格安イヤホンでミリシタやってみた①
私はアイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ、通称ミリシタというスマホゲームの比較的熱心なユーザー(通称ミリP)である。
このゲームはコミュニケーションゲームと分類されてはいるが、実際はライブパートと呼ばれるリズムゲームをプレイするのが大半の要素となっている。リズムゲー、音ゲーに欠かせないものといえばイヤホン・ヘッドホン。
世の中には数十万もする高級なイヤホンもあれば、千円出してお釣りが来るような安価なものも存在する。高い方はさておき、その数百円単位のイヤホンといえば「音が悪い」というイメージをなんとなく持たれているのではないか。いや実際本当に悪いのだが、ではその低品質なイヤホンでミリシタを遊んでみたらどう聴こえるのか?を実際に購入して体験してみることにした。
イヤホンが欲しいけど高いのを買う金も興味もない、という人の参考になれば幸いである。
ダイソー マイク付きハイレゾ対応イヤホン
ネットで高評価が多いモデル。そうは言っても百均イヤホンだし…と思っていたが予想以上に優れたイヤホンだった。
音のバランスは良い。高音が少しシャリシャリするが特に不快感はないし、どういう楽器が使われているかきちんと聴き分けられる。一方重低音はそこまで強くないため、例えばドレスアップルームでベース音が他より強く聴こえる点などではそれほど違いを感じなかった。
ライブではノーツのタップ音もうるさくならない、ボーカルが程よく前面に出てくるためプレイしやすい。軽量なので長時間使用にも向いていると思われる。音質自体はそれなりに良いが、音はあまり広がらないのでライブ開始前のザワザワやスペアピシーンでの歓声、ライブ終了後の余韻(歓声が弱まっていく所など)などはちょっと弱い。
お仕事だとアイドルの声が前面に出てくる分バランスの悪いイヤホンだとうるさすぎたりキンキン声になりがちだが、不快に感じることも無く自然に聞き取れた。高品質なイヤホンだと聴こえるお仕事コミュの時にバックグラウンドの効果音(スタジオ収録前での設営の作業音、早朝ロケでの鳥の鳴き声など)はさすがにあまり聴こえないがそれほど重視するものでもないだろう。
注意したい点として、USB-DACやヘッドホンアンプなどを通す場合、高音が強くなりすぎてシャリシャリした音になってしまうというのがある。使うならスマホへの直差しがベストだろう。まあこのイヤホンをグレードアップさせるくらいならもっといいのを買うべきだろうが。
【総評】
細かく考察したり他のイヤホンと比較すると劣っている点はあるが、まともに使えるイヤホンが税込550円と考えたら嘘みたいな高コスパ。外出時にちょっとイベランしたい時のサブイヤホンなら十分だろう。
またダイソーはどこにでもあり入手しやすいというのもメリット。出先でイヤホンを忘れたり、メインのイヤホンが壊れたので買い替えたいが量販店に行く時間が無いとか通販で買ったのを待つまでとりあえずのつなぎで買うというのもありだろう。