USDJPY環境認識・エントリーポイント2023/10/07
環境認識
週が締まりました。今週も週足から環境認識を行っていきます。
先に各足の方向だけ確認すると、月足↑、週足↓、日足↑、4時間↑、1時間↑の環境です。
今週は火曜日夜に円高方向への大きな下落、金曜日に雇用統計と値動きが動くトピックスがありました。
週足・日足
週足は方向↓です。
週足は5週ぶりの陰線で終了しました。大きな下髭を付けていますが、要因は火曜日23時頃に発生した円高方向への下落です。
為替介入かという話もありますが、その直前に150円の大台に到達していることもあり、大口達の確定売りの可能性もあります。
チャート上は大きく下落したという事実だけがあるので、その事実のみを考慮して環境認識をしていきます。
今週のロウソク足は、5週間前につけた下髭陰線のロウソク足と形状が似ています。前回はそこから4連騰しています。
陰線での終了ですが、下髭であることからもわかる通り、結局買い圧力が強く押し戻されています。
一貫して上昇トレンドを作っているドル円を象徴している動きですが、調整は必ず来ます。
下位足を分析していきます。
日足は方向↑です。
日足は、黄色矢印で上昇5波まで発生し、先週から大きく変わっていませんが、火曜日の下降で61.8%までの調整をかけてきました。一瞬の下降なので、これを調整と呼ぶべきか微妙なところですが、その後38.2%ラインまで調整がかかっているので、5波は確定し調整ABC波に入っていると判断します。
一度エリオット5波まで発生しているので、この調整波がきっかけでトレンド転換する可能性もあります。
トレンド転換は必ず下位足から転換していくので、4時間、1時間でトレンド転換していないかを確認していきます。
ロングは波形がエリオットの調整波に入っているため、調整波が終了しないと現状日足を根拠に入ることは出来ない状況です。
4時間・1時間
4時間は方向↑です。
4時間も先週の時点で上昇5波が発生し、38.2%以上の調整が入っているので、調整ABC波に入っていました。
青い矢印の調整ABC波ではないかと考えていますが、調整波の波形としては、高値上抜け(B波)を新たな上昇1波ととらえるか微妙な状況でした。
確証が持てず、わかりにくい形だったのでエントリーができなかったのですが、そのあとの下落に巻き込まれずに済みました。
高値上抜けをB波ととらえるか、上昇1波ととらえるかは置いておいて、いずれにしろ、4時間の安値がオレンジラインに切り上がったため、その後4時間足はこの安値を実体で下抜け、↓にトレンド転換しています(黄色矢印)。
しかし、今度はその後トレンド転換により作った高値(水色ライン)を上抜けており、再び上昇しています(赤ライン)。
この形は、ダブルボトムの形が出やすく、かつ一度下方向に作られたトレンドを全否定して上昇の形を作っているので、伸びやすい形になっています。
ここから150円までは、比較的取りやすい状況と考えています。
1時間は方向↑です。
先週の時点では一気の下降で1時間の安値を下抜け、↓にトレンド転換していましたが(白矢印)、その後上昇し再び↑にトレンド転換(青矢印)しました。
そこから火曜日の下落から再び↓にトレンド転換。
さらに、4時間で見たように、戻り高値を上抜けて再度↑にトレンド転換しています。
1時間ではかなり目まぐるしくトレンド転換を繰り返し、3波を出すことができていません。
現在は上昇1波に対して調整38.2%、水色ラインでのロールリバーサル、ダブルボトムと根拠がそろっているので、1時間の高値上抜け(上昇3波)でエントリーを考えています。
1時間だけでなく、4時間でも根拠が重なっているので、150円付近までを利確ポイントにしてトレードをしていく予定です。
Trade Point
今のドル円は150円到達からの一気の下落など難しいトレード環境ですが、その中でも入る形も出てきているので、淡々とトレードしていくしかないと考えています。
ロングは、4時間、1時間で書いた通りの根拠からを考えています。
ショートは4時間レベルでも、↓にトレンド転換したのみを根拠にエントリーするのは難しい状況です。4時間足レベルで下降ダウ(下降3波)の形が出てから考えます。