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DifyとLangSmithを連携させてみよう!
LLMOpsをより効率的に効果的に
Difyのv0.6.12でLangSmithとの連携ができるようになりました(今はv0.6.15なので今更感)。
LangSmithは、LLM(大規模言語モデル)アプリケーションの開発と運用を支援するプラットフォームで主に以下の機能を提供しています(by Perplexity)
・LLMの実行ログ収集(モニタリング、デバッグ)
・LLMの出力結果のデータセット化
・登録したデータセットによるモデルの評価
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Difyでは既にLLMOpsの機能を提供していますが、より生成AIアプリの監視が強化できるのは嬉しいですね。
ということで、今回はLangSmithと連携する手順をご紹介します。
LangSmithの準備をしよう!
LangSmithのアカウント作成
まずはLangSmithのアカウントを作成します。LangSmithのHPにアクセスし、「Sign up」からアカウントを作成しましょう。
「Sign up」の画面から、アカウントを作成します。アカウントを作成したらログインしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722772252214-NZdB8Gzigj.png?width=1200)
APIキープロジェクトIDを取得
Difyとの連携にはAPIキーとプロジェクトIDが必要になります。まずはAPIキーから取得します。
ホーム画面の左側のメニューから歯車アイコンを選択してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1722772461924-xzqD93EkKE.png?width=1200)
APIキーの作成画面が表示されるので画面右上の「Create API Key」を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1722772761002-QKZhEtjLO1.png?width=1200)
Key Typeで「Personal Access Token」を選択して、「Create API Key」を選択してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1722772865365-z1l7uMnU8a.png?width=1200)
APIキーが作成されるので、忘れずに保存しておきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722773056500-f89AHkRZmY.png?width=1200)
次にプロジェクトIDを取得します。メニュー画面から「Projects」を選択してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1722773109740-mc5j3DA7hy.png?width=1200)
今回はデフォルトのプロジェクトを使用します。Nameの「default」をメモして保存しましょう。
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ここまでで、LangSmithの準備は完了です。
DifyにLangSmithを設定しよう!
LangSmithの準備が完了したので、Difyで作業に移ります。
今回のDifyの環境は以下の通りです。
実行環境
Windows11(RAM 32GB)
WSL2 ubuntu
Dify v0.6.15(OSS)
cursor
LangSmithのAPIキーとプロジェクトIDを設定
Difyを起動して適当にチャットボットを作成しましょう。(作成されたことないからはこちらを参照ください。)
チャットボットを作成したら、画面左のメニューから「概要」を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1722773567406-Mhvmoixqir.png?width=1200)
「概要」の画面が表示されたら、画面右上の「Tracing app performance」から、LangSmithの「config」を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1722773627186-Obp2Q7qikD.png?width=1200)
「Config LangSmith」画面がポップアップされるので、LangSmithのAPIキーとプロジェクトIDを設定して「保存」しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722773761232-9J2GlM38P2.png?width=1200)
「Config LangSmith」画面のポップアップが閉じて「Tracing app performance」が「IN SERVICE」となっていれば設定完了です!
![](https://assets.st-note.com/img/1722773869263-nrtkZubljT.png?width=1200)
動作確認をしてみよう!
DifyにLangSmithの設定が完了したので動作確認をしてみます。
チャットボットに質問を投げかける
Difyで作ったチャットボットに質問文を投げかけてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722774112544-onCHSxXzex.png)
LangSmithで出力をチェックしてみる
LangSmithのプロジェクト画面から、「default」projectを選択してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1722774313868-bbjiq4Guxj.png?width=1200)
LangSmithとの接続が成功していると、実行結果(Run)が表示されていますので、実行結果を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1722774525017-C5QknzgWAS.png?width=1200)
実行結果を選択すると、Difyからの入力と出力の結果が表示されます。
これで動作確認は完了です。
![](https://assets.st-note.com/img/1722774675516-dbcj3VIYDF.png?width=1200)
おわりに
今回はDifyとLangSmithを連携し、簡単なケースでの動作確認を行いました。シンプルなチャットボットではあまり恩恵を感じませんが、複雑なチャットフローやAgentで利用すると強力な支援になりそうですね!
Difyをフル活用されている方は是非ともお試しください!