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格安イヤホンでミリシタやってみた③

 格安イヤホンといえば得体の知れないメーカーのいわゆる中華イヤホン、なんて呼ばれる物が一般的だが国内大手のメーカーも安いイヤホンはちゃんと(?)販売している。このパナソニックRP-HJE150などがそれ。

価格はサイトやお店でバラつきがあるがだいたい税込で¥498〜651と非常にリーズナブル。またもうひとつすぐ気づくのが商品のパッケージ。以前はよくあるプラスチックのケースだったのだがリニューアルして紙製の簡易パッケージに変わった。これがもう本当にイヤホンが入ってるのかと疑うくらいに小さい。ミニマリストに見せたらこれだけで絶賛するんじゃないかというレベル(失礼)



ラウンドワンコラボ名物?クソデカコースターと比較するとその小ささが分かる……?
ご覧の通り普通にイヤホンが入っている。コスト削減だろうがこういうシンプルさは素直に好感が持てる。

 普通サイズと書いたがケーブルは細くドライバーユニットもかなり小さめ。このイヤホンは2008年販売開始(17年前!)で、当時はiPodやウォークマンなどのMP3プレーヤーが大人気。この頃はガラケーに音楽プレーヤーにPSPやDSなどの携帯ゲーム機と(人によっては更にパソコンデジカメも)、外出時に持ち歩く物が多かった時代。そんな時期のイヤホンだけに出来るだけ小さくして携帯性をアピールしていたのではないかと思われる。

 

馬力不足というとどうしても「烈風」が頭に浮かんでしまう

 音質に関しては良くも悪くもありふれたドンシャリ型(重低音重視)という感じで、歪んだ音があったり聞きづらくなったりはしないが、音そのものが全体的に小さい。格安イヤホンにありがちな遠くで鳴っているように聴こえる、いわゆる籠った音ではないが単純にパワー不足という感じで物足りなさが残る。
 ならばと手持ちのヘッドホンアンプを接続して試してみるとたしかに聴こえやすくはなるが一方で元々の弱点なのだろう、中低音がかなりスカスカな音になってしまいどこか不安な音色になってしまった。


特にこういうコミュのBGMのような楽器ではない打ち込みサウンドはスカスカ感が非常に強くなる。

【総評】
 なにしろ17年前、それも低価格帯モデルなだけに現在のゲームで使うには不満が目立つ。昔から使っていて聴き慣れているなんて理由でもない限りいまさらこれを使う必要はあまり無い。
 見た目のチープさは別にして本体は小さく、また(本当は良くないが)束ねやすいケーブルなだけに携帯性は高いが、昔と違って今はバッテリーとケーブルを持っていけば済むのでイヤホンの大きさがたいした利点になるとも思えない。Rakuten-MINIやJellyなどの超小型スマホであえて音楽を聴くなんて変態な使い方ならひょっとしたら向いているのかもしれないが……


 


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