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26. 電波時計をよく知らない。
この「大切に使うシリーズ」で、どうしても語らなければならないのは「時間」だが、守備範囲が広すぎるので後回しに。
ちょっと横道に逸れますが、今日は、私の部屋の時計について。
これ、電波時計です。だから正確です。よく動いている。
じっと見ていると、ものすごい速さで秒針が動いている。
さらに見続けると、短針も結構速い。しかも意外に小刻みに動いている。
これだけ速く時間が流れているのだから、人生あっという間というのも納得。
と、見る度に思う。
ある時、ふと見たら、何だか違和感。
何だろう?
少し間をおいて、わかった。時計が止まっている。
時計が止まっている?
え、電波時計ですが。
それらしい時間を指しているので、さっと見ただけでは気づかなかったのかも。
しかし、現に止まっている。
指している時刻からして、ほんと、今さっきという感じ。
何だこれ、どういうことだ?と、しばらく時計を見つめていた。
電池切れ?予備の電池あったかなあ…とちょっと目を逸らし考え、
また見上げると…動いてるよ!なんなん?
まあいいか、動くんだったら動いてくれ、と放っておき。
少ししてから、ほんと電池切れじゃないだろうなあと、また見ると。
止まって遅れた分を取り戻して動いてるよ!なんなん!
電波時計って、こういうものですか。よく知らんけど。
案外自由なのか。
休んでも辻褄を合わせるとは、意外に高度なのか。
電波時計の「普通」がわからない。
世界は思っていたのと違うことだらけだ。
いや、思っていることが小さすぎる。
と言って知識を広げ思考を深めたところで、きりがないし、
だからどうってことでもない。
「へぇ〜」とか「なんでや」とかに、普通に出会うことそのものがおもしろい。