン。
なんでローヤルレコードカバーがユピテルに?
Q太郎は早めのテンポ版。という何だかあまり面白くは無い結果ですがそれがユピテルという事で。
そういやオバケのQ太郎の歌詞の横に小さく日音って書かれていたなあ。日音が貸したんか?