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本場ドイツと東京クリスマスマーケットは全然違う!

こんにちは。

大澤です。

昨年12月にクリスマス文化が根強いドイツの他、チェコ、オーストリアに行きました。
クリスマスマーケット発祥地はドイツです。

そしてこないだ神宮外苑の東京クリスマスマーケット2024に行きました。

本場と東京クリスマスマーケットを比較するつもりはなかったのですが、あまりにも違いが多すぎたので記録しようと思います。


違うところ その1:入場システム

本場ドイツ側の状況
入場料はありません。
例えば本場ドイツ,ミュンヘン新市庁舎前のマリエン広場で行うクリスマスマーケットの場合、入場料はなく誰でも入れますし素敵な出店とクリスマスツリーが現れます。

ドイツ,ミュンヘンにある新市庁舎前マリエン広場のクリスマスマーケット


東京クリスマスマーケット側の状況
神宮外苑のクリスマスマーケットは入場料があります。(他はないと思います)
大体1000円〜2000円くらいです。
事前予約をするとマグカップが1つもらえます。
当日予約なしで入場もできますが、恩恵はありません。
入場料を払ったからといって、出店のメニューが安いというわけでもないです。

東京クリスマスマーケット2024 神宮外苑

違うところ その2:グルメが本場と全然違う

本場ドイツ側の状況

  • FOOD
    ドイツのクリスマスマーケットグルメと言えばシュトレン、プレッツヒェン、焼きソーセージ。
    💡シュトレンは家庭で作ったりパン屋さんで購入する身近なケーキのようなお菓子です。
    💡プレッツヒェンは飾りのイメージが強いクッキー。最近では食べるもの用として食べやすい厚さのクッキーが売られています。
    💡(下)写真の焼きソーセージはシンプルにパンに挟んで食べます。
    お値段は5ユーロ前後ぐらい?
    全体的に10ユーロ超えるグルメはなく、高すぎず安すぎずです。

パンに挟んだ焼きソーセージ

DRINK
ドリンクはホットチョコレート、ビール、グリューワインが主流で、マグカップで提供されます。
💡ホットチョコレートは少しだけクリームが上に付いていますがシンプルです。
お値段は4〜5ユーロ。
(下)写真のマグカップは返却すれば1ユーロぐらいは戻ります。
マグカップは東京のデザインよりもドイツの方が圧倒的に可愛いです。

ホットチョコレート

東京クリスマスマーケット側の状況

FOOD
本場にあるプレッツヒェン、パンで挟んだ焼きソーセージはありませんでした。
・ソーセージは小ぶりの焼きソーセージがお皿に盛られます。
本場ではソーセージ含め肉類はパンに挟むものが多いんですよ。
お値段5本で1200円

東京クリスマスマーケットのソーセージ

・プレッツヒェンらしきものは日本で一度も見たことないです。

・シュトレンは鎧塚俊彦シェフのシュトーレンがありましたが、高すぎます!お値段が3,000円以上しました。ドイツなら千円以下で買えるのに。。。

東京クリスマスマーケットのシュトーレン

他はドイツとは関係ない牛タン、チュロス、パンdeスープ、フライ、ローストビーフなど。

DRINK
(下)写真のホットチョコレートにはホイップクリーム上がサンタや雪だるまで可愛らしくデコレーションされています。

東京クリスマスマーケットのホットチョコレート

肝心なホットチョコレートは冷めていました。。。作っている途中で覚めたのかな。
チュロスは上にのせているだけなので、ホットチョコレートに漬けながら食べるのは難しいです。
お値段は800円くらい。
ホイップクリームで冷めてしまうので何ものせていないシンプルなホットチョコレートがお勧めです。

・ドイツビールの種類はまあまあありました。
お値段は1300円!!
これは本場の2倍です。ドイツは水よりビールの方が安いですからね。
(下)写真のレーベンブロイラガーは飲みやすくて美味しかったです!

東京クリスマスマーケットのビール

違うところ その3:クリスマスグッズ

本場ドイツ側の状況

まずはお値段がそこまで高いものは販売していません。
伝統的なオーナメントや人形がありました。
人形は少しリアルです。

東京クリスマスマーケット側の状況

オーナメントや人形があるのは同じなのですが、高島屋や伊勢丹などのデパートでも手に入りそうな新しいものばかりです。
デザインも今時で、本場にありそうなものは一つもありませんでした。
くるみ割人形が陳列されていますが2万円するものが普通に置かれており、買う人はほとんどいません。

違うところ その4:設備

本場ドイツ側の状況

・トイレ事情
トイレはありません。
場所によっては仮設トイレもありますが、綺麗ではありません。。。
なので近くのデパートのトイレを探します。。!

・テーブル事情
テーブルと椅子がセットで置いてあることはないです。
適当に立ち食いという感じでしょうか。。

順番や交通整備
一方通行とか、左側歩くとかなくて、混雑の時は混沌としています。
ドイツ人は大きいのでなかなか圧倒されます。
屋台に並ぶときは積極的に行かないと抜かされますね。。

東京クリスマスマーケット側の状況

・トイレ事情
仮設トイレがあります。
おそらくほとんどが洋式です。
開催してすぐに行きましたが、綺麗で仮設トイレなのに良い匂いがしました 笑

・テーブル事情
テーブルと椅子がセットで置かれているので、フードコート感覚で食事ができます。
海外ではこういうのはまだ見たことないです。
ドーム型のVIP席もありました。

順番や交通整備
入場時は案内がちゃんとあります。
屋台に並ぶ時も、日本人は律儀に並びます。


ドイツ(チェコ、オーストリア)と東京クリスマスマーケットの違いでした。
ビール以外はほとんど違います。

物足りなかったこと

今回神宮外苑で寂しいなと感じたのは、大きなクリスマスツリーが見当たらないこと。
そして若い人しか来ていないこと。
日本のクリスマスはまだ若者のためのものという印象が強いのだと感じました。

東京クリスマスマーケットの屋台


やはり出店はアジア人(日本人)なので、雰囲気が出づらいというのも大きな原因だろう。まあこれは仕方ないですね!笑

使用金額

今回使用した金額は8700円くらい
・入場料1500 x2=3000
・ビール2600
・サングリア600?
・ホットワイン800?
・ソーセージ1200
・ザワークラウト500?
満腹になるまで食べようとすると、2人でも2万近くは飛びます。。。💸

最後に

日本で行われるクリスマスマーケットは本場ドイツ(チェコ、オーストリア)に近い方がいいですか?
それとも東京的で日本人受けがあり親しみやすいクリスマスマーケットがいいですか?

私は本場に近い方だと嬉しいので、運営方針が変わらない限り、東京クリスマスマーケットに行くことはもうないかな。。。

本場ドイツ クリスマスマーケット ソーセージの屋台

ぜひ皆さんもドイツ、チェコ、オーストリアや北欧のクリスマスマーケットに足を運んでみて欲しいです!

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