経営者の悩み
オールスター競輪準決勝が終わりました。
近年稀にみる好レース三発でただのスピード競輪だけでなくそれぞれの選手の強い意思が見えた良いレースでした。
今夜決勝戦ですがボクは4車ラインが出来た新山有利に思えますが地元の松井も捨てがたい。
ずっと注目していた窓場もいよいよ覚醒して最強古性と出てきます。
関東の眞杉も現役最強オールラウンダーです。
どうみても後手を踏むような油断ある選手がいない決勝戦も珍しいのですがどんな時も徹底先行に拘って来た新山は意味があるなと思っています。ラインを固める慎太郎と守澤は忙しくなります。眞杉が狙って来るわ松井は止めなきゃならんわその外を飛んでくるであろう窓場まで止めなきゃならんわです。流石に古性は無理か。
ボクは新山=古性の勝負かなと思います。名勝負になる予感がします。地元松井は昨日の走りは決勝でやるべきでした。
競輪というのは主導権を取る(レースを作る)選手が最も有利です。それだけに力がある選手に主導権を取られ無いように他の選手も考えます。なんとなくやってる場合が多いですが実力ある選手はしっかり考えた上で意味のある事をやってきます。
↑ってな予想を今朝書いて放置してました。
結果は1着古性、2着窓場、3着新山という天才車券師の予想通りでした。
三連単27,770円のなかなか良い配当でしたね。
このレースで一番強かったのはやはり新山で何の迷いもない逃げでした。松井は本来であればすかさず出ていくべきでしたが地元という事と前日に脇本を捲ったという自信が自分の持ち味を殺してしまったのが敗因やな。捲りは周りも本人も強く見えちゃうんだけど競輪の華はやはり逃げであり自分のスタイルを変えるのはここぞという時にやるべきで前日にそれを見た窓場は松井より先に仕掛けるのを意識したと思う。
一番人気だった眞杉はラインの強さと新山のあの仕掛けでは打つ手無しと沈んだ。
慎太郎は自分が勝つ事を当然意識していたので窓場をブロックするのがほんの少し弱かった。窓場の気迫がそれを受け止めてしまった。
古性はやはり強かった。並みの選手ではあそこから差せはしない。
しかし今回はやはり新山を褒めたいなというレースでどの選手もあの迷い無い逃げには恐怖しただろうし今後のG1戦線には新山に有利になるかなと思う。
競輪選手というのは会社ではなくそれぞれが個人自営業者だ。自分の強さを伸ばして弱さと向き合うのは我々と一緒でどう戦うかを常に考え日々トレーニングに励んでいる。だからボクは競輪が昔から好きなのかも知れない。
先日、ボクの先輩から相談を受けた。
一週間程入院したら社内がガタガタになって生産性がめちゃくちゃ落ちてしまったそうだ。
社員やパートさん30名程で年商は数億程になる。例えば年商3億だと月商が2,500万程になる。
会社経営者なら分かると思うがいざというときは経営者がこの月商分位の損失を補填するなんて事はよくある。売上が少なければどうにかなるのだが売上が数億にもなってくると用意しなければならない金額はそう簡単ではなくなる。金融機関だってサッと用意はしてくれない。むしろ危険だと感じたら引き上げこそしないものの資金は止める。
売上が上がると倒産リスクが増すのはまさにこれで売上を上げるイコール経営者への報酬を上げてキャッシュを持っておいてもらったり会社に潤沢なキャッシュフローが無いと逆に危険な状態になる。
売上が上がると言うのは実は危険な状態で経営者はそこに恐怖を感じる人が少なくない。
ボクはその業種の事をよく知らないので経営のポイントや従業員さん達の管理やどういうミスが起こったりどうしたら上手く行ってるか等を細かく聞いた。
結論からいうとここまでは社長個人の能力だけで出来ているが社長がいなくなったり能力が衰えると(歳を取れば誰でもそうなる)崩壊する危険な状態で早い段階で後継者を育てていかないと不味いよと言う話をした。
ほんのちょっとした事で売上7割減とかは危険過ぎるので管理的な面はうちでシステムを作るから社長は後継者育成に全力で取り組むべきかな。
こういう他業種を見ていて牛の利点は何かと言うと牛はいつでも売る事が出来るという事。資産を直ぐに現金化する事が出来るのはとても柔軟な経営が出来る。
これが他の産業には一切無い牛の強みですよ。
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