USDJPY環境認識・エントリーポイント2023/08/19
環境認識
今週も締まりましたので、週足から環境認識を行います。
先に各足の方向だけ確認すると、週足↓、日足↑、4時間↑、1時間↑の環境です。
今週は特に大きな経済指標もなく、海外も日本も夏休みといった相場状況でした。
週足・日足
週足は方向↓です。
波形は変わらず紫の安値を下抜けて下降一波(青矢印)が発生し、78.6%強まで調整がかかっている状況です。
3週連続の陽線で終了しましたが、上髭の陽線となりました。
しかし、直近の高値を週足の実体でも抜いてきており、上昇の勢いが強いことがうかがえます。
この実体を残せずに終了していたら、この高値で抑えられて上髭を付けたという印象が強いチャートになっていたので、週明け下降が強くなるかなと思っていましたが、残っただけに少し先が読みにくいチャートになりました。
一旦フィボナッチ78.6%ラインで上髭を付けて折り返しているので、この後の動きに注目です。
また、週足はあくまで下降1波(青矢印)に対する調整の動きというとらえ方で、目線は↓ですが、調整内では週足でも見てとれるくらいの強い上昇ダウを刻んでいます(白矢印)。
こちらの上昇ダウは日足での波形になるので、日足の環境認識に移ります。
日足は方向↑です。
前回まで日足は黄色〇部分の調整のとらえ方によって、トレンド転換したか否かが違っていたので、場合分けして環境認識を行っていましたが、直近の高値を上抜けて文句なしの上方向となったので、日足の5波発生中という前提で見ていきます。
日足は各波形でロールリバーサルをうまく使ってここまで上がってきていますが、今回も高値上抜け(紫ライン)後、紫ラインで下髭を付けて終了しており、ロールリバーサルの動きを作ってきています。
5波が発生したので、ここからは調整波の動きを作ってきそうですが、できればA波は38.2%以上の調整が欲しいので、もう一度下値を試してくる可能性はあります。その場合は直近のロウソク足のように下髭で38.2%タッチし調整波に突入という形を作ってくる可能性があります。
現在の日足の波形は3波がしっかり伸びてトレンドを作ってきているので、そのままトレンドを引き継いで上昇波形を作ってくると、月足の高値も超えてくるような動きを作ってきそうです。
4時間・1時間
4時間は方向↑です。
高値を抜いてトレンド転換後、黄色の帯でロールリバーサルをして上昇3波が発生しました。
4時間レベルで、次のロールリバーサルのターゲットになりそうなのは青い帯のラインになります。
このラインは4時間3波の半値ラインでもあり、意識されそうな抵抗ラインです。
現在はかつての日足高値ラインで4時間足でも意識されていることがわかる動き(実体で抜かせない動き)をしているので、このまま高値を更新していく可能性もありますが、上位足の日足では調整波に入る可能性もあるので、いったんは観察フェーズに入っています。
1時間も方向↑です。
4時間同様↑にトレンド転換し、4時間と似たような波形を作ってきています。4時間の方が上位足となるため、現在は4時間を根拠にトレードを組み立てていった方が安全です。
Trade Point
前回(先々週)のシナリオでは、4時間3波から入って、日足の高値抜けをチャレンジするというロングシナリオを立てていましたが、その通りに動いてくれました。
ドル円は今年に入ってから4時間・日足の波形がきれいに動いてくれるので、3波を取りに行く戦略ではかなり取りやすい状況です。
今回も、4時間3波から入り、日足の高値実体抜け確認から買い足し、部分利確でうまくトレードを組み立てることができました。
今は調整のフェーズにまた入りそうな動きを見せているので、また観察フェーズかなという状況です。
ロングはまずは4時間足で話した青い抵抗帯付近での反応を見てきます。
ショートは1時間足レベルでも、↓にトレンド転換するラインが142円付近と遠いため、一旦高値を更新して、安値を切り上げてほしいところです。
そこまではショートのシナリオは封印です。