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ADHDだと思ったら、愛着障害だった話

 こんにちは。アーニャます!

今日は、頑張って大人の言葉で話すます!

がんばるます!



さて、

皆さんのクラスにこんな子いませんか?

・集団行動ができない
・癇癪を起こす
・好きなことばかりずっとしている
・片付けができない
・人の気をひくような行動をする
・授業中、突然大きな声を出す
・授業に参加しようとしない
・謝ることができない
・初めてが不安

1つでも当てはまったら、その子は愛着障害かもしれません。

以前、私が持ったクラスに上記のような特性を持った子がいました。

朝、玄関先で「学校行きたくない!」と暴れ、泣き叫び、おもらしまでしちゃうところからスタート。
毎日、それが続き、私は、朝から対応にへとへとでした。

教室になんとか連れてきても、なかなか椅子に座らなかったり、泣いたり。

授業が始まってみたら、大きな声を出して授業妨害するし、嫌なことは一切しないし、集団行動もできない。

もちろん、ノート、プリントは書こうともしないし、離席も多く、私の周りにまとわりついてり、黒板消しを触ってみたり、と授業どころではありませんでした。

嫌なことがあると、すぐに泣き叫び物を投げる。

落ち着きがない。

最初はADHDに見えました。

ADHDの子は、問題行動をしても、それを見えてないふりをして無視をしているとその行動は治るので、その子に対しても最初はそうしていました。

しかし、いくらそうしても、問題行動は改善してされるどころか、どんどん悪化していき、それはクラスのグレーと呼ばれる子にも伝染していき、クラスが崩壊しかけました。

アーニャの精神も崩壊しかけました。

あの時は、学校に行く前から涙が止まらず、憂鬱だったなぁ。

そんな時、その子が心療内科に受診することに。


結果は……

ADHDではなく、「愛着障害」だったのです。


愛着障害の子に対して、問題行動を無視するというのは、逆効果。

通りで、改善されないわけでした。

その子にとったら、苦しい日々だったんだなと反省。

その日から、愛着障害について、勉強し、支援をできる限り行ってきました。

すると、結果はすぐに出てきました。

問題行動が減り、クラスも落ち着いてきたんです。

早くこの支援方法を知りたかった!と切に思いました。

このような私の経験があるので、皆さんとも共有したいと思い、このnoteを書きました。

愛着障害についての本を見つけれるだけ読んだり、講演会を聞いたり、心療内科の先生に聞いたりして、やっと、掴んだ方法です。

まず、


愛着障害とは、

なにかしらの理由によって、養育者との心理的な結びつきが上手く作れないことが原因で、対人関係などのトラブルが生じる状態のことを表します。
 
養育者とは両親などの、身の回りの世話をして育ててくれる人のことです。 

心理学的な最初の愛着形成の段階は赤ちゃんの時です。

子どもは産まれた時は一人で食べる事もトイレに行くこともできません。

お腹が空いた時、オムツが汚れた時に赤ちゃんが泣いて訴えた時に親や養育者がミルクをくれた、オムツをきれいにしてくれたという自分の欲求を訴えた時に満たされるという繰り返しで心理的な信頼関係や愛情、きずな等が芽生えて愛着形成に至ります。

これが最初の他者とのコミュニケーションになります。
 
人は、身近な親や養育者との愛着形成から、成長と共に周りの人との関わりを通して愛着を獲得していきます。

この愛着関係が心の深いところに根付き、自立心や自尊心が育っていき、人間関係や社会性が発達していくと言われています。

しかし、

愛着形成がなんらかの理由でうまくいかずに大人になると、自立心や自尊心が低くなりやすいです。

主に虐待や養育者との離別が原因で、母親を代表とする養育者と子供との間に愛着がうまく芽生えないことによって起こるらしいです。

双子で、片方の子にばっかりに親が目をかけたり、兄弟が多くてなかなか目をかけてもらえなかったりしていた場合でも起こるらしいです。


そうして、間違った他者とのコミュニケーションをしてしまうのです。


次の投稿で、愛着障害の対応方法について、共有しますね!

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教員アーニャ
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