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make(業務自動化ツール)を使用して、リード情報の取り込みを自動化する方法【リード獲得広告を利用している人必見!】
今回はリード獲得広告で獲得したリード情報を、makeという業務自動化ツールを使用して、Google Sheets(スプレッドシート)に自動で記載する方法を解説します。
リード獲得広告は、なにも連動させないと、MetaのリードセンターにCSVをダウンロードしに行って、Excelに貼り付けて…など、やや手間がかかります。
でも、makeを使用すれば一度設定するだけで、カンタンにリード情報をGoogle Sheetsに自動転記することができるようになります。
リード獲得広告を使用しているけれど、いまもコツコツCSVをダウンロードして対応されている方には、参考になるかと思います。
また、この手法はmakeの使用方法の基礎を抑えるうえでも、とてもイメージの湧きやすい内容になっています。
・Google SheetsではなくNotionに転記したいんだよなー
・MetaのコンバージョンAPIを実装してみたいんだけどなー
などなど、makeを利用してできる自動化はかなり幅が広いです。工夫次第で、いろんな使い道があるので、この記事で記載している方法を足がかりに色々と試してみてください。
ThreeFrogsでは、レポート作成の代行など、貴社のマーケティング業務をより効率的に推進するためのサービスを展開しています。
今回ご紹介するmakeの設定も対応可能ですし、〇〇の業務を効率化したいなどご要望がありましたら、お気軽にご相談ください🐸
ご相談は公式LINEまたは、XのDMにてお待ちしております
【業務自動化ツール】makeとは?
makeは複雑なコードを書くことなく、日々の業務を自動化できるツールです。
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From tasks and workflows to apps and systems, build and automate anything in one powerful visual platform.(ChatGPTによる日本語訳:タスクやワークフローからアプリやシステムまで、あらゆるものを1つの強力なビジュアルプラットフォームで構築・自動化しましょう)
毎日繰り返しで行っているレポート業務や、パートさんなどにお願いしているような定型業務をカンタンに自動化することができます。
「毎朝どこかからレポートをダウンロードしてきて、Google Sheetに貼り付けている」
「毎日出勤直後と退勤前に、リードの数を目視で数えて入力している」
などの、日常のルーチン業務を自動化することができるため、作業ミスをなくしたり、コアな業務へ当てられる時間を増やしたりすることができます。
今回、この記事ではリード獲得広告を利用している方に、makeを使った業務の効率化をご提案できればと思います。
Metaのリード獲得広告のめんどくさいポイント
すでにリード獲得広告を利用されていることを前提としているため、リード獲得広告の詳細説明については省きます。
>>リード獲得広告の詳細から読んでおきたい方はこちらをこそっと御覧ください(Metaの公式ヘルプページへ飛びます)
ざっくりというと、リード獲得広告は、
広告をタップ→フォームが直接立ち上がる→ユーザーが直接個人情報などを入力→完了
というフローの広告になり、LPを挟まずに個人情報がある程度入力された状態でフォームが立ち上がるためCVRが高い傾向にあり、多くの広告主に愛用されている配信手法です。
ただし、メリットが大きい反面、運用する上で意外とめんどくさいポイントがいくつかあり、例えば下記の通りです。
◆外部アプリと連携しないと、MetaBusinessSuiteにリード情報をいちいちダウンロードしにいかないと行けない
→ダウンロードした情報を一つのExcelファイルにコピペして、対応状況を入力して…という手間が発生することもしばしば。ダウンロード済みのリードをまとめてダウンロードして貼り付けてしまったりすれば、それこそリード情報の重複などの原因になります。
◆サンクスメールを送る機能は備わっておらず、なんの設定もしないとアプローチは人力に頼らざるを得ない
→HPのフォームであれば、だいたいサンクスメールの自動送信機能がついていますが、リード獲得広告にはサンクスメールを送る機能は備わっていません。フォーム送信後にユーザーに資料ダウンロードボタンなどを表示させることはできますが、そのボタンを見過ごされてしまうと、ユーザーは資料などを見ることができなくなってしまいます。
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「LPを用意しなくても配信できる」「Facebook上で登録されている情報が半分入力された状態で立ち上がるため、CVRが高い」などのメリットが多くある配信でもありますが、同時に”かゆいところに手が届かない”点も多々あるのがリード獲得広告です。
そこでmakeを利用して効率化しましょう
その「便利だけどいま一歩」なリード獲得広告を、より効率よく配信することができるようになるのが、業務自動化ツール「make」です。
Makeの利点は
エンジニアでなくてもノーコードでかんたんに設定ができる
1000回のオペレーション以内であれば無料で利用できる(詳しい料金はこちら)
という点が大きいです。
マーケティングのお仕事をしている方であれば、使い方次第で大きな味方になってくれるツールですので、ぜひ一度は触って見ることをオススメします。
リード情報をGoogle Sheetに自動登録する方法
ここからは、具体的にどのように設定すればよいかを解説していきます。。
※makeのアカウントはすでに開設されている想定で、話を進めます。まだ開設していない方は、下記から開設をお願いします。
makeの登録が済んでいない方は、まずはこちらから登録をどうぞ
1.シナリオの作成
まずは新しいシナリオを作成します。
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2.モジュールを追加する
シナリオを作成したら、モジュールを追加します。
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今回、使用するモジュールは下記の2つです。
・Facebook Lead Ads
・Google Sheets
こちらの2つのモジュールを使用しますが、モジュールを追加→モジュールの設定の流れを、それぞれでやったほうがわかりやすいかと思いますので、まずはFacebook Lead Adsのモジュールを追加して貰えればと思います。
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3.各モジュールの設定を行う【Facebook Lead Ads】
モジュールを追加できたあとは、各モジュールの設定を行いましょう。
まずはFacebook Lead Adsのモジュールの設定からです。
