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USDJPY環境認識・エントリーポイント2023/07/29

環境認識

今週も締まりましたので、週足から環境認識を行います。
先に各足の方向だけ確認すると、週足↓、日足↑(↓)、4時間↓、1時間↓の環境です。
今週は、主要中央銀行の政策決定があり、かなり乱高下した1週間でした。Fed、ECBは予想通り0.25%の利上げ、日銀は金利は維持したものの、YCCの運用を柔軟化するという緩和修正に動き、これをうけてドル円が動きました。
各国の金融政策の方向性が示されたことで、週明けは重要となりますので、しっかり各足の環境認識を行っていきます。

週足・日足

週足

週足は方向↓です。
今週は大きな下髭を作った陰線で終了しました。
実体では小さく、1週間で下に行って戻ってきたようなロウソク足を作っています。下落を止めたのはまたしても赤い抵抗帯でした。
これで3週連続でひげで止められており、サポートラインとして強力に機能しています。
この赤い抵抗帯は、4時間以下の足では実体で抜けていますが、日足以上の足では抜けていないので、日足の実体抜けがブレイクのトリガーになりそうな抵抗帯です。
今週はかなり上下に動いた印象でしたが、実体では100pipsも動いておらず、日銀のYCC修正緩和もトレンドを変えるには至っていない状況です。


日足は方向↑(↓)です。
日足は先々週から話している通り、トレンド転換と判断される安値の位置をどう考えるかにより、方向が変わってくるので、一旦両方のパターンで考えています。

<トレンド転換はしておらず、上昇波形と考えた場合>

日足①

今週も赤い抵抗帯ではじき返され、きれいなロールリバーサルを作っています。このまま高値を抜ければ、日足の上昇5波となります。
3波が1波の1.618倍以上伸びていてトレンドが出ているので、高値抜ければ積極的に狙っていきたいですが、現在調整内(4波)がかなりもみ合っており、5波が伸びずに、調整波ABCに入ってくる可能性があるので、この後の波形の作り方は注意して見ていきます。
いずれにせよ、抜けるまでは日足を根拠にしたロングは待ちです。

<黄色〇部分で↓にトレンド転換していると考えた場合>
黄色〇部分で調整がかかり、押し目と判断できると、オレンジのラインで安値下抜けトレンド転換となります。
こちらを採用しているトレーダーも多そうなので、この想定でも分析しておきます。
調整61.8%付近で折り返し、という状況です。

パターンを二つに分けたことからもわかる通り、現在のドル円は日足レベルでも方向感がわからない状況です。
方向感がわからないときにトレーダーがやるべきことはただ一つ、「待つ」ことです。
日足レベルだと、ロングは現在の高値(145.00付近)を抜けてから、ショートは、赤い抵抗帯を日足の実体で抜けてから。ここが方向感が決まるタイミングとみています。
赤い抵抗帯の根拠からもわかる通り、現在のドル円は日足の方向性がとても重要です。方向性が決まるまでは、根拠なく動く可能性があるので、下位足で根拠のある形が出ても、ロットを抑えたり、短期で利確していく戦略をとっていくべきです。

4時間・1時間

4時間

4時間は方向↓です。
かなり乱高下しましたが、4時間でもトレンド転換はしていません。
4時間の高値。安値内をウロウロしているだけです。
ここからも方向感がないことがわかります。
安値を下抜けると下降3波が発生しますが、昨日赤い抵抗帯まで下降してきましたものの、4時間足では髭で返されています。
高値は143.00付近で、ここを抜けるまで↑にトレンド転換はしないので、
高値安値の幅が大きく、やりにくいチャートを作っています。

1時間

1時間も方向↓です。
1時間は一度エリオット5波まで発生し、調整波を挟んで2度目の下降1波が発生→調整78.6%強といった状況です。
1時間も4時間同様高値安値の幅が大きく、その中をウロウロしている状況です。
今トレードをするなら15分などのさらに下位足を根拠にするのでしょうが、私は基本4時間以上、最低でも1時間以上のトレンドを根拠にトレードを組み立てるので、現在は待ちのフェーズとなります。

Trade Point

先週はかなり動いた印象でしたが、結局エントリーシナリオのポイントまではきませんでした。
おそらく今週トレードをした人は、予測不能の乱高下にやられて資金を減らした人が多いと思いますので、減らすくらいなら無理してトレードしなくていいという判断になります。
エントリーポイントは先週から変わらず、ロングは高値を抜けてから、ショートは赤い抵抗帯を日足実体で抜けてからです。
今週はエントリーがなかったため、チャートを見つつ、過去検証が捗ったので、こういう時こそ自分の能力を磨く時間にあてていきたいです。








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