USDJPY環境認識・エントリーポイント2023/10/21
環境認識
週が締まりました。今週も週足から環境認識を行っていきます。
先に各足の方向だけ確認すると、月足↑、週足↓、日足↑、4時間↑、1時間↑の環境です。
今週も先週に引き続き、150円を意識された小幅な値動きで推移しました。
中々エントリーの形が出ず、先ほど取引履歴を確認したら、ドル円は今月まだ一度もエントリーしていませんでした。
そもそも基本4時間(最低でも1時間)以上の足でトレードシナリオを組み立てているので、仕方ない部分がありますが、逆にトレードしないことで資金が減ることはないので、今は焦らず観察するフェーズと考えています。
永遠に今のレートにとどまることはないので、動いたときにしっかりとれればいいと思っています。
週足・日足
週足は方向↓です。
週足は2週連続の陽線で終了しました。150円ラインの抵抗があり値幅が狭くなっている状況で、先週の陽線で作った上髭を、今週は実体で埋めてきました。
ここまでも着実に上昇してきたドル円は、週足の方向は下であるものの、トレンド転換間近まで迫っています。
ただ今のドル円が難しくなっているのは、テクニカル以外の外的な要因が多すぎることです。
よくテクニカルだけでなくファンダメンタルも重視してトレードすべきという話を聞きます。それ自体は間違いではないのですが、いつ為替介入がくるか、戦争によるリスクオフが来るかというのは予測ができず、再現性がありません。
為替介入はもしかしたら、実績がたまってくれば傾向を分析できるようになるかもしれませんが、まだまだ先の話だと思います。
日足は方向↑です。
日足は先々週から変わらず5波確定し、調整ABC波に入っていると判断します。
現在はB波まで発生か?(赤矢印)という状況なので、このまま高値を上抜けしても、調整C波の可能性があり、上昇1波とカウントすると危険な高値です。
むしろ形として出てきてくれれば狙いたいのは下記の形です。
現在の高値を上抜けすると、日足の高値はオレンジのラインに切り上がります、そのオレンジラインを下抜けると、トレンド転換+右肩上がりのダブルトップとなり、さらに水色矢印の様な動きを作ってくると、下降3波+三尊天井となります。
まずは、高値更新→安値切り上げ→安値下抜けという条件がそろわないとエントリーのトリガーは引けないので、我慢強く待つことが大切ですが、このシナリオは頭に入れて準備しておきたい形です。
4時間・1時間
4時間は方向↑です。
波形はオレンジラインの高値を上抜けて上昇3波を作っています(赤矢印)。
4時間3波となるので、通常ならば迷わず入るところですが、直近高値が近すぎて値幅が取りにくいため、入りませんでした。
ジリジリと上がっているので、結果的には入ってたら利益が出た3波だったことになりますが、やはり伸びは欠いているので、自分の判断にも後悔はないです。
安値は黄色い帯のある148.20付近ですが、ここはかなり抵抗が強そうです。
ここを下抜けると、上昇3波にトレンドが出ず、ダブルトップの形となるので、面白い展開となりますが、抵抗も強いだけに最低でもしっかりロウソク足の実体で下抜けてから、できれば下降抵抗帯の下で下降ダウを作ってからエントリーを考えたい場面です。
Trade Point
150円を警戒してかなりスクイーズしたチャートを作っていて、他の外部要因などを考えると、正直上も下もリスクの方が多い状況と考えています。
ロットをかなり抑えてトレードすることで、資金管理を徹底することが大切です。
状況としては150円越えを目指していますが、トレードはショートの方が組み立てやすいと考えています。しかしそれも形が出てから考えるべきで、少なくとも黄色い抵抗帯を下抜けるまではショートはしない方がいい場面です。
為替介入も起きそうだし150近辺からなんとなく下がりそうだからショーするということは絶対に避けるべき展開です。
とにかく自分のシナリオの条件がそろうまで待ちます。