Facebook Lead Adsのモジュールを選択すると、下記の画面が立ち上がるかと思います。
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「New Lead」をクリックすると、下記の画面が開くと思います。
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こちらの画面で「Add」のボタンをクリックします。そうすると下記の画面が立ち上がるはずです。
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そうすると、Facebookのログイン画面が立ち上がるはずです。こちらでログインすると、先ほどの画面に戻ります。
ここでPageのプルダウンが使用できるようになっているはずです。
あなたのアカウントに紐づいているFacebookページが、羅列されますので、リード獲得広告で使用しているFacebookページを選択しましょう。
選択すると、今度はFormのプルダウンが出てくるかと思います。
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ここで配信に使用しているFormを選択しましょう。
※勘づいた方もいるかもしれませんが、Facebook Lead Adsのモジュールはフォームごとに必要になります。複数のフォームを使用して配信している場合は、複数のFacebook Lead Adsモジュールか、もしくは複数のシナリオを用意する必要がありますのでご注意ください。
ここまで終わったら、いったんFacebook Lead Adsのモジュール設定は完了です。
左下にある「Save」のボタンをクリックして、設定を保存しておきましょう。
4.各モジュールの設定を行う【Google Sheets】
続いて、Google Sheetsの設定を行います。
Facebook Lead Adsのモジュールにカーソルを合わせると、「Add another module」という項目が出てくるのでクリックしましょう。
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モジュールの選択画面から、Google Sheetsを選択すると、下記の様にいくつかの項目が出てくるかと思います。今回使用するのは「Add a row」になりますので、こちらをクリックして追加します。
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続いて、Google Sheetsのモジュール内の設定に移ります。
追加したGoogle Sheetsのモジュールのアイコンをクリックすると、下記の画面が開くかと思います。
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こちらの中から、まずは「Connection」の項目にある「Add」をクリックします。クリックすると「Sign in with Google」というボタンが右下に出てくると思いますので、こちらをクリック。
そうするとGoogleのログイン画面が出てくると思いますので、いつもGoogleにログインしている要領でログインしてください。
ログインが完了すると、「Search Method」「Drive」というプルダウンが立ち上がるかと思います。
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こちらから、リード情報を追記したいシートを選択していきます。
※「Search Method」のプルダウンをいじると、ファイルの検索方法を変えられますが、ここは大人しく「Search by pass」のままで良いのではと思います。他の項目にすると、一応URLを直入力したりして探すことも可能です。
Driveを選択すると「Spreadsheet ID」という項目から、スプレッドシートの名称を選べるようになります。
あらかじめ、リードを保存する用のスプレッドシートを立ち上げておき、ここで選択しましょう。
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「Spreadsheet ID」を選ぶと「Sheet name」というプルダウンが立ち上がると思いますので、リード情報を追記したシート名を選択します。
ここで言うシート名とは、各スプレッドシートの下部にタブ形式で表示される、おなじみのアレです。
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その後に立ち上がる「Table contains header」の項目は、選択したシートの一行目にヘッダー名を設けているかどうか?を聞いている項目になります。
選択したシートの一行目にすでに”氏名” ”メールアドレス”など記載してあれば、Yesにしておきましょう。
ここまで終了すると、Valuesという項目が立ち上がり、シートの各列を選択できるようになるかと思います。
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こちらに取り込みたい項目を、ポチポチと入力していくことで、リード獲得広告からリードが発生した際に自動でその項目たちが入力されることとなります。
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項目を見てみるとわかるのですが、Form IDやAd IDなど、いろんな項目を入れられるんですね。
リード情報と一緒に取り込んでおいて、スプレッドシート上で関数を組んでおいたりすれば、分析も捗ると思いますので、ぜひ有効活用してください。(細かい設定については、プロにお願いしたいという方は、ぜひご相談ください。ご相談用の公式LINEはこちら)
ここで、入れたい項目をもれなくポチポチと選択していただければ、無事完成といった感じです。
まとめ【いろいろと応用してみよう】
今回は、makeを使用してリード獲得広告で発生したリード情報を自動で蓄積するという内容について解説しました。
今回はFacebook Lead AdsとGoogle Sheetsというモジュールを使用しましたが、他のモジュールを使用すれば、いろいろなツールをつなぎ合わせることができます。
この記事を通じて、makeの基本的な使用方法を理解できたぞ!と感じた方は、ぜひほかのモジュールを使用したツール作成にもトライしてみてください。
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そもそもなにをレポーティングすべきなのかわからず、教えてほしい
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すべて実際にマーケティング業務を経験し、理解している者がディレクションしますので、
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