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お見合いの愚痴を聞いて終わったお見合い

つい先日あったお見合い。

相手は他社会員で、今年45歳の会社員。
企業調査、研究をやっているらしい。

プロフィール写真はそこそこ若いけど、これまでの経験からして写真通りの人は絶対に来ないと覚悟しながらお見合い場所の喫茶店に向かった。

お見合い場所で対面した相手は、写真と印象は違うものの、希少なフツメンで、実年齢よりも若く見えた。
30代と言われればそうですかと思うくらいのレベル。

けど、なんかとっつきにくい無愛想な雰囲気だった。怒ってるのか?みたいな。
緊張してるのかな、ま、自分も初対面苦手だしなと思いながら着席。

「ここら辺はよく来ますか?」と聞いたら
「あまり来ないですが、お見合いで来たことはあります」と苦虫を噛み潰したような顔で言われた。
…婚活ネタがタブーとされてる他社会員とのお見合いで、他のお見合いのことをほのめかす人に初めて遭遇した。
思えばこれがフラグだった。

その後、お互いの仕事だの、休日は何やっているんですか?だの定型文の会話をする。

そのまま定型文メインで最後まで行くのが普通のお見合いなのだが…

彼は途中から、「これを言ったらお見合いで断られた」みたいな話を切々とし始めた。

…お見合いでウケが悪いと知っているネタをあえてこのお見合いの場で出すというのは、私を早々に無し判断したということか。
婚活愚痴聞き要員に切り替えられたのか。
ほう、いい度胸だ。

彼は過去のお見合いで、食べ物の好き嫌いが多いとか、寝室別がいいとか、あんまり一緒にいなくても平気なタイプとか言ったらそれが理由で断られたらしい。
「でも後から言うより最初に言ったほうが良くないですか?」
と言っていた。

…別に何を話題にしようが勝手だけど、お見合いなら、初対面はもっと差し障りのない話をしとけばいいのに…
無しではないと思われればいいんだから。
同じ食べ物の好き嫌いが多いという話でも、ある程度知り合って好意を持たれてから言うのと、全然知らない初対面で言うのとでは、印象が違うと思う。
初対面で言ったら、え…じゃあ、やめとこうかな…と思われて終わりになりそうな気がする。他にすごく気に入った点がなければ。
彼は、一番最初に全部カミングアウトしておいた方がお互いのためという考え方なのだろうか。。

他にも、外に行った服で絶対ベッドに入りたくないと言ったら潔癖症扱いされたとも嘆いていたけど、むしろなんでその時、初対面でそれを話す流れになった?
初回から正直に自分の性癖全開にしないといけないって思った?

「こだわりが多そうって言われて断られるんですよねー」と彼はため息をついていた。

彼は、一体、私に何を求めていたのだろうか。
そんなことで断るなんてお相手が細かい人だったんですよー、全然問題ないですよー(^^)とかフォローしてもらって、他のお見合いで断られたことによって傷ついたプライドを回復したかったのだろうか。
そういうのはママにお願いしたらどうだろうか。
それか高いお金を払っている、相談所のカウンセラーが適任だろう。彼の望むフォローをしてくれるかは知らんけど。

「好き嫌いが多いのは末っ子で甘やかされたから」などと言ってたけど、今年45のおっさんがお見合いの場で年下相手に何を語っているんだろう。
若くは見えてもれっきとしたおっさんなんだよ、君は。
初対面からいろいろ婚活ウケ悪い性質を持った自分をさらけ出しても受け止めてくれる人がいいって言うなら、包容力のあるお姉様世代で探したらいいのでは?
希望年齢30代までにしてたけど変更したら?

そもそも、一人暮らしが長いから、1人の時間を大切にしたいとお見合いの場で語るくらいなら、そのまま幸せに独身で生きていったらどうだろうか。
婚活市場漂わないでくれ。

まぁ、「1時間では何も分からない、職場とかの方が繰り返し会ってよく相手のことが分かるのに」という彼の嘆きには賛同するところもあるけど。
でも、それが婚活だし。
職場で出会いないからやっているんだから。
「職場で出会いないんですか?」とかいう愚問をするのもやめてほしい。
あったらこんな金と時間かけて相談所婚活やらねーよタコ。

お見合いのはずが、なぜかお見合いの愚痴を聞かされて終わった。
こちらもつられる感じでちょっとは愚痴言ったけど…あんまりこちらの話に興味ある感じでもなかったし、彼にとってただの時間潰しだった感ある。
後からジワジワと腹立つわ。おっさんのくせに。

この人が多分、相談所で見合いした20人目だと昨日気づき、なんか落ち込んだ。
節目なのに縁起が悪過ぎる。

さて、来週はもしかしたら相談所最後のお見合いになるかもしれないお見合い。
どんな人が来るのだろうか。。

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