ワーホリ(オーストラリア)_#11_家探し
数日から前から体調を崩し何もできないので、止まっていたワーホリ記を書きます。(体調が崩れた詳細はまた別で)
まずは家探し。
現在は無事に住んでいるわけですが、まあ苦戦しました。
そもそもシドニーのレント(家賃)非常に高いというのが問題なわけですが、何をどこまで妥協するかというところから始まります。
相場はオウンルーム(1人部屋)で$300~400、シェアルーム(2人以上の相部屋)で$150~250 ※月ではなく週単位のレント
つまりオウンルームだと12~16万/月ということです。これシェアハウスですからね~。。。
※光熱費などは全てレントに含まれていて家具付き(調理器具など共有)
となっているところが多い。
私は結局10数件ぐらいインスぺ(内検)に行ったわけですが、
最初にインスぺの練習を兼ねて行ったところが$420/wの物件。
ベッド大きく寝心地よく、調理器具揃っていて炊飯器もあり、シャワーの水量も問題なく、部屋にエアコンもあり、洗濯も問題なし、全体的に綺麗、そしてオーナーが親日でいい人でいい感じやったんやけど
クローゼットだけやけに古く汚く、最寄り駅けっこう遠く近くにスーパーやカフェが無いという立地でした。
この時は、けっこう綺麗やん(ホームステイの家がなかなかひどかったので余計に)こんな感じなら全然住めるな~、でも$420でこのレベルなんか~レントが下げると質も下がるんかな~って思ってました。
1件目のインスぺの話を何人かしたところ$420は高すぎるという話になり(練習とはいえ私も高いとは思ったけどそれを遥かに超える反応で)オウンルームで$300前後をターゲットに探すことにしていました。
そして2件目、1件目と近いエリアでレントはたしか$300。
全体的そんなに悪くなかった(ホームステイの家より全然良かった)んやけど、これが$300のレベルなんか~って感じてました。1件目と比べるとすごく落ちる。これといって良いところもなくまだ引越し日まで余裕があったのでここはスルー。
キーポイントとなる3件目、場所は2件目の近くでレントはたしか$310。
インスぺで家の前に行くと、既に4人が家の前にいました。これまでの2件は1人ずつが違う時間にインスぺする感じやったけど、ここは集められて皆が一気にみる感じでした。(部屋は3部屋なのでで既に定数オーバー)
中を見てみるとを非常に良くとても綺麗、エアコンもあり、シャワーも文句なし、キッチンも綺麗で新しい感じで調理器具も豊富。駅からちょい遠いのがマイナスぐらいやけどバスもあるしそれは許容範囲かなと思ってました。
$310でこれ以上はないかもしれませんと思い、ここで決めてもと考えてました。
すると、インスぺに来ていたドイツ人カップルが「ダブルベッドのルームに住みたいから今日契約をしたい」といい始め、オーナーも「ボンド(保証金)を今払うことができるのあれば、契約できる」と言い、契約手続きが始まりました。(私はシングルルーム狙いだったので静観)
ただ、その後、もう1人の日本人が「シングルルームを契約したい」と言い始めました。しかもボンドのお金も持ってきていると。オーナーから私に「あなたはどう?」と聞かれ、「僕もここに住みたいがボンドのお金は今は払えない(現金を少ししか持ってなかったから)」と伝えると、「であれば私は彼を優先したい」と言われました。たしかに事前のメッセージでお金を先払ってくれる人を優先すると言われてたのでしょうがないなと思いながら、
ここ物件を逃しました。。。オーナーもいい感じ人でしたね。
後から思うと現金は無いけどトランスファー(銀行送金)なら払えるとか交渉の余地はあったかなと思うけど、英語で会話しないのといけない状況でそこまで頭が回らなかったですね。
この時はまだまた良い物件に出会えるだろうと楽観的に考えてましたが、ここから長い家探し旅が始まります。
その後、またFlatmateで気になる物件にインスぺのメッセージをお送り返信が来たとこにインスぺに行くこと5件。しかし決められず。この5件の後半は他のサイト(JAMS、日豪プレス、Facebook、Gumtree)でも探してました。
いろんなエリアのレント$300前後のとこに行ったけど、やはり$300切ると質が落ちるし、$300超えるとまあまあ良いんやけど頭によぎるのは『逃した3件目』。全て3件目との比較で負けていき決断できませんでした。呪縛です。
そうこうしているうちに、あれだけ余裕をもって始めたはずがホームステイが終わる1週間前と目前まで迫ってました。
ホームステイのホストマザーから延長もできるけどうする?的なことを言われましたが、「契約通りの日引越します」と伝えました。
なぜなら、ホームステイの環境が良くないから。これに尽きる。この時に一時的にホステル生活になるかもとは思ってました。
1週間の間にもう1件インスぺに行きましたが全然ダメで、ホステル生活が始まりました。とりあえず6日間で予約しました。。
※ホステル生活についてはまた別で
幻の9件目。この時はレントの基準を$350前後まで上げてました。($300以下はマッチしないと判断。。。)
