蒔いた種が芽を出す瞬間

僕の学級では,菊池省三氏の実践【価値語】を参考にしたものを細々と行っています。
4月の初めから,子供の行動や姿を写真に収めて
「〇〇力」のように価値付けると言うものです。

子供達に「何がいいことなのか」や「あなたにどんな良さがあるのか」を伝えられるように言葉を添えています。(忙しさにかまけて,そんなに沢山ではない)

そんなことを続けて1月も終わりを迎える頃。
ある子達から「新しい係を作りたい」との声が。
出来上がった係紹介カードを見ると「価値語考え係」。
仕事内容は,みんなの良い所から価値語を,先生と考えて作るらしいのです。

子供達が自ら良さを見つけ合う豊かな空間になって欲しいと,2学期から「どんな価値語をつける?」と話してきた種が,芽を出す瞬間でした。

僕の役割は,ここから打ち上げ花火にならないようにサポートすること。出しゃばらず,新しいことは教えていく。

0から1を産むことは難しい。
個別最適や,自由進度が動いている現代でも,
知らないことを教えることは,僕たちの仕事だと思います。

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