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marshall origin 20cを選んだ理由
エレキギター初心者セットで憧れのギターを始めたキッズのほとんどはセットの小さなアンプをつないで音を鳴らし、コンポで流した好きな曲に合わせて楽しんだはず。そしてエフェクターを買い、新しいギターを買い友達とバンドを組んでライブし青春を過ごす。
自分もそんな10代,20代を過ごしすっかり大人になってしまい昔ほど弾かなくなったが、それでも本屋へ入れば無意識にヤングギターを取ったり、島村楽器に立ち寄ったりしてしまうのだ。
ギターキッズの頃はvan halenやbon jovi のポスターを張った自室でアンプを使っていたが最近はもっぱらマルチエフェクターにヘッドフォンだ。
ところが近頃ヘッドフォンをすることが億劫になってきた。
アコギみたいに手に取ってすぐ弾けるようにしたい。
ヘッドフォンではなく空間の空気の振動で音が聞きたい。
普段はリビングで弾いていて終わったら毎回エフェクター類は見えないところにしまっている。次回弾くときはそれをまた出して、、それが面倒になった。かといって出しっぱなしだと散らかって見えるし妻もいい顔をしない。
そこでアンプが欲しくなった。シールドを指したらすぐに音が出せて気軽に弾けるようにしたい。
そこからアンプ選びの旅にyoutubeへ出かけ
下のような条件を満たすものを探した
・10万以下
・リビングで使えるサイズ
・ある程度見た目がいいもの(家族共有スペースなので少しインテリア要素も欲しい)
まず悩んだのがヤマハTHRのようなコンパクトデジタルアンプか普通のコンボアンプかだ。
会社近くの楽器屋に置いてあったので帰りに弾いてみた。
ヤマハTHRは最近TAK松本さんのモデルが出たりして話題になっているアンプでホームユースにはうってつけ。歪みや空間系などのエフェクトも豊富でコンパクト、だが音量はしっかり出る。もうこれでいいのではないかと思ったがそのあとコンボのチューブアンプ(marshall dsl 5c)を弾いた。なじみにあるシンプルな操作性、うまく言い表せないがチューブ特有の音。ずっと弾いていたくなるような心地よさがあった。デジタルもいいがチューブアンプのほうが脳が喜んでいたのでチューブアンプに絞って探すことにした。
自宅で鳴らせるチューブアンプということで低出力だったりパワーリダクションの機能がついている必要があった。
black star のHT-5R, Studio10や EVH iconicなどいろいろ候補があったが残念ながらどれも近所に現物がなかったので、実際に弾けたのはmarshall dslだけだった。
もうアンプ選びの疲れたのでdslでいいやと思っていたが、最後marshallのHPを見てorigin 20cを発見。0.3Wのリダクション機能、ビンテージライクな見た目で即決してしまった。(音聞かずして見た目で決めるという恥ずかしい決め方は大目に見てほしい)
妻にリビングの隅に置く許可を頂き晴れてチューブアンプトーンでギターが楽しめるようになった。
が、何より欲しいものをあれこれ悩むストレスがなくなったのが一番だ。