SenseHub
今回、ご縁があって我々㈱くまテックと世界的製薬メーカーのMSD社、イスラエルのテックカンパニーのSCR社と一緒に仕事をする事になったので少し説明する。
簡単に言うとSensehub(センサー)のデータをくろくまくん(クラウドシステム)で管理すると言う事だ。
簡単に言ってるが実際はそう簡単に出来るものでは無い。しかし皆が考える程難しい訳では無い。物怖じすることなく仕事をしただけだ。
海外のデバイスは素晴らしいものが多くこのSenseHubもイスラエルの自社で高品質なものが生産されている。
海外の畜産は基本的に屋外使用がマストで過酷な環境下で使用される事が前提となる。従って湿度や高温、埃等で故障しない堅牢なデバイスを求められる。故障しないのが大前提となっていて日本でもそういう交換が全く無い耐久性を誇っている。しかしクラウドシステムが日本人には使いにくいものだった。そこを我々が担当する形だ。
イスラエルと聞くと紛争地帯?と思うのかも知れないがそれは違う。イスラエルについて殆どの方が少し誤解をしているので何かの折に歴史について触れて欲しいと思う。とても哀しい歴史だが彼らは悲観する事なく前を向いている。
国土面積は四国程だ。人口は990万人だが2050年には1500万人へと増える予想が出ている。国土のイメージはインディージョーンズ(ボクの勝手な世界観)だが非常に洗練された美しい国だ。古都を思わせるエキゾチックな旧市街と最先端が混在している。
そして誰もが信じられないかも知れないが圧倒的な農業先進国である。
食料自給率はほぼ100%で酪農家の方は御存知だと思うが世界をリードする酪農大国でもある。
砂漠なのになぜ?という疑問がわき起こるが彼らの思考はそれを凌駕している。地球の温暖化や高温化が進む中でイスラエルから学ぶ事はとても多いとボクは感じている。
イスラエルには資源が無い。従って主な資源は人だ。
優秀な人材を育て企業を作りその企業を販売する。MicrosoftやGoogle、世界中の大企業がイスラエルのベンチャー企業を買っている。カーナビの精度が上がったのもイスラエル企業のお陰だ。昔は海の上を走ってるカーナビなんかが良くあった。
世界中のテックカンパニーの躍進はイスラエルの思考によるものがとても多い。IT先進国であり軍事大国でもある。そしてそれが全て融合しているが彼らの本質は平和である。
個人的な感想だが彼らは買われているなんて少しも思っておらずに売ってやっているという感覚に近い。対等であると考えているみたいだ。それがすごく面白く我々はシンパシーを感じている。
我々も同じ気持ちで仕事をしている。仕事である以上我々はどんな大企業であろうとも対等であると考えている。
言うべき事は言うし主張すべき事は主張する。それはどんな小さな農家さんに対しても同じで我々は常に公平である事を大事にしている。
最後になるので我々が作った『くろくまくん』について説明する。
最大の特徴は顧客は営業とではなくプログラマーと直接のやり取りが出来る。こうして欲しいああして欲しい、どうしたら良いだろうかをダイレクトに相談出来る。
普通は担当の営業に相談してその営業が社内で話しあって決定したらプログラマーに伝えるのだがそれは伝言ゲームになる事が多く真意が伝わらなかったりそもそも殆どは却下される。そしてそれはとても遅くなる。我々はスピードが大事だと考えている。ダメだったら次に進めば良いだけだ。
我々のくろくまくんは伝言ゲームが全く無い。繋がっているのかも分からないお客様センター的なものではなくリアルタイムでエンジニアとやり取り出来る。そんなものはボクの知る限りこの世には無い。余りにも無いのでお客様もそれがどういう事なのかは理解されていないが色んな事をエンジニアに相談されてるようで我々の顧客満足度は高い。
ボクも畜産経営をしていて普通にお金を支払ってくろくまくんを使っているが実はカスタマイズというのは殆どしていない。カラーを変えたのと子牛が産まれた時にミルクやお湯の量を日々自動で表示する機能を付けて貰っただけだ。
元々の完成度がかなり高いのでボクはあまり弄る必要はない。
お客様は色々な機能を作って貰ったり表示方法を変えたりしているみたいで楽しそうだ。
畜産経営というのは孤独に陥り易い。ボクは孤独が好きなので構わないがボクがお客様に伝えるのは1人で悩んでいないで何でもうちのエンジニアに相談してねである。
簡単なように思えるけど誰も出来る事ではない。課題はあるが時代の変化のスピードも凄まじい。我々は冷静に良いものは取り込んでいきたいと思っている。
先日、老舗のふぐ料理店を承継しませんかと話が来た。後継者がいなくて長年やっているのでお客様が沢山いるそうだ。
トラフグが釣れる所は知っている。良いかも知れない、ボクは魚は捌ける(ふぐ免許は無い)ので是非、皆さんに召し上がって貰いたい(免許無いけど)。名物は肝の味噌漬けみたいだ(笑)。
これでボクのNoteは最後とします。いつも読んでくれた方ありがとう。ブッタラパスタさんがいつも読んでくれて励みになりました。ありがとうございます。
最後にジゼル、ミカエル、ニノの3名には何度も文句を言ったり言い合いをしたがお陰でとても良いものが出来上がりました。とても感謝しているので我々がふぐ料理店をオープンした時には是非、最初に召し上がって頂きたいと思っている程感謝しています。ピリッとしたらこっそり教えて下さい。
次は競輪Noteでも書いてようかなと思います。