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もういくつねると競輪祭


注目の兵庫県知事戦が終わり斉藤知事が再選した。投票率は50%を超えていた。若い世代の投票率が上がっていた。世代間の投票状況を見ると面白い事に若い世代の前職への投票が大きかった。
その投票グラフを見て考えさせられたのだがボクより上の世代は情報源がテレビ等のメディア関係のみでそれに酷く影響されているなというのが浮き彫りになっていた。若い世代の方が真実と実績をよく掴んでいるように思う。
ボクは感心している。若者はメディアに踊らされる事なく物事を判断出来るという事を。

誤解無いように言っておくがボクは思想は全く無いので単にグラフから想像しているだけです。

ボクが仕事をしていて驚くのが最近は取引先やお客様も全て歳下になってしまった。いつの間にという思いと若い世代もしっかりしてるじゃないかという良い印象を受けている。こうなると仕事の進め方も変わって来る。ボクの常識も通用しなかったりする。Zoomミーティングしてても気が付くとオッサンはボクだけだなと衝撃を受けたりする。

くろくまくんの受付を止めてでもやらなければいけないと思っているのが我々の業界から紙を無くす事だとボクは思っている。
保険証だってマイナンバーカードに紐付ける御時世だが何か反対にあって中止になったんだっけ?身分を証明するものがただの紙切れ1枚だなんてこんな恐ろしい事があるかと思うのだが高齢者は紙切れが大好きで紙以外は信用しない。

切符が無くなりSuicaやスマホで電車に乗れるようになってなんて便利なんだとボクは感動した。キセル(不正)も出来ないし改札はスムーズだ。切符の回収なんて仕事も無くなる。スマホでは乗った電車の区間や料金も表示されて経費精算もスムーズだ。切符に戻せなんて誰も言わないのである。

このプラットフォームやUIが素晴らしい。全てに於いて完璧だなと感心する。利用者にメリットがあって誰でも使えるように作るのは並みじゃないなと思う。

人類である以上より良い社会にしていく事は命題だ。急激に労働者人口が減っていく中でやる事は山積みでそこに関しては強く意識すべきだ。

牛に話を戻すが登記書や授精・移植証明書が紙である事の弊害はかなり大きい。

農家は授精や移植の度に登記書等を用意して授精・移植師はそれを書き移して証明書を発行する。その控えを授精台帳に書き移して何かあった時の為に証明として控える。年に1度台帳検査なるものがあって見てるのか見ていないのかよく分からない検査を受ける。そこで種の種類事に何を何本使ったかなんて意味があるのかよく分からない報告をしたりする。

農家さんは授精証明書を大事に保管して子牛が産まれたら検査員に分娩届けなる書類を書いて検査員に手渡す。

分娩届けはNOSAIなんかにも届けられる。お産があったのか保険にも関係したりする。

検査員が集めた授精証明書やらはチェックの後に登録協会へ送られる。証明書に不備がないのか確認しているそうだ。不備があると検査員を通じて授精師に帰ってくる。修正してまた送る。問題が無ければ子牛登記書が発行される。大体は子牛市場に送られ購入された購買者毎に渡される。

事務作業がとても大変なんである。この事務作業の為に農家は決して安くはない手数料を支払っている。

この仕組みは確かにこれまでは必要な業務だったと思う。不正を防ぐ為に様々なものが複雑化してしまった。

ただし時代が変わって来た。その事務作業をしてくれる人員を確保する事が難しくなって来ている。

書類が無くなれば大幅に業務を改善出来る。

ボクはラベルとストローの電子化をすべきだと考えている。これが出来れば殆どの問題は解決する。

一番肝心な不正防止も簡単でシステムに法律を落とし込めば良いだけだ。そこを通過する事は合法であると証明される。各関係機関だって報告を待ったり検査にわざわざ行かなくてもリアルタイムに畜産の状況を認識する事が出来る。これだけで関わる全ての場所でイノベーションが起こる。

誰がやっても結果が同じものは仕事とは言わない。それはただの作業だ。作業なら疲れないで間違いをおかさないAIに置き換えた方がいい。

ただ、オッサンを説得するのがとても大変だろうなとうんざりする。

若い世代の皆さんが望んでくれれば良いなと思っている。オッサンみたいな事を言ってないで少しはガッツを見せて欲しいな。

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