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意賀美神社<饒速日の末裔・伊香色雄の足跡をたどる>
神武東征より先に大和を治めていたとされる「饒速日」(ニギハヤヒ)について、引き続き調べていきます。
磐船神社(大阪府交野市)で、肩野(かたの)物部氏が神社の創建に深く関わりがあり、饒速日命の六世の孫で崇神朝における重臣であった伊香色雄命(いかがしこおのみこと)がキーパーソンであるということを知りました。
ここでは大阪府枚方市に他に足跡が残されていないか少し探してみました。いくつか足跡があるようで、その中から意賀美(おかみ)神社を紹介します。
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※ちなみに拝殿にある石段の2段目-3段目あたりに方位磁石を持っていくと、磁針が乱れるそうです。 ゼロ磁場地点として有名な場所です。
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周囲は道が狭く、駐車場がありませんので、駅前のコインパーキングに自動車は駐車することをオススメです。
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<御祭神>
高淤加美大神、素盞鳴尊、大山咋神、大国主神
※2023.9.6更新 御祭神:高神 ⇒ 御祭神:高淤加美大神
<社伝によると>
高淤加美大神(たかおかみのおおかみ)は水神であり、淀川の鎮守として古来より船人達が通航の安全と水害排除祈願のために創建したといわれる。
もとは伊加賀宮山にあり、産土神として、開化天皇の御代に伊香色男命、伊香色女命の邸内にあったと伝えられる。
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意賀美神社の西南西方向には、「伊加賀〇〇町」と伊香色雄命(いかがしこおのみこと)につながる地名が続きます。
このあたりが、伊香色雄命の拠点だったと思われます。
<万年寺山古墳>
古墳時代前期の4世紀前半ころの築造
この古墳の主体部は粘土槨で、埋葬施設は割竹形木棺だった。
8面の青銅鏡や鉄刀などが出土したが、青銅鏡8面のうち6面は、三角縁神獣鏡。
⇒物部氏ゆかりの豪族が埋葬されていると思われます。
<まとめ>
饒速日命を祀る神社ではありませんでしたが、饒速日命の六世の孫の伊香色雄命(いかがしこおのみこと)の拠点と思われるエリアが淀川沿いにありました。
最後に、これまで紹介した「伊香色雄命」に関連する神社を地図にまとめてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1690073279987-fKFnbXnjQM.png?width=1200)
「伊香色雄命」が率いる物部氏が、淀川を拠点に勢力を広げていた当時の様子が思い浮かびます。