ホームステイからホステスに移動する日(土曜)の前日(金曜)に見つけた物件で、オーナーから翌日の14時にインスぺと言われたのですが、引越しの時間と重なっていたので、16時でと伝えたのですが、予定が合わず。その後オーナーから日曜の昼と言われたとのですが、BBQの予定があったのでここでも合わず、結局月曜日の夕方に行くことになりました。
詳細な住所を聞いていなかったので当日の朝にメッセージを送ったところ、なかなか返事がこず、15時頃にようやく返信が、その内容が「昨日インスぺに来た人が契約したいと言っているからこの人を優先する。もし契約しなかった時は改めて君に連絡する」という内容でした。
写真と記載されていた内容を読む限りかなり好物件だったので、このメッセージは落ち込みましたね。。。引越しとBBQをしている間に逃した物件でした。
寸前で踏みとどまった10件目
インスぺにも行けなかった9件に似た物件で全体としては良かったけど、自分の部屋に家具がなくマットレスを自分で買わないといけない(交渉し机と椅子はオーナーが準備してくれるただどんなのになるかわからない)ということに最後まで引っ掛かりながらも、インスぺの時は「気にいったので住みたいと」伝えたところ、このあとに2人来るからその人と比べて誰にするか20時まで連絡すると言われました。
ホステスに戻りで連絡待っていたところメッセージが「君はラッキーだ、この部屋は君のものだ」と。そしてもう1文「今日の22時までにボンドを送金してほしい、もし送金が無い場合は部屋他の人のものになる」と。
マットレスの件と他にも気になることが出てきたので、メッセージで確認したところ、回答がはっきりしやん感じだったとで「もう一回見させてほしい」と伝えると「問題ない。ただボンドを先に払ってからだ」と言われました。
インスぺで家の中入って、オーナーにも会ってるから詐欺では無いと思ったけど、やけに急かしてくるなと思い、すごい悩んだけど、納得しきれやん部分があったので、ボンドを22時まで払うのをやめてこの物件は諦めました。
今思うと、よくここで踏みとどまれたなと。(住んでたらもしかしたらめっちゃ良いとこやったかもしれんけど)
最終盤の11、12件目
振り返ると後半の方は空港周辺の物件ばかり行ってましたね。なんか駅から出た雰囲気が良かったんよな。
12件目のインスぺの日程を決めたあと、11件目のオーナーがやけ売り込みをしてくるので同日に行くことに。
11件目はレントが$400で今までで2番目に高い物件でした。
でも中の綺麗さと設備はほんとに良かったってか驚いたぐらい。初めて靴脱いで入ったしエントランスホールみたいなのがあった、リビングが2階にもあったし、バスルールはジェットバスがあって(自由に使える)天井にヒーターみたいなのもあって豪華すぎた。他の物件でもバスタブがあるとこはあったけど機能してなくて、やっぱ浴槽に浸かるのは無理かと諦めてたけどここはほんとすごかったな~
たしか7人?住んでるって言ってて、キッチンが混雑しそうやなと思ったのが唯一のマイナスぐらいでほんと良い物件やった。$400やから高いんやけど。まあスルーです。
そして12件目
オージーの夫妻が住んでいるマンション。レントは$350という予算ギリギリライン。
シドニーのマンションってジム、サウナ、プルーがついてとこが多いんやけど(実は幻の9件目と、踏みとどまった10件目はマンションタイプでその3つがついてた。)ここは無くて、それがあれば完璧やったな、うん。
でもすごい綺麗でキッチンも使いやすそうで、なによりオーナーの人柄が良かった。自分の部屋には机がないとか、Wifiがないとかマイナス点もあったんやけど、ここに決めようと思い、「契約したいけどどうしたらいいか」と聞いたところ、「明日もインスぺに来る人がいるからその人確認してからどっちにするか決めて連絡する」と言われた。このパターンか~と思いながら。オーナーは「でも私は日本が好きだからたぶん君を選ぶよ」と言ってくれたんやけど、、、その言葉を信じて待つことに。
ホステスに戻ったあと、延泊の手配をしました。6日間でホステスから脱出する計画の失敗が確定したので。
翌々日、オーナーからメッセージが「君に決めたから、明日来ていいよ」と
長らく続いた家探しが決着しました!!!
ボンドとレントの支払はどうしたかというと、到着したあとに支払しました。ボンドは当初$1,000となってたのですが、$500に下げてもらいました(理由はわかりません)。契約書にお互いサインしなくていいのかと確認すると「私は特に必要ないが、君が必要なら」と言われ、こっちが不利になることはないから別にいらんかと思い「信じるからいらない」と言うと「じゃあ握手だ」と握手をすることに。
こうして家探しが完結しました。
■学び
①早く探し始めてもなかな家が決まりにくい(オーナーはなるべく早く入居してほしいから)
②ここって物件は即決する。そしてお金を払える状況で臨む。(1、2件目で即決はなかなか難しいけど)
③インスぺはなるべく最短の日程で組むこと(幻の9件目みたいに取られちゃうから)
④妥協できるライン、項目を明確に。
まあ終わってみればいい経験でしたね。
色んな物件、オーナー、こんなに見ること会うことはもうないでしょう。
それにしてもアジア系特に中国人のオーナーがそこそこ多かったな~これをビジネスにしている人も多いようで、シドニーのレントが上がり続けている原因の1つらしいですが。
おわり。