ダウ90000 第6回公演『旅館じゃないんだからさ』感想
はじめまして。
いつもはnoteを見ているだけなのですが、書きたい気持ちになったので投稿します。
拙い文章だけど、私の思い出用として残しておきます。
2024年9月21日(土)近鉄アート館にて
ダウ90000 第6回公演『旅館じゃないんだからさ』を観劇してきました。
三面舞台仕様ということは事前に調べていたので頭の地図を思い出しながら席に向かいましたが、会場に入ってびっくり。私の席はB0列だったのですが、この列の席は舞台との境目がなく演者と一緒な地面でした。目の前には本棚が並んでおり公演が始まるまで席に座りながらどんな漫画が飾ってあるのかジロジロ見て待っていました。
演者との距離が近いのって嬉しい反面怖いのもありますよね。私の目の前を飯原さんと園田さんが追いかけっこしてたりれなちょがウロウロしてたりとか、近くで見られて嬉しい反面、これ私が足伸ばしたら絶対コケるよなとか余計なことまで考えちゃいました。
今回は2年前の公演の再演ということは知っていたのですが、グッズ紹介の動画を見るまでずっと旅館の話をするもんだと思ってました。レンタルビデオ店の話だったんですね。初めての演劇鑑賞ということもあってなぜか少し緊張?していたのですが園田さんのポッケから信玄餅が出てきたときに心を掴まれ、上原さんがきなこまみれで登場してきたときにはダウの世界に入り込んでいました。演劇ってこんなに楽しいんですね。
一番共感できたのは上原さんです。彼女が昔喫煙していたことを隠していたとき、付き合い始めた1ヶ月元カレと住んでいたとき、怒ったりはしないけど言ってほしかったなって思います。でも多分悲しむと思います。れなちょもそれを分かっていたから言わなかったんだよなって、言ったら付き合ってくれなかったかもしれないって。
なんだかんだこの二人はずっと一緒にいそうですね。顔が好きだった元彼を経験したれなちょは性格が好きな今彼との居心地の良さは手放せないと思うんです。たまに元彼の顔を思い浮かべる夜もありそうですけど。
忽那さんのチェイサーみたいな役割好きです。飯原さんを探しに行こうとした園田さんに「それでもなお、」と止められるのは忽那さんだけだと思います。8人同じ空間にいるのに忽那さんだけは違う時間軸にいる気がします。でも全然邪魔じゃないんですよね、むしろ居てほしい。忽那さんがUFOキャッチャーを成功させたときの会場の盛り上がりはその日一番拍手が上がっていました。
蓮見さんの書く登場キャラは全員その人の芯があって素敵だと思います。誰も変なことを言ったりしてないんですよね。自分の信念があって喋っている、だからとても見やすい。居心地の良い空間でした。ずっと見ていたかったです。
次回公演もぜひ近鉄アート館でお願いします。楽しい時間をありがとうございました。
カニバブルTシャツ白の発泡バージョンがほしいです。